ハンドルの空回り

ハンドルの空回り

ハンドルの不具合

こちらは、アメリカ インシュレート(Insulate)社のケースメントサッシのハンドルです。

窓の開閉をする為のオペレーターのギアを回す為に使うクランクハンドルなんですが、これが結構空回りするようです。

オペレーター側の金属の頭が、六角形をしているんですが、ハンドル側の穴が樹脂で出来ているせいか、黒い樹脂が金属で削れてしまって、穴がバカになるのです。

確かにオペレーターに無理な力を掛けて開閉する人もいますから、それを避ける為に空回りするように作られているのかも知れませんが、一旦穴が広がってしまえばハンドルが使えなくなってしまう気がします。

インシュレート社の開き窓が採用するこの開閉金物は、Roto Systemと呼ばれる部品群なんですが、無理な力に対して意外と強くない感じがしています。(尚、このようなトラブルは、アンダーセン等のメジャーなサッシでも起こり得ることですから、無理に開閉しないでサッシの位置調整をするように心掛けて下さい)

樹脂サッシは、断熱性や経済性に優れていますが、温度変化によるPVC樹脂の膨張や収縮、風などによる枠等の変形といった欠点も持ち合わせています。そういった長所と短所をうまく飲み込んで使うには、お客様自身やサポートするビルダーによるメンテナンスが欠かせません。

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