ピーチツリーのサッシは、ガラス交換は難しい

ピーチツリーのサッシは、ガラス交換は難しい

ピーチツリー社製ダブルハング

恐らく2000年より前に設置された輸入のアルミクラッドサッシだと思われますが、ガラスに何某か不具合があるので交換したいというご相談でした。

こちらの木製サッシは、スチール製外部ドアで有名だったピーチツリー(Peachtree)社のダブルハング・サッシです。

同社のドアは、どこの輸入住宅の勝手口にも付いていましたが、サッシの方は珍しかったように思います。

今現在、ピーチツリーという会社は存在しませんから、アフターメンテナンスは金物部品を除いて不可能な状況になっています。

今回のペアガラスについても、建具(障子)からガラスが外せる構造であれば、交換可能ではありますが、頂いた写真を観察するとどうやら木枠又はアルミ枠を壊さないと、ガラスは取り出せないようでした。

こうした構造は、ガラスをガッチリ挟み込む点で強度や防犯性もいいように思いますから、マーヴィンやハードなどのアルミクラッドサッシで多く採用されています。ただ、ガラスが割れたり曇ったりした場合は、建具ごと交換しなければなりませんから、痛し痒しの処がありますよね。

今回は、その建具も手に入りませんから、この大きさに近い他社のサッシに交換する以外方法はありません。雨染みもあるようですから、雨漏り防止の観点からも新しいアルミクラッドサッシに付け替える方がいいかも知れませんね。

<関連記事>: ピーチツリーのシングルハング窓のロック破損 (2014年12月10日)

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