場合によっては、塞いだ方がいいかも・・・

場合によっては、塞いだ方がいいかも・・・

ペラウィンドウの通気穴

こちらは、アメリカのペラ(Pella)ウィンドウのダブルハング・サッシ。

通常の輸入サッシはペアガラスになっていますが、このサッシは建具(障子)にシングルガラスが挿入されていて、その内側に取り外しが可能なもう1枚のガラスが付いています。

いわゆる2重サッシという感じの構造をした、アルミクラッドの木製窓です。密閉構造ではないのですが、それらのガラスの間には空気層が設けられています。そして、そこに湿気が溜まらないようにする為か、建具の上下左右に小さな通気孔が2ヶ所ずつ開けられています。

普通であれば、これで湿気が籠ることもなく、結露も防げると考えるのでしょうが、実際にはその逆でした。

台風のような強い雨風の時には、この穴から雨水が室内側に侵入してきたり、屋外の湿気がここから入ってきたりしたのか、木部が徐々に劣化してきたのです。

勿論、外部のアルミカバーのつなぎ目などから雨が建具内に侵入して、中から木を腐らせてしまったということも劣化の要因だったと思います。

今回、劣化の進んだサッシの建具は全て交換して、然程でもないものはパラペイントのティンバーケアで防水塗装を施しました。そして、今後の雨水の侵入を防止する為に、通気遮断プラグというゴム製の部品を穴に入れるようにしたのです。

通気孔のプラスチックも劣化して変形していますから、プラグを入れるのには相当苦労しましたが、これで多少の問題解決にはつながるような気がします。ただ、これを入れることで他に何か新たな問題が発生するかも知れませんから、暫くの間は様子を見ることが大切です。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。

※ この「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。古い日付の記事は、内容や価格が更新されている場合がありますので、新しい記事を参照頂くか、金額をお問い合わせ下さい。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。

| カテゴリー: メンテナンス   タグ: , , , , , ,   この投稿のパーマリンク

コメントは受け付けていません。