コイル・バランサーの断裂

コイル・バランサーの断裂

バネが断裂したIMS社製窓

何年も前になくなってしまったIMS カナダ社。

この会社は、カナダの輸入サッシ・メーカーから技術と材料を導入して国内でOEM生産していたので、直輸入をしていない住宅メーカーは、よく採用していたかも知れません。

このIMS(アイ・エム・エス)カナダ社製シングルハング・サッシは、ご覧の通りコイル・バランサーが上下に断裂した状態になっています。丁度可動する建具のレールの溝に仕込まれているのがそのバランサーですが、普段は建具(障子)の陰になっていて見えません。

でも、こうしてコイル状になったバネが切れてしまうと、その存在が分かる状況となるので、窓が開閉出来なくなって初めてお客様は気付くこととなります。

このコイル・バランサーは、ヴァイスロイ(Viceroy)やプライジェム(Ply-Gem)などの輸入樹脂サッシ・メーカーが採用している一般的な上げ下げシステムなんです。

ですから、部品の特定さえ出来れば、修理も大丈夫とは思いますが、交換方法が意外と難しかったりしますので、お客様自身や修理したことのないリフォーム屋さんには荷が重すぎるかも知れません。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。

<関連記事>: 遠く沼津市へ調査に伺いました (2016年11月16日)
<関連記事>: 新兵器、登場! (2017年5月10日)
<関連記事>: Chouetteのシングルハング用バランサー (2017年6月19日)

※ この「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。

| カテゴリー: メンテナンス   タグ: ,   この投稿のパーマリンク

コメントは受け付けていません。