下から見ても分からない

下から見ても分からない

劣化したスレート瓦

先日、屋根材の塗装が剥げていると記事で紹介したコンクリート製スレート瓦です。

その屋根の北側に下がっている軒先の部分を撮影してみました。

一番端の鈑金材と塗装が剥げているのが分かりますが、その奥のスレート瓦が薄く緑がかっているのが見えますでしょうか。

そう、これは短い苔が薄っすら生えている状態です。地上からはこんな処は見えませんから、貴重な写真かも知れません。

スレート瓦には表面に細かなデコボコがある為、塗装が剥げてくるとデコボコした部分に水が溜まり、中身のコンクリートに水が染みます。冬場太陽光が直接当たらない北側の屋根で、しかも雨水が下に落ちてくる一番先の軒の部分となると、こうしたことが起こるのです。

剥がれかけた古い塗膜と共に、苔や藻の類もしっかり洗浄して取り除いた上で、下塗りのシーラー塗装や上塗りの防水塗装をすることが重要です。こうした写真を見ると、10年毎の屋根の塗り直しが如何に大切かということが分かりますね。

勿論、塗り替えの必要がない天然スレート(粘板岩)の屋根材や輸入のアスファルトシングル葺きであれば、メンテナンスの頻度は比較的少なくなると思います。

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