バネは、国産ガレージドアにも使われます

バネは、国産ガレージドアにも使われます

トーションスプリングが切れたパイプガレージシャッター

こちらは、とあるお客様から修理のご相談を頂いたガレージドア。

通常の輸入ドアのようなパネル・タイプではなく、細いパイプをすだれのように降して使う国産のパイプ・ガレージシャッターです。

今回の相談は、シャッターを引き上げるのに使うトーションスプリングと呼ばれる大きなバネが、断裂してしまったというものでした。

車を横並びに2台止められる幅の大きなガレージですから、それに使うトーションスプリングも2本必要となります。こういうトラブルの場合、2本のうち1本が切れた状態と思いますが、切れた1本だけを交換すればいいというものではありません。

切れていないもう1本も長い間酷使された状況ですから、金属疲労も切れたバネと同じように進んでいると考えるべきです。

金額を安くする為に1本だけを交換するという見積で提案してくる業者がいるかも知れませんが、それを有難がって依頼するような人は安物買いの銭失いです。

新しいバネと古いバネが混在すると、古いバネは伸びて弱っていますから、自ずと新しいバネへの負担が大きくなります。

古いバネは近いうちに断裂する可能性があるのは当然ですが、交換した新しいトーションスプリングも負担が大きかった分その寿命も短くなってしまいます。

交換するサイクルを長くしたいのであれば、2本あるスプリングを2本共一度に交換してこそ適切なガレージドアの修理と言えるのです。

ただ、トーションスプリングだけでなく、ドラムワイヤーや電動オープナーも定期的に交換・メンテナンスが必要ですから、点検でその時期が来ていると思われる場合は、同時に交換した方が費用を抑えることが出来るはずです。

急がば回れのことわざの如く、そこはプロと一緒に状況を確認しながら判断していくようにしたいものです。

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