輸入の木製サッシは、ケアしよう!

輸入の木製サッシは、ケアしよう!

木部が腐ったマーヴィンの窓

屋外側がアルミで出来た木製輸入サッシのマーヴィン(Marvin)。

最近製造されたものではトラブルの相談を頂くことはありませんが、1990年代以前に施工された窓では室内側の木部が腐ってくるという不具合が数多くありました。

勿論、こうしたトラブルはマーヴィンに限ったことではなく、木製サッシ全般で起こったことですが、その原因は2つのことが考えられます。

1つ目は、サッシ自体の構造的な問題や防水処理の劣化です。構造的な問題とは、外装のアルミ板と木部とがピッタリ接している形状だった為に、サッシで内部結露が発生すると水分が接触面に滞留してしまうということでした。それは、建具と窓枠とが接する部分でも起こりました。

こうしたことは構造的な問題ですから、サッシ・メーカーの改善が必要ですが、木部に適切な防水塗料を塗ることである程度防止することも出来たと思います。でも、実際には内装用のニスのような塗装を施していただけで、木部に何ら防水塗装がなされていなかったことも問題だったと思います。

また、ガラスとアルミの境界線やアルミ・カバーのつなぎ目の防水処理が何等かの原因で劣化したり、切れたりして雨水がそこから侵入する問題もありました。

2つ目は、施工後のケアが不十分だったということです。アルミクラッドの木製サッシは、自然素材で出来ています。ですから、水分による腐敗が生じるということを常に意識していなければなりません。

にも拘わらず、多くの輸入住宅で梅雨や台風の時期でも常に窓を閉め切ったままにして、晴れ間にサッシを開けて乾燥させるというケアを怠ってきました。

また、サッシの防水処理が経年劣化で悪くなるということを考えなかった為に、こちらも放置された状態で10年近く分からなかったというご家庭が多いのです。

国産のアルミサッシにはない高級感や温かみ、湿気や温度を調節してくれる素晴らしい機能が木製輸入サッシにはありますが、ものには必ずデメリット(欠点)も存在します。

輸入サッシのメーカーは、クレームに対して真摯に改善を進めてきたところが生き残っていますから、構造的な部分では問題は少なくなると思われます。

ただ、その後のケアという部分では、未だにそれをお客様側に伝えていない住宅メーカーが存在します。(こうした注意記事を書く建築会社は、ほぼありませんしね) また、そうしたデメリットに対応した生活を心掛けるお客様が少ないというのも、現実としてあるでしょう。

高品質な輸入住宅を後世まで残していきたいというのであれば、アフターケアが出来るビルダーと付き合っていくことも大切ですが、お客様側でも家を注意深く見守っていくことが必要だと思います。これは、輸入・国産、どちらに限ったことではありません。

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