冬でも窓を開けられますか?

冬でも窓を開けられますか?

木枠が腐ったウィルマーの輸入サッシ

窓メーカーを問わず、輸入のアルミクラッド・サッシについては木部の腐食に注意が必要です。

この写真は、ウィルマー(Willmar)社製アルミクラッド窓のケースメント・サッシですが、木製の窓の下枠が黒く腐ってきていました。一時的に防水用のビニール・テープを上から張ってしのいでいますが、抜本的な対策をしなければ、窓自体を交換しなければならなくなります。

こうした状況になった原因を、多くのお客様はサッシ自体の構造の問題と捉えていますが、生活の工夫で回避出来た可能性もあると私たちは考えています。実際、多くの場合、殆ど窓を開閉せずに長年放置していたという状況です。

台風のように強い雨風がサッシに打ち付ける場合には、建具(障子)と窓枠との間の隙間に雨が入り込んで、表面張力等で水分が付いたままの状況となります。そこが木製の部分だったりすると、腐朽菌によって木部の劣化が発生するのです。

木製サッシの建具や枠が腐ってくる前に、窓を出来るだけ開けて木部を乾燥させるようにして下さい。特に雨が降った次の日は、そうすると効果はてきめんだと思います。

冬場の寒い時や外に花粉が舞うような時期に、窓の換気なんて出来ないという方もいらっしゃるかも知れませんが、乾くまでの少しの間だけでもやってみて下さい。水分が多いようなら、雑巾で拭いてからやると乾燥時間を短く出来ますよ。

また、外壁の塗り替えをする際には、窓のアルミやガラスまわりに防水コーキングを施工し、木部には防水塗装をして下さい。いいものは、何もしなくても長持ちするなんてことはありません。いいものは、手入れをすることでその美しさや性能を長く維持出来るのです。

輸入住宅の修理やメンテナンスをお考えの方は、ご相談下さい。窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。

尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。

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