お知らせ : ページ 202

敷居にドアが擦る前に交換ですよ

擦り減った玄関ドアの蝶番

輸入の木製玄関ドアを支えている蝶番(ドア・ヒンジ)です。

厚みのある金属で出来ていますから、相当頑丈に出来ていますが、20年も開け閉めしているとどうしたって摩耗します。

この蝶番は、ドア枠側に付いている金属プレートが5mmほど減ってしまい、ドアがその分下がった状態になっています。

こうなると、ドアラッチやデッドロック・バーも受け側のストライクプレートの穴に入らなくなり、鍵の開け閉めが難しくなるばかりか、ドア下も敷居に当たってしまいます。

こんな状態で玄関ドアを放置すれば、ドア金物全般が破損してしまうだけでなく、ドア自体も不具合を起こすこととなります。

年末の大掃除の際は、お世話になった玄関ドアもしっかりとメンテナンスをして下さい。常にいい状態で使い続けることこそ、家が長持ちする秘訣です。

重い玄関ドアのドア・ヒンジの交換は、自力ではちょっと難しいかも知れませんから、輸入住宅に精通した人へお願いして下さいね。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

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何とか交換出来ました

取り外したオーニング用オペレーター

以前物理的に交換が出来ない形で樹脂サッシに取り付けられたオーニング・サッシ用オペレーターの記事を書きましたが、昨日それを交換してきました。

写真は、取り外したオペレーターですが、機械部分の金属がボロボロに錆びて近いうちに破損しそうな状態にまでなっているのが分かります。

これは、湿気や水分の多い浴室に取り付けられていた為で、日頃から使用後の乾燥を心掛けていなかったことから、錆の腐食が進んだものと思われます。

このオペレーターは、樹脂サッシのフレームにガッチリはまり込んでいて、外せるような仕様になっていませんでした。でも、外さないことには新しいものが付きませんから、取付け穴を広げてオペレーターを取り外すしかありません。

ただ、単純に取り外せるだけの開口でフレームをカットしてしまうと、今度は取り付けた後に穴が明いたまま元に戻せなくなります。そこで苦肉の策ではありますが、樹脂を熱して柔らかくなった処でオペレーターを動かして外すという方法で挑戦しました。

お客様には樹脂のフレームが傷付いたり、曲がってしまったりすることを了解頂き、出来るだけ丁寧に時間を掛けてゆっくり外していきました。

交換後のオーニング用オペレーター

そして、取り換えたオペレーターが、こちらの写真。

サッシ・フレームは、どうしても変形してしまいましたが、何とかこの程度で納めることが出来ました。

非常に面倒で大変な割には、あまり美しく納まらなくて施工者としては納得出来るものではありませんが、これ以上の仕事が難しかったというのが実情です。

それにしても、インシュレート(Insulate)というサッシ・メーカーはどうしてこんな納まりの悪い取付け方をするんでしょうねぇ。

<関連記事>: こんなのうまく交換出来るかなぁ~? (2018年11月14日)

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ケースメントのオペレーター交換

ローウェンのケースメントサッシ

最近、オペレーターの交換をして欲しいという相談が増えています。

写真は、オペレーターを覆っている木製下枠のカバーを外して、オペレーターを露出させた処です。

右が本来の状態のオペレーター。左が回転軸が抜け落ちて、ポッカリ穴が明いた状態のオペレーター。

軸が回るとその根元のギアが回転して、オペレーター・アームが動いていくという仕組みがよく分かりますよね。このサッシは、カナダのローウェン(Loewen)社のケースメントですが、ギアの周囲にゴミやホコリが付着していますし、金物のウィンドウ・ヒンジも錆びているのが分かります。

回転軸が折れて窓が開閉出来なくなった原因は、多くがこのホコリなどによってギアがスムースに回らなくなったことと考えられます。また、建具(障子)の建て起こし(水平・垂直)が正常の状態でない為に、建具が傾いてうまく窓枠に収まらなくなることもよくあります。

そうなると、多くの皆さんは無理にハンドルを回して、窓を開け閉めしようとしますから、クランクハンドルに接続した回転軸が折れてしまうという訳です。

こういうトラブルは、ローウェンだけでなく、マーヴィン(Marvin)やペラ(Pella)、アンダーセン(Andersen)、ハード(Hurd)といった全ての輸入サッシでも起こります。

年末の大掃除をやっていらっしゃると思いますが、輸入サッシのこういう部分も掃除や錆取りをしてやって下さいね。そうすれば、100年だって輸入サッシはお使い頂けるようになるのですから・・・。

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新しいレバーは折れにくい

掃出しサッシの折れたロックレバー

ミルガード(Milgard)社製の掃出しサッシのロックは、2つの鍵爪でガッチリ鍵を掛けるダブルラッチを採用しています。

ですから、内側のロックレバーで鍵を解除しない限り、外側からは絶対にロックを外せないセキュリティの高い鍵が付いています。

ロックセットも丈夫なものになっていますから、ロック本体が壊れることもあまりありません。

ただ、1つだけ弱点があります。それが、このロックレバー。古いタイプのレバーは鋳物で出来ていて、これが結構折れるのです。

普通に使っていればそれ程折れることはないのですが、鍵の掛かりが悪かったりして強い力でレバーを下げたりすると、このように折れてしまいます。

輸入のサッシは、力を入れなくても操作が出来るのです。もし窓の開閉やロックする際に力を入れなければいけないという状態であれば、それは何らかの修理や調整が必要というサインなのですが、それを無視して無理に操作すると破損の原因になるのです。

ただ、こうしたトラブルを避ける為に、メーカーでは新しいロックレバーの厚みを少し厚くして作るようになりました。

ですから、古いレバーのように折れる危険性は少なくなったのですが、レバーが壊れなくても無理な力が加われば、他の部品が壊れる可能性が生じるものです。

輸入住宅の調子がおかしいと感じたら、そのまま使わず出来るだけ専門家である私たちに相談して欲しいと思います。

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玄関ドアの防犯カバー

ロックセット用防犯カバー

年末になると泥棒や空き巣が多くなってきます。

何故なのかは分かりませんが、年末年始は誰でもお金が必要なんでしょうね。

私たち ホームメイドでは、輸入住宅のセキュリティを高める為にいろいろな防犯商品を紹介していますが、今回はこの防犯カバー。

鍵を掛ける為のロックセットの金物を破壊する為に掛かる時間を少しでも長引かせるという効果を狙った金属カバーです。

手荒なまねをすれば、どんな玄関ドアをも壊して侵入する昨今の空き巣ですが、デッドボルトのラッチバーを隠すガードプレートやディンプルキー・シリンダーでほぼ全ての侵入を防げるように思います。

ただ、それでも不安という方の為に、ドアに内蔵されたロックケースそのものを金属で覆ってしまおうという商品です。犯罪が多いアメリカですから、こんな商品もあるんですね。

勿論、私たちはこうした商品も調達可能ですよ。では、年の瀬が迫ってきた状況ですが、どうぞ皆さんもおうちの防犯対策を見直してみて下さいね。

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雨漏れした輸入の掃出しサッシ

サミットの掃出しサッシの劣化

愛知県愛知郡の輸入住宅にお客様の掃出しサッシです。

南側に面していた為か、強い雨風に曝され劣化の進行が早く進んだ感じのようです。

元々サミット(Summit)というメーカーのサッシは、雨仕舞が弱く雨漏れや結露といった不具合が起こりやすいといった特徴がありました。

そんなサッシですから、台風の強い雨が当たりやすい南や東側の場所にある窓は定期的な防水メンテナンスを怠るとどんどんダメになってしまいます。恐らく建具ドアのアルミ枠のつなぎ目やペアガラスとアルミ枠の接点といった部分から、雨や湿気が侵入したと思います。

そうした水分によって、アルミでカバーされていた木部が徐々に腐ってしまい、中からボロボロになったという状況でしょう。

輸入のペアガラスは強化ガラスで出来ていますから、相当の重量があります。その重さに腐った木枠が耐えられず、ガラスが下に下がってきて屋外側のアルミ枠を外へ押し出した格好です。

こうなってしまったら、一旦FIX側のドアを外して木枠を新しいものに交換した上で、アルミ枠を元に戻すという方法か、サッシ自体を新しいものと入れ替えるかしか方法はありません。ただ、サミットというサッシは、構造的に雨や結露に弱いという欠点がありますから、出来ればサッシ全体を交換した方がいいように思います。

恐らく今回は予算がないということで、木枠部分を交換補修することとなりますが、将来的には根本的な交換修理が必要となるはずです。何れにしても、このまま放置すれば、ペアガラスがサッシから脱落することは時間のもんだいですね。

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網戸の取っ手も交換しよう

ローウェンの掃出しサッシの網戸ロック

網戸のスクリーンを交換することは多いと思いますが、皆さん取っ手(把手)はどうしていますか。

写真は、ローウェン社製の掃出しサッシ(スライディング・パティオドア)の網戸に取り付けられたロック機能付きの取っ手です。

部材は、丈夫な固い樹脂で出来ていますから長持ちではありますが、20年もすると太陽の紫外線や風雨によって劣化してきます。写真の取っ手も、取付けビスの処に割れが入っているのが分かります。

防犯性という点では、網戸のロックは然程の意味はないかも知れませんが、ドアを開けっ放しにして空気を入れ替えるような時には、鍵が掛かるだけで少し安心ですよね。

グラスファイバー製の輸入スクリーンを交換する際は、こうした取っ手や開閉のローラー(滑車)、網押さえのゴムも点検したいものです。

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これがないと固定出来ない

シングルハングサッシ用のチルトラッチ

キャラドン(Caradon、CWD)の輸入シングルハング・サッシに使われていたチルトラッチが劣化したので、交換したいという相談を頂きました。

チルトラッチというのは、可動する下窓建具(ボトムサッシュ)を窓枠レールに固定しておく為の部品で、爪の部分を動かすと下窓が室内側に外れて倒れ込むという仕組みです。

下窓が倒れ込むとガラスの外側の掃除がしやすいということもありますが、窓のメンテナンスの為に下窓を外す際にこうする必要があるからなんです。

チルトラッチは、通常プラスチックで出来ていますから、紫外線などによって樹脂がボロボロになってくるので、15年くらいしたら交換した方がいいかも知れません。もし劣化して爪が外れるようなことになると、下窓が勝手に倒れ込んできてしまいますからね。

ただ、このパーツもメーカーによっていろいろ種類があるのです。ご自身の窓に合ったチルトラッチを探すには、やはり私たちのような輸入資材の専門家に相談頂くことをお勧めします。

でないと、間違った部材を調達して、再度手配をしなければいけなくなるかも知れませんから。

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このヒンジが高いんです

ローウェン社製フレンチドア用蝶番

先日、岐阜県大垣市の輸入住宅で交換してきた古いヒンジ(蝶番)。

ローウェン(Loewen)のフレンチドアには3セット付いているのですが、そのうちの1セットがご覧のように壊れていました。

ローウェンのヒンジは、ドアの高さや左右の位置を調整する機能が付いた高性能な部品となっていますが、こうなってしまうとこの調整機能がうまく使えなくなります。

ですから、重いドアがどんどんロックラッチ側へ寄っていってしまい、ドアとドア枠とがぶつかって開閉が出来ない状態となっていました。ですから、ここ何年もこのドアを開けていなかったそうです。

今回、これらに代わる新しい調整蝶番を手配して、古いものと交換すると共にドアの建て起こしも調整してきました。それにしてもローウェンのフレンチドアは重いですねぇ。

一人で調整作業をしようとしましたが、途中でお客様にお手伝いを頂きました。強化ガラスのペアということで、これだけ重いとヒンジに掛かる負担も相当大きなものでしょうね。

ですから、長年の使用でヒンジが破損するのも無理はありません。新しいヒンジは少しサイズも変わり、改良されたものとなっているように思いますから、また長くお使い頂けるものと思います。

<関連記事>: ローウェンのドアヒンジは、高いんですよ (2018年11月13日)

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アンティーク好きの為の水栓金具

Delta Windemere

一昔前の輸入住宅では、ゴールドの水栓金具が好まれていました。

今でも輸入住宅好きのお客様では、金色のご注文が多いのですが、北米ではゴールドはクラシックなイメージで製品の数も限られています。

日本の国産水栓ではシルバー色のクロームが一般的ですが、当たり障りがないという点で面白みに欠けているかも知れません。

そこで私たちが新しく見つけた輸入水栓が、こちら。アンティークな濃いブロンズ色をしていて、ところどころ銅色の部分がアクセントとして入っています。

勿論、この製品は新品の水栓金具ですから、耐久性は充分です。こちらは、デルタ(Delta)製のものですが、いろいろなメーカーでも出していますから、様々なデザインから選ぶことも可能です。

白いキッチンや洗面に手の込んだアンティーク・ブロンズの水栓金具。きっと、シンプル・モダン系のおうちにもピッタリではないでしょうか。

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