茶色でベタ塗りしては、輸入住宅の美しさが半減します

茶色でベタ塗りしては、輸入住宅の美しさが半減します

シンプソン製玄関ドアの補修と塗装

こちらの写真は、シンプソン(Simpson)社製のダブルサイドライト付きの豪華な木製玄関ドアです。

塗装が酷くなってきたので、途中ご自身で濃いベージュ色の塗装を塗られたそうですが、それも剥がれ掛けてきて塗り直すことになりました。

雨による塗装の劣化もありますが、木自体も腐ってきているようでドアやサイドライトの下の方には数か所穴も開いていました。

そこから黒いアリなども室内へ侵入していたようで、状態はあまりよくない感じでした。そこで、穴の開いた木部をパテで埋めて、表面を紙ヤスリできれいに均してから、パラペイントの外部用セミグロスで塗装をしました。

8分ツヤの塗装は、雨や汚れを弾くばかりか、高級感も蘇らせてくれますから、汚れやすいツヤ消しや下品な感じの10分ツヤの塗料とは仕上がりが全然違います。

この写真はまだ塗りたてですから、色が落ち着いていませんが、1週間もするといい感じになってくると思います。お客様曰く、もう少し濃いえび茶色を選んだつもりだったとのことですが、実際に日の当たる大きな面に塗るのと、色見本で見るのとでは若干見え方が違ってきます。

曇りの日や雨の日だと、逆に濃い感じに見えてきますから、私としてはこの色は正解な気がします。こんなに美しい色彩や塗装の載りは、国産の塗料では出せないものだと思いますから、きっと馴染んできたらお客様も喜んで頂けると思います。

因みに、色を選んだ子供さんたちには、メッチャいいと好評を頂きました。そうそう、このパラペイントですが、私たちはパラの中でも最高品質のアクリル100%の塗料を使っています。

混ぜ物がしてある国産のアクリル塗料と違い、耐久性はウレタン塗装以上。また、塗装面にミクロの穴が明いていますから、木の呼吸を止めないばかりか、分子の大きな水は通さない(防水)という素晴らしい性質を持っているのも特徴です。

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