同じ輸入住宅でもこれだけ違う

同じ輸入住宅でもこれだけ違う

今回は、階段のデザイン及び部材の選定・施工についてお話しましょう。

輸入住宅にとって階段周りは大きな見せ場であると言っても過言ではありませんが、そのやり方はビルダーによって様々です。

ただ、基本的な納まりというものは決められていますから、それを守りながらアレンジを加えることが大切です。

北米の階段材メーカーは、推奨すべき納まり(納め方)を明示しているところもありますが、それ通りに施工するかどうかは、工事をする工務店の裁量に任せているというのが現状でしょう。

それは、階段が組み立てられた状態で北米から出荷されてくるのでなく、バラバラの部材を注文して、それを現場で組み上げるという手法が一般的なので、何をどう施工するかは工務店の判断に依るということなんですね。

ということで、他社で実際に施工された階段とホームメイドが施工した階段とでどう違うのかをお見せしたいと思います。

この写真の他社さんは、名古屋でも有名な輸入住宅ビルダーですが、こうしたミスを犯してしまうんです。

私たちは、北米で通常行われる施工方法を取っていますが、材料を間違えたり、費用を安くしようとしたりすると、このようにデザインや施工が変わってしまいます。

階段の美しさには、リズムと秩序が要求されます。より美しいデザイン、完成された美しさを目指すのであれば、それ相応の知識とセンス、そして少しの手間と費用が必要なんですね。

他社さんのこうした施工が絶対的にいけないということはありませんが、どちらが好きか、どちらが美しいかは、住み手の価値観だと思います。

ただ、ビルダーは常に勉強し、常にデザインを追究する姿勢を忘れてはいけませんね。手間を惜しんだら、負けですから。こうしたデザインの建築をご希望の方は、ご相談下さい。

<この階段を施工した作品>:大人のブリティッシュトラッド ~B邸~

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