お知らせ : ページ 337

今年の書初め

少し時間が経ってしまいましたが、会社のスタッフ全員で書初めをしました。

皆、それぞれ今年1年の想いを込めて書きました。

私の書初めは、「変化」です。

時代の変化は、早くてしかもダイナミックなものだと感じています。

私たちのような小さなビルダーでも、その波は必ず到達します。いや、もう到達していると思います。

そういうものに対して、真正面から立ち向かったのでは押し流されてしまうだけ。

だから、私たちもダイナミックに変化して、その波をうまく利用していかなければならないと思います。

今年1年、私たちの変化に注目していて下さい。

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放っておいたら、危なかったかも・・・

昨日、愛知県日進市の輸入住宅 H邸の天窓メンテナンスを実施しました。

1986年竣工ですから、29年も経った古いベルックス(Velux)社製のGGL手動タイプのトップライトを4ヵ所修理したのですが、ペアガラスの内部に雨水等が徐々に入り込んだらしく、ご覧のように真っ白な状態でした。これは、ガラスの表面が汚れていた訳ではないんですよ(笑)

ベルックスも20年前の天窓の部品の在庫はもう僅からしく、あと何年か経っていたら、新しいガラスもなくなっていたかも知れません。そういった意味で、お客さんはラッキーだったと言えるでしょう。

木製のフレームは、黒ずみこそありましたが、まだまだ使える状況でしたので、今回はペアガラスの交換と防水の強化、スムースな作動調整、窓の清掃を目的に作業を行いました。

それにしても、この作業は本当に細かな所まで取り外して行いますから、少々お金は掛かりますが費用以上のことはあると思います。

また、ガラスとガラスの間に入れてある金属スペーサーが、ひどく錆びついてきていましたから、このまま放置しておいたらスペーサーが脱落してガラスが外れてくるなんて恐れがありました。

万一そんなことになったら、雨漏りだけでなく、高い位置の天窓から重くて大きなガラスが落ちてくるなんてことになったかも知れませんから、この機会にメンテナンスを実施出来てよかったと思います。壁に付いた窓だけでなく、屋根のトップライトも注意してお使い下さい。だって、屋根は家で最も過酷な環境ですからね。

家や窓のメンテナンスでお困りの方は、お問い合わせ下さい。窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。

<関連記事>: トップライト、点検・メンテナンスのすすめ (2013年8月23日)

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鍵がロック出来ないと困ります

神奈川県にお住まいの方から、問い合わせを頂きました。

昔、大手のS不動産で建てた輸入住宅だそうですが、そのお宅で使われていたミルガード社製掃出しサッシ(スライディング・パティオ・ドア)のロックレバーが折れてしまったらしいのです。

当初、施工業者のS不動産に相談したらしいのですが、既にMilgard社の輸入サッシは取扱いをしていないので対応出来ないと断られたとのこと。そこで、いろいろNETで検索していた処、私たちの記事を見つけ、ロックレバーが手に入らないかご相談されてきたそうです。

私たちが、以前北米から取り寄せた際に、念の為在庫をしておいた部品と同じものかどうか確認しようとしたのですが、既に折れたものは処分してしまったらしく、取っ手のドア・ハンドルの写真しかメール出来ないとのことでした。

そこでお送り頂いた写真が、こちら。恐らくこのドア・ハンドルの形状からすれば、在庫のレバーが使えるのではないかと考え、寸法が分かるようにレバーの写真を撮って、お客様にメールした処、どうやら大丈夫そう。

それにしても、掃出しサッシ4ヵ所でこのレバーがなくなってしまっているということですから、さぞやセキュリティの心配をされていたことでしょうね。

本当に、私たちを見つけて頂いてよかったです。輸入住宅のメンテナンスでお困りの方は、お問い合わせ下さい。窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。

<関連記事>: 破損したドア・ロック用レバー (2014年7月21日)

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ブルース用の代替WAXが手に入るかも・・・?

20年近く前の輸入住宅ブームの際は、Bruce社の無垢オークのフローリングがどこの現場でも使われていました。

オークの床材と言えば、ブルースかロビンスが定番だったのです。それも、ツヤがないワックス仕上げのフローリングが最も好まれていたように思います。

ただ、このフローリングは、10年以上前に日本から姿を消し、ウレタン仕上げのフローリングのみが細々と販売されているといった状況です。

こうした状況ですので、ワックス仕上げのフローリングに塗るメンテナンス用のワックスも5年くらい前から手に入らなくなってしまいました。それは、本国のアメリカでもワックスの販売を止めてしまったからに他なりません。

でも、日本全国の輸入住宅の床に張られたブルースですから、それがないと困ってしまうという声が私共にも多く寄せられました。そこで私共も随分代替になるものを探していたのですが、ようやく代替WAXが手に入る目処が付きそうです。

まだ手元にある訳ではありませんので、詳細は届いてからのご報告とさせて頂きたいと思いますが、2月くらいにはこちらにご案内出来るかも知れません。それまでどうぞ期待してお待ち下さい。

家のメンテナンスでお困りの方は、お問い合わせ下さい。

<関連記事>: ブルース・フローリング用ワックス、入荷!(2015年2月26日)

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住宅メンテナンス不要論?

日本の住宅に占める空き家の割合が、過去最高の13.5%に上昇したらしい。その数は、2013年10月時点で820万戸になったとのこと。

そんな家余り状態の中でも、新築の着工棟数は100万戸程度。ただ、昨今の消費増税や景気の低迷、所得の伸び悩みを受けて、今後は60万戸程度まで落ち込むだろうと言われているが、空き家が増える現状からすれば、それでも多いという気がする。

大手の住宅デベロッパーや住宅メーカーが、新しい分譲住宅や分譲マンションを大量に提供し、それを消費者が購入するという図式だが、古い住宅・マンションは全くと言っていい程売れていない。

日本の住宅の寿命は、26年前後と言われているが、それは長くメンテナンスして使い続けられる程の品質やデザインを住宅メーカーが提供してこなかったという側面があるからだろう。

また、低い品質や10年でトレンドが変わる場当たり的なデザインは、今新築される住宅でも変わっていない。これでは、古い住宅が売れずに放置されて、廃屋化していく現状は、将来も全く変わらないと言わざるを得ない。

いわば、日本の住宅は、一世代限りでゴミと化す消費財であり、メンテナンスして何世代も住み続けていこうと思えるだけのポテンシャルを持っていない。ネガティブな意見で申し訳ないが、1000万円もしない金額で家が建つなんていう日本の住宅には、実質メンテナンスする価値がないかも知れないのだ。

でも、新築で手持ちの所得を費やし、30年後にはその住宅が空き家になり、最後には廃棄されるというシステムを続けていけば、日本の資産はどんどん目減りしてしまい、そのうち国の借金である国債の総額をも下回ってくるだろう。そうなれば、近い将来日本経済が破綻することにもなりかねない。

私たちは、普遍的な美しいデザインと、より耐久性のある高品質な自然素材で家づくりをすべきではないだろうか。そういう価値あるものを後世に残していきたいと、次の世代の人たちにも思って頂けるような住宅こそが、生き残っていくはずである。

その為に、レンガ積みの外壁や美しいドライウォールの内装を私たちは提案・啓蒙していかなければならないし、財産となる本物の輸入住宅を長くメンテナンスしていくようなビルダーとならねばならないと感じています。

消費者であるお客様の意識、施工者であるビルダーの意識、その両方が変わらなければいけない時期がやってきています。でなければ、空き家率が30%という20年後は乗り越えられません。価値のない住宅が淘汰・解体される時代は、そこまで来ています。

欧米のように美しい古い街並みが維持される日本を作りましょう!こうした私たちの考えや建築に共感され、輸入住宅の新築・メンテナンスをご計画の方は、ご相談下さい。

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ミルガード社シングルハング・サッシ用の古いバランサー

今回もMilgard社製サッシのバランサー調達について、愛知県半田市のお客様からご相談を頂きました。

状態からすると、やはり10年程度は使い込まれたバランサーのようですが、写真上側のものは糸が張られていませんね。写真下側は、正常なもののようですが、もしこの2つが窓の左右に付いていたもので、その片方の糸が切れてしまったというトラブルだとしたら、バランサーの両方を交換しなければなりません。

輸入サッシのバランサーの寿命は、使用状況によって変化しますが、部品個体の耐久性は然程変わるものではありません。つまり、一見正常なバランサーですが、同じように経年劣化を起しているはずですから、何れ近い時期に糸切れを起す可能性が高いと言えます。

(糸に接続しているバネも伸びてきていますから、古いバランサーと新しいバランサーとが窓の左右に付いていると、建具の上げ下げのバランスがうまく取れないという問題も生じます)

こういう場合は、もったいないかも知れませんが、サッシの左右に付いているバランサーを2つ共交換するようにして下さい。

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Schlage社製玄関ハンドル部品

古い玄関ドア・ハンドルを交換して欲しいというご依頼を頂きました。輸入ドアノブのメーカーは、Schlage(シュラーゲ)。輸入住宅ブームの時にはよく使われた製品ですが、日本の代理店も撤退しまい現在取扱いしているところはありません。

私たちは、このハンドルの取付け寸法を綿密に確認し、別のドアノブ・メーカーのものに付け替えました。でも、こうしたことがいつも可能とは限りません。今回は、何とか奇跡的に交換出来ましたが、取付け穴がいい加減に彫られていたり、穴の位置が少しずれていたりしたら、他のメーカーの新しいものが付かないかも知れません。

(輸入住宅ブームの時に、半端な施工をした住宅メーカーはたくさんいましたから、最悪、ドア本体の交換が必要という場合もあり得ます。)

また、ドア・ハンドル自体に問題がなくても、ラッチが壊れてしまうなんてこともあるでしょうが、このラッチを他のメーカーのものと交換することは不可能です。それは、ハンドルやロック・シリンダーから延びるロッドの形状が他社の部品と違う為、ラッチに明いた穴に違うメーカーのロッドが差さらないからです。

こういう場合、古いラッチと同じ形状のものを輸入するか、今回のようにドア・ハンドル等を全く違うメーカーのものに交換してしまうかの選択になりますが、その判断は取付け穴やドア・ハンドルの状態、輸入した場合の納期や金額をみてご検討頂くことになると思います。

何れにしても、ドアノブやロック部品は消耗品です。10~20年で新しい部品に交換することが必要ですから、防犯上の観点からも壊れる前に早めに手配をするよう心掛けましょう。それが、長く輸入住宅を愛する秘訣です。

輸入住宅のメンテナンスでお困りの方は、お問い合わせ下さい。私たちなら、北米のメーカーに問い合わせて、輸入することが可能です。窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。

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クランク・ハンドルが抜けてくる

北米の輸入サッシ、ハード(Hurd)社製オーニング窓(窓の下側が開く窓)に不具合があるとの相談を頂いたと2014年12月21日の記事に書きましたが、昨日実際の状況を確認してきました。

開閉自体に問題はないようなんですが、閉じる方向にハンドルを回すと、ハンドル自体がギアから抜けてくるという状況でした。つまり、ギアに絡んでいるうちは、窓が閉まるように動くのですが、途中でハンドルが抜けてくると、その動作が止まってしまい完全には閉まらなくなるのです。

ハンドルの位置が、窓の一定の場所に固定されていれば問題はないのですが、その固定が甘くなったことが原因です。

窓メーカーによって、使っている部品も違いますし、窓の種類や劣化状態によっても破損や不具合が起る箇所も違います。電話でお話しするよりも、実際に現状を確認することが、問題解決には一番いいことを再認識した案件ですが、出張費が掛かる遠方のお客様にはそのご負担をお願いしなければならない点が心苦しい限りです。

そうは言っても、近くに専門知識を持っているビルダーがいない状況でしたら、私たちにメンテナンスをご相談下さい。輸入住宅の窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。

<関連記事>: オペレーション・ギア部品の不具合? (2014年12月21日)

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塞がれた外部通気層

こちらも昨日書かせて頂いた記事の続きです。

雨漏りは、屋根から入ったのか、サッシや外壁から入ったのか、はたまた屋根から入って壁の中を伝って室内に入り込んだのか、最終的にその侵入経路が特定出来なかった為にあらゆる穴という穴を塞ぐという対症療法がなされたようです。

でも、原因を特定してそこを叩くということをしなければ、不必要な部分にも余分な施工をしてしまい、結果別の不具合を起こしてしまうという悪循環を誘発するリスクが生じます。

写真は、外壁を下から見上げた状態を写したものですが、本来矢印のあたりには外部通気層というスペースが明いているのが普通です。(一般には、鈑金の水切り材で通気穴が隠されていますが・・・)

それは、構造壁とサイディング等の外装(外壁)材パネルとの間を少し離すように施工して、外装材に当たった太陽の熱が構造体に伝わらないようにするという役目と、その熱を利用して通気層内の空気を対流させて、その空気の動きで構造体の外側を乾燥させるという役目を果たします。

こうした外部通気層が空気の対流を起こす為には、空気の入り口と出口が必要となります。出口は、屋根の一番高い部分の棟に棟換気材を設置します。入り口は、屋根の軒下換気口と外装材の一番下になる部分に設けます。

屋根の軒下から空気が流入することで、外壁内の空気を引っ張り上げる効果をもたらしますし、それによってフレッシュな空気が基礎の直上部分から吸い上げられるという訳です。

でも、写真のように塗り壁材のモルタルでその入り口を塞いでしまうと通気層に乾いた空気を供給出来ないばかりか、万一雨水が外壁内に入り込むような場合に、その水分が乾くこともなく内部で滞留してしまう恐れも出てきます。

そう、この部分は、雨水の出口にこそなりますが、入り口にはなり得ない部分なのですから、余分な仕事で不必要な施工をする必要はないのです。

建築には理屈がありますし、自然の摂理をあらゆる部分で利用しながら家が造られているのですから、その調和を自ら壊してしまう施工をしてはいけないのです。人間のやることですから間違いやトラブルが発生することは、仕方ありません。でも、それを補修する際にはむやみに無駄な作業をしないで、深く考えた上で適切な施工を心掛けるようにして下さい。

トラブルが発生したからといって、アタフタしてはいけませんよ。問題は、意外と単純なことが多いのです。こうした私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方は、ご相談下さい。

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S瓦に防水コーキング?

よくスペイン瓦とも称されるS瓦(モニエル瓦の一種)。スペインのような南欧で見られる屋根材なので、家を南フランスや地中海風のデザインにしたいという方に好まれているようです。

このおうちもフレンチ・カントリーをイメージした可愛らしい外観をしていますが、屋根からの雨漏りの疑いがあった為に写真のような防水コーキングが施工されています。

勿論、通常はこのような施工は行われません。それは、外壁に一番近い左側の一列だけにコーキングが打たれていることからもお分かり頂けると思います。

確かに隙間があれば、そこから雨が侵入するのではないかという心理は分かりますが、それなら全ての瓦にそうした施工がされるべきですし、どこの家でもそうしないと雨漏りするということになるはずです。

瓦などの屋根材というものは、一定の傾斜が付けられていれば、雨が逆流して中に侵入するということはまずありません。また、屋根材は屋根部分をカバーするのが一番の目的で、防水自体は屋根材の下に敷かれたアスファルト・ルーフィングと呼ばれる防水シートが、その役目を果たすのです。

つまり、屋根材の中に雨は侵入するものだという意識が必要ですから、その下の防水シートを如何にちゃんと施工するかが重要なポイントとなる訳です。

この場合は、外壁と屋根との取り合い部分の雨漏りを気にしたということでしょうから、外壁に張った防水紙と屋根に張った防水シートとの重ねを十分に取っていれば、コーキングを打つ必要はないはずです。

逆に、コーキングを打つことで、中に入った雨水が外に出てこなくなることの方が問題となるかも知れません。防水というものは、最前線で絶対止まる、絶対入らないという考え方は最も危険です。万一雨が入った場合でも、次の対処で外へと排出できるという施工をすべきでしょう。

家というものは、自然の摂理に沿って建材を使用し施工を考えなければなりませんから、その機能や性能を十分理解して問題に対処することがビルダーには求められています。

こうした私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方は、ご相談下さい。

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