お知らせ : ページ 367

色は、遠近感をも表現する

土曜にNHKを見ていたら、昔の白黒フィルムの記録映像にデジタルデータで色を載せて当時を再現するというプロジェクト番組をやっていた。

本当にその色だったかどうかは定かではないが、恐らくこんな色遣いであったろうという想定の下で色が付けられた8ミリ映画の映像は、数十年も前の大正・昭和初期の人や風景とは思えない親近感のある不思議な感じがした。そう、全てが生き生きとして見えるのです。

その際、番組で紹介されたゴッホの絵が1枚あった。この絵は、「麦の穂並み」というらしいが、ゴッホが知ってか知らずか、色で見事に遠近感を表現しているという。

そう、色には遠近感を感じさせる不思議な仕掛けがあるらしい。

一番近く感じるのは「赤」、そして「オレンジ」、次に「黄色」、それから「緑」、一番遠いのが「青」という具合に人は感じるというのである。

実際にこの絵をモノクロにしてみると、確かに遠近感は消えて、平面的な絵に見えてしまうから不思議でしょ。

色彩って、ほんと面白いですねぇ。家のインテリアにもこうした色彩の仕掛けを使えば、もっと面白いデザインに出来るかも知れません。

色のないモノトーンの服やシンプル・モダンのインテリアって、生活の楽しみを1つ減らしているのかも知れませんよ。さあ、パラペイントを使ったドライウォールで、住まいをもっとカラフルにしてみませんか?

こうした私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方は、ご相談下さい。

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外壁(外装)材の直貼りは、リスクが高い(2)

以前にも同様のリスクについて記事を書かせて頂いたが、窓の周囲の外壁にカルチャード・ブリック(人造レンガ・タイル)を張って仕上げた住宅のトラブルが発生した。

お客様からの連絡は、先日雨が降った際、窓の上の方から雨水が家の中に入ってきたというものだった。

うちの工務担当が伺ってみると、窓本体というよりもその周囲のブリック・タイルから雨水が侵入してきているようだという。

そこで、今回窓の周囲に回していた平板の白いモールディングを外し、アルミ・クラッドの輸入サッシをも一旦撤去してみた。

その状態が、この写真だ。木が腐食したり、食われたりしたところやたくさんの土が散乱しているのがお分かりか。

まずは、防水性のないコンクリート製のカルチャード・ブリックやその下地となっているモルタルを通して、少しずつ水分が窓周りに蓄えられたのではないかと考えられる。

その後、恐らくシロアリが湿潤で通気性のない環境を好んで住みつき、それを追う形で黒アリがシロアリを駆逐したのではないかと思う。何故なら、シロアリは蟻道を作る為に土を持ち込む。だが、現在の状況では、シロアリの姿は全く見えないのだ。

北側にある窓なので日当たりはあまりよくないが、それに追い打ちを掛けるように、スライス・ブリックの直貼りという不十分な施工が行われていたところが問題だと思う。

モルタル塗りやジョリパット仕上げといった塗り壁材でも同様だが、下地にサイディングを施工しないで構造に直接外装の材料を施工する仕上げ工法は、必ずその表面にひび割れを生じる。

そこから侵入した水は、中へ中へと入り込んでなかなか外には抜けなくなる。雨を完全にシャットアウトしようという考え方は、一旦水が侵入すると逆に働くというパラドックスを生んでしまう。

(日本の住宅メーカーは、あり得ない完全防水ばかりに気を取られて、万一侵入した時の対策を全く考えていないのだ。侵入することを前提に家づくりを考える、それが建築本来の在り方なのです)

常にジクジクした状態となる構造部分は、やがて劣化や腐食・腐敗を起し、最後には漏水や虫食いの被害に遭う。それは、内部で静かに進行するから、すぐには問題が分からない。

手を抜いた安上がりの仕事は、新築の際には分かりません。10年経った時、事の重大さが分かってきます。

あと、このような状況を防止する為には、シロアリの駆除剤を撒けばいいと考える方もいらっしゃるかと思いますが、いくら駆除剤を使っても、食べるものがなければそれをも食べてしまうのが、シロアリだということを忘れてはいけません。

施工と材料という根本の問題を解決してこそ、被害を最小限に出来るのです。勿論、予算等の都合もあるでしょうから、やれる範囲の最大限有効な手立てを考えることが重要です。ただ、付け焼刃の仕事は、お金を掛けるだけ無駄となります。

安くていい仕事をしますなんて言うビルダーを、これでもあなたは信用出来ますか?高くても技術が低い建築屋も多くいますが、ローコストには必ず訳があるのです。

復旧・改善する私たちの苦労や手間、そして皆さんの心労を考えたら、家づくりのパートナー選びが肝心だということが分かりますよね。

さて、私たちはどんな施工でこの問題を解決するのでしょうか。それは、またの記事をお待ち下さいね。

関連記事: 外壁(外装)材の直貼りは、リスクが高い (1)
関連記事: スライス・ブリック外壁の窓の漏水メンテナンス

このような外壁のトラブルでお困りの方は、お問い合わせ下さい。

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美しさには訳がある -輸入住宅の玄関まわり-

輸入住宅の顔と言えば、やっぱりステンドグラス入りの玄関ドアですよね。通常、私たち ホームメイドでは、2種類の材質のものを使います。

1つは、オーソドクスな無垢の木製ドア。ベイツガ(Hemlock)や米松(Douglas Fir)、オーク(Oak)をよく使いますが、風雨に曝される南側や庇(ひさし)が十分に取れない奥行きしかないような場所には不向きです。だって、自然のものは劣化が早いですからね。

そこで、私たちはもう1つの選択肢、ファイバーグラス製のドアを使います。写真のものがそれですが、白く塗ったり、木目を描いたりすると、美しいデザインの輸入住宅に仕上がります。また、中身には硬質ウレタンの断熱材が入れられているんですね。

ファイバーグラスは、風雨による劣化もありませんし、湿気による歪みも生じません。私たちは、自然素材に拘っていますが、それも時と場合によって変化しなければいけないと思います。長く愛する為には、デザインと寿命、手入れのし易さのバランスを上手に考えることが大切です。

こうした輸入ドアに入っている洗練されたステンドグラスは、単体では衝撃に非常に弱いものです。ですから、このステンドグラスを外側・内側の両方からサンドするように強化ガラスが仕込まれています。

つまり、3重ガラスとなっていますから、断熱性と防犯性のUPや掃除のし易さが期待出来るという訳です。

そして、輸入ドアの周囲には、飾りのモールディングを取り付けたいという方も多いのではないでしょうか。モールディングの基本は、頭飾りのドア・ヘッダー、その中央部に入れるキーストーン、ドア・ヘッダーを支える柱のピラスターで構成されます。

勿論、これは基本中の基本ですから、遊ぼうと思えばもっと多くのデザインや組み合わせの中から選ぶことも可能です。そういう素材が欧米では溢れています。

ただ、欧米には伝統的な納まりや決まり事というものも存在します。これを外して適当な仕事をしてしまうと、ただ派手なだけの田舎くさいデザインになってしまいます。まあ、日本の伝統的なものも同じですね。

どんなことでも、勉強は大切です。だから、どこの輸入住宅ビルダーでもデザイン出来るということはないですし、そこには本物のプロの経験やセンスが必要となる訳です。

こうしたデザインの建築をご希望の方は、ご相談下さい。

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木の温もり

小さな木のピースを組み合わせて作られる輸入の木製ドア。部分部分で使われる木が違いますから、木目の感じも微妙に違う。そうした本物の木を1つひとつ人間の手で組み上げたのが、この無垢の木のドア(ベイツガ製)。

北米でも1本100ドル以下の安物のハローコア・ドア(中の芯が空っぽのフラッシュ・ドア)は存在します。でも、そういったドアは長持ちしません。いや、長持ちしないのを分かって、彼らは使っているのです。

何故なら、こうしたドアはデザイン・寸法が何年経っても同じなんです。そして、それはどこのメーカーが作っても同じ。厳格な統一規格が存在するのです。

ですから、ドアが古ぼけたら、近くのホームセンターへ行って買ってくれば、いつでもすぐにドアの交換が出来るのです。そういう合理的なシステムが北米にはあるんですね。それはそれでひとつの考え方でしょう。私たちは、安く買って悪くなったら買い替えるファスト・ファッションのような考え方を否定はしません。

でも、北米の100年以上経った価値のある家では、こうした資材を使いません。そう、そこには本物だけが持っている長い歴史が必要だからです。

私たち ホームメイドで施工するものは、やはり本物でありたいと思います。自然な木肌の細かなざらつきや匂いが、そこに住む人の五感に訴えかけるのです。

安全(健康)、安心、デザイン、癒し、豊かさ、使い続ける喜び・・・。使えればいいというものではない、もっと他の何かが家には必要ではないでしょうか。

4月26日(土)・27日(日)に、このドアを施工した愛知県豊川市のレンガ積み輸入住宅 N邸を皆さんにご覧に入れます。家づくりをお考えの皆さんでご興味のある方は、お問い合わせ下さい。

<関連記事>: Hem Fir (ベイツガ)

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オープンハウス開催のお知らせ(愛知県豊川市)

お施主様のご厚意により、来る4月26日(土)・27日(日)にレンガ積み外壁の輸入住宅 N邸のオープンハウスを開催させて頂こうと考えております。

今までブログ等で現場の様子は、逐次ご案内してきましたが、カナダのレンガ職人たちが1つずつ積み上げたレンガの外壁や美しい色彩のパラペイントを塗った本場のドライウォールを実際にご覧頂けるチャンスは、他にありません。

ドアやフローリングだけでなく、赤毛のアンの故郷 カナダのプリンス・エドワード島から輸入したパイン材の階段や内装の枠材、輸入キッチンに至るまで、全て無垢の木を使って施工した自然素材のデザインも必見です。

また、キッチン・ダイニングは2階の天井まである高さ5mの吹き抜けとなっており、その解放感や天井からいくつも釣り下がった輸入の照明器具も見どころと言えるでしょう。

そして、ホームメイドの家づくりは、感じるものだけではありません。国内最高峰の断熱・省エネ性能を誇るダブルLOW-E トリプル・ガラスの輸入樹脂サッシや室内の全ての空間で快適な暮らしを実現する全館空調システムも装備しています。

ホームメイドが手掛ける本物とは何なのか、私たちが掛けた情熱とはどんなものなのか。お時間やご縁もある方は、是非ご覧下さいませ。

日時: 4月26日(土)・27日(日) 午前10時~午後5時
場所: 愛知県豊川市御油町の現場(地図)

案内チラシ: 愛知県豊川市 レンガ積み輸入住宅 N邸 Open House

尚、お越し頂ける場合は、事前にお問い合わせより日時をご案内下さい。日時が合わない場合は、ご都合次第ですが別の日程でもご案内致します。

この家の外壁レンガ積みをした際の記録ムービー:

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幾何学模様のステンド・グラス

愛知県豊川市で施工中のレンガの家、N邸。ここに取り付けた木製の玄関親子ドアをお見せします。

パラペイントの屋外対応の木部用塗料、「ティンバーケア エクステリア」を使って、ナチュラル・クリア色で仕上げてあります。この塗料は、毎年塗り直しが必要なオイル系の塗料と違って、新築時に2度塗りすれば、約5年は塗り直しが必要ないというすぐれもの。

木の材種は、美しい無垢のダグラスファー(米松)ですから、少し赤みを帯びたアメ色に年々変化してくると思います。

そして、このドアにはめ込まれたステンドグラスは、小さな四角がいくつも重なり合ったような幾何学模様のデザインが採用されています。

また、ドアは、このおうちの為にオーダーメイドで輸入しました。レンガ積みの外壁と幾何学模様のステンドグラスの組み合わせは、フランク・ロイド・ライトの建築に通じるものがありますね。

これからドア・ハンドルやポーチの照明器具が取り付けられますが、アイアン・テイストの重厚なデザインのものを準備しました。

完成すると、きっとレンガ建築の迫力を感じるはずです。こうしたデザインの建築をご希望の方は、ご相談下さい。

<関連記事>: どんなデザインのものも、調達OKですよ (2013年10月8日)

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仕上がった後は、更に美しいでしょ

ドライウォールの下地工事も終わり、パラペイントによる上塗りの塗装も完了した豊川市のレンガ積み輸入住宅 N邸。

昨日は、キッチン・ダイニングの大きな吹き抜けに照明器具を取り付けたという記事を書きましたが、今日は仕上がったドライウォールの壁をご覧頂きましょう。

インテリアの壁に開けた窓の角は、全てブルノーズという丸い仕上げにしてありますから、影がグラデーションのように柔らかく見えるでしょ。これこそ、塗装仕上げのドライウォールの真骨頂と言えるデザインです。

窓の向こうには、ニッケル色のメタリックなシーリングファン。ちょっと宇宙的でレトロな雰囲気を漂わせている絵になっていると思いませんか。

ゴージャスとか装飾的とかいうイメージが強い輸入住宅ですが、こういうシンプルで洗練されたデザインにも出来るんです。それは、お客様がどういう趣向を持っているか、そして私たちにどれだけ多くの引き出しがあるかで決まってきます。

こいうセンスのある小粋なデザインが出来るビルダーが、この日本にはどのくらいいるんでしょうねぇ。

因みに、ホームメイドには、専属のインテリア・コーディネーターという人はおりません。デザイン、施工、資材調達の全てのコントロールを私がやっているなんて、誰も信じないでしょうね。

こうした私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方は、ご相談下さい。

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これでも最新の照明デザインです

私たちの輸入住宅に使うのは、殆どが北米の輸入照明。国産のものは、ダウンライトなどの一部の照明器具に限られます。

今回豊川市のレンガ積み輸入住宅に取り付けたのは、この照明器具。なんか、アンティークなデザインでしょ。でも、これ、Kichler社の新製品なんですよ。

この照明器具は、キッチン・ダイニングの5mもある吹き抜けの天井から4つ下がってきています。

それにしても、LEDが主流のこの時代にあって、蛍光灯でもなく敢えて白熱電球を使うんですから凄いですね。それも、こんな特殊な形のガラスで、中にある複雑なフィラメントがそのデザインの一部になっているなんて・・・。

省エネ一辺倒の日本では、考えられない照明器具だと思いませんか。

でも、省エネが人間の生活に癒しを与えてくれる訳ではないですし、インテリアに美しさをもたらしてくれることもありません。勿論、エネルギーを湯水の如く使う生活は頂けませんが、家庭で使う電球くらいは許容してもいいんじゃないでしょうかねぇ。

それくらいの心の余裕は、この殺伐とした時代には必要かも知れません。

ただ、お客さんには、この電球の予備を今のうちに買っておいて頂くようにはお願いしました。だって、こんな美しい電球が、いつなくなってしまうか分からないですもんね。

こうしたデザインでの建築をご希望の方は、ご相談下さい。

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豪華さの秘訣は、廻り子にもあります

内装(インテリア)に施工する枠材について、いろいろお話ししていますが、今回は廻り子(Crown、クラウン)について書かせて頂きます。

窓やドアの飾り枠として用いるのが、ケーシング(Casing)。そして、フローリングと壁との境に用いるのが、幅木(Baseboard、巾木)というお話はご理解頂けましたでしょうか。廻り子というのは、天井と壁との境に用いる飾り枠のことを言うんですね。

最近、シンプル・モダンのおうちでは、この廻り子を付けないで納める施工も多く見受けられますね。それは、インテリアをシンプルに見せるという意図もありますが、廻り子を取り付ける手間を減らすというコスト・ダウンの目的の方が大きいのではないでしょうか。

実際、ここに廻り子を回さない施工だと、家が自重で下がってきたり、地震で家が動いたりすると、クラック(割れ)が入るリスクが大きくなるのです。

そういう割れが入っても、廻り子が回っていれば、見苦しい割れを隠してくれます。(構造的な損傷で割れが入った場合は問題ですが、この箇所では見た目だけの問題です)

また、廻り子によって、部屋の輪郭がはっきりとしてくるので、部屋全体のフレームもしっかりしてくるという効果も期待出来ます。ですから、納まりが悪い場合を除いて、廻り子は回すべきだと思います。

そして、写真のように曲線を駆使した廻り子を取り付ければ、その部屋の豪華さが一層増してくると言えるでしょう。この廻り子のデザインですが、北米のモールディング・メーカーには数えきれないくらいの種類が存在します。シンプルなものもちゃんとありますから、安心して下さい。

ですから、インテリアをシンプル・モダンにしたいという場合でも全然大丈夫なんです。

これらの枠材ですが、舶来品は木製の無垢材やMDFのもの、国産ならばプラスチックのものや塩ビ・シート張りのMDFなどが存在しますが、やっぱり無垢の木で出来たものがいいですよね。こうした私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方は、ご相談下さい。

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マイクロ・ジェット付きバスタブ

日本では、ジェット・バスとかジャグジー(ほんとは、会社名なんですが・・)と呼ばれるワールプール(Whirlpool)。日本人って、あのアワアワに弱いんですよねぇ。
(アメリカ人も好きな人は好きなんですが・・・)

さて、今回愛知県日進市の輸入住宅 M邸に入れたのは、縦に長いバスタブです。背もたれや頭を置く場所にエッジの利いたウェーブ・デザインが入っていて、何ともゴージャスですよね。

日本では超高級品というイメージがありますが、北米から直接輸入すると意外とお値打ちなんです。

今回のワールプールには、通常のエア・ジェットだけでなく、細かな泡が噴き出すマイクロ・ジェットという機能を追加しました。

何でもこれが、マッサージ効果があるというスグレモノらしく、お客さんからのたってのご希望でした。最近、毛穴まできれいにしてしまうというPRもあるようですが、これもそういう特殊な効果があるんでしょうかねぇ?

男の私は温まるだけでいいんですが、女性にとってはきっと魅力的な機能が必要なんでしょうね。デザインと機能、そして価格の三拍子を揃えるなら、やっぱり舶来のバスタブです。

こうしたデザインの資材や建築をご希望の方は、ご相談下さい。

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