これを交換するのは、結構大変なんです

これを交換するのは、結構大変なんです

アンダーセン・バランサー

日本で最もメジャーな輸入サッシの一つ、アンダーセン社の木製窓。

防水塗装を施していますが、200シリーズ「ナローライン ダブルハング」は屋外も木製です。

アルミが被覆されたアルミクラッド・サッシに比べて、耐久性が劣りそうな気もしますが、実際には然程違いは少なそうです。(これは、何もケアしなくてもどちらも大丈夫ということではありません。どちらもメンテナンスさえすれば長く使って頂けるという意味ですよ)

そんなAndersenのダブルハングですが、サッシの開閉を楽にするバランサー(カウンター・バランス)と呼ばれる部品は糸で建具(障子)を吊っている為、糸切れに備えて10年くらいで定期交換が必要となります。

そのバランサーの実物がこちらです。窓の左右に1つずつ装着しますから、これで窓2ヶ所分となります。また、窓の大きさ・重さでバランサーは異なってきますから、それぞれの窓に合った強度のバランサーが必要です。

でも、このバランサーの交換には、結構時間も掛かるし、技術も必要なんですよ。まずは、上下2本の建具を外さないといけないのですが、それをする為には窓のサイドに付いているプラスチックのジャム・ライナーを外すことをしなければいけません。

それを外すのが非常に厄介で、力もいるしプラスチックを割らないようにという心遣いも必要です。(ライナーはまた後で付け直しますからね)

そして、2つの建具を外した後に、窓の上枠も取らなければいけません。そうしてやっと、バランサーが目の前に出てくるのですが、これだけでは終わりません。強いバネで引っ張られた糸を建具に付ける作業が、これまた大変。

まあ、どんなに詳しく書いた処で、やってみなければ全然伝わらないと思いますが、やるにはそれ相当の準備と覚悟が必要です。もし機会があれば、皆さんも一度挑戦してみて下さいね。勿論、出来ないようなら、私たちが交換に伺いますよ(笑)

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<関連記事>: 糸が戻らなくなったバランサー (2016年12月8日)

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