お知らせ : ページ 231

破損したスタンレーのガレージ・オープナー

破損したスタンレーのガレージオープナー

既に本体カバーが取り外され、電子基板が露出した状態となっているガレージドアの電動オープナー。

スタンレー(Stanley)社の古いオープナーですが、どのくらいの年数使われているのかは定かではありません。

中古物件に設置されているようで、ちゃんと動かせるようにしないと販売することが出来ないという判断から、修理を相談されました。

ただ、単純にオープナーを交換すれば直ってしまうものかと言えば、そうではありません。ドライブ・チェーンも伸びて弛んでいる感じですから、ドアの重量が相当オープナーへの負担となっていたことが伺えます。

ガレージ・オープナーの破損は、無理なドアの開閉によって起こります。そういう場合、ドアの開閉を支えるトーションスプリングのバネが、弱ってきていてうまくドアを持ち上げられなくなっている可能性が否定出来ません。

また、ドアの左右のバランスが崩れていたり、左右のドラムワイヤーが片方だけ伸びてしまっていたりすれば、ドアの開閉は重くなります。一つの不具合の発生は、それに関連する部分の不具合によって引き起こされているかも知れないということを忘れてはいけません。

交換の依頼をされただけだから、それをちゃんとやれば後は知らないという仕事の仕方は、プロとは言えません。知識と経験によって深読み出来るのが、本物ではないでしょうか。

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最近は、これを付けなくなりました

玄関ドアのボトム・ウェザーストリップ

玄関ドアは常に人が出入りする処ですし、すきま風が入りやすい点では気密性を上げたい場所でもあります。

そういった観点から、輸入ドアの四方のドア枠にはウェザーストリップと呼ばれる気密パッキンが装着されているのです。

そして、雨が吹き込みやすいドア下の隙間に対処する為に、輸入住宅ブームの際に建てられたおうちにはボトム・ウェザーストリップと呼ばれる雨返し材(防風材)が取り付けられるのが普通でした。

ただ、この材料には長めのフィンがいくつも付いていて、これがボトム・シル(敷居材)に当たってドアの開閉に支障をきたすという問題がありました。

そうした状況から、今ではこのボトム・ウェザーストリップ自体をドアには取り付けしないで、ボトム・シルに付けられたウェザーストリップだけで防水・防風・気密の性能を確保しようという方向になっています。

ただ、ドアの建て付け施工が悪かったり、長い間の使用でドアの位置が正常な状況でなくなったりしてしまうと、これらの性能が発揮されないことにもなってしまいます。

当然、ウェザーストリップは緩衝材の目的もあり、ウレタン樹脂が採用されていますので、そのうち縮んだり小さくなったりしてきます。ですから、10年程度で新しいものに交換する必要もありますよ。

今でもボトム・ウェザーストリップは供給可能ですが、そういった状況ですから、メンテナンスの際にはこちらは交換しない方向でいった方がいいかも知れません。

<関連記事>: 玄関ドアのウェザーストリップの交換 (2017年4月27日)

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玄関ドア周囲の飾り材施工

玄関ドア周囲の飾り材施工

昨日、岐阜県海津市の輸入住宅で玄関ドアの交換工事を行ったとの記事を書きましたが、今日はそれを更に美しく、そしてきれいに納める仕事をしてきました。

それが、一昨日当社の倉庫で仕上げ塗装を行った輸入玄関ドア用の飾り材を取り付けるという工事です。

ドアの開口部を広げた為、レンガ・タイルをカットした木口(こぐち)が露出して納まりが悪かったので、それを上からカバーするのが目的ですが、こうすることで外装の防水性を確保出来ますし、何と言っても豪華さが違ってきます。

当然、その手間や材料も多く掛かってきますから面倒も多いのですが、手間が掛かっていると感じてもらえる仕事こそ、誰からも素敵と感じて頂けるものだと信じています。

ギリシャ・ローマ時代のデザイン装飾ですから、それを出来るだけ忠実に再現してこそ様式美が感じられると思いますから、細かな点も注意しながら施工しています。

大理石を模した柱材の下には、「礎石」となるベースがなければいけません。そして、その柱材の上にもキャップ(プリンス・ブロック)と呼ばれる「まぐさ受け」が載せられます。

その上にはクロスヘッドと呼ばれる装飾された「まぐさ」がドア上の建物重量を支えるのですが、これも元々石で出来ていましたから、ピラスターよりも少し幅を広げて神社の鳥居のような安定感を演出します。

ギリシャ・ローマ時代の建物は、クロスヘッドの中央に「くさび石」のキーストーンを入れることで石やレンガで出来た建物が崩れない構造となりましたから、これも安定感を出すアイテムと言えるかも知れません。

勿論、こうした材料は、全てウレタン樹脂で出来た装飾材ですから、古代の建物ような機能がある訳ではありませんが、代々人間の脳に刻み込まれた美しさへの観念は自然とこれを意識させるのです。

日本人のあなたにも、実はそれが刷り込まれているはずですよ。こうしたことを知っていて建築するのと知らずに建てるのでは、その完成度は自ずと変わってくると思いませんか?

<関連記事>: 施工前に塗装しました (2017年11月20日)
<関連記事>: まだ途中ですが、こんなに素敵になりました (2017年11月21日)
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まだ途中ですが、こんなに素敵になりました

交換したファイバーグラス製玄関ドア

岐阜県海津市の輸入住宅で玄関ドアの内部に下地材が入っていない状況で、ドア・ヒンジやドア・クローザーのビスが利いていないという記事を以前書かせて頂きました。

もうドアの納まりもガタガタで、修理・メンテナンスをして使えるようにすることも出来なかった為、今回ドアを新しいものに交換しました。

ドア自体も何故か通常より幅が狭いタイプでしたので、10cm程建物の開口部を広くして、大きめのファイバーグラス製のドアを取り付けました。それが、こちらの写真。夕陽が当たって、美しく光ってますねぇ。

構造的に無理をして取り付けたのでは、輸入住宅ビルダーとは言えませんから、慎重に構造を確認しながら補強を加えていきました。外壁はレンガ・タイル張りでしたから、こちらもきれいにカットしながらの作業で相当時間も掛かりましたよ。

でも、こんな素敵なステンドグラスの輸入玄関ドアが付けば、その苦労もどこかに吹き飛んでしまうくらいです。

あとは、ドアの周囲をきれいに納める為に、昨日紹介したファイポン(Fypon)の飾りを取り付けて、ドアを塗装すれば完成です。また、その様子は追ってご案内します。

<関連記事>: ビスが留まらないグラスファイバー製玄関ドア (2017年4月9日)

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施工前に塗装しました

ピラスターとクロスヘッド

こちらは、輸入住宅の玄関ドアの周囲に付けるピラスターとクロスヘッド。

ピラスターは両サイドに付ける柱材、クロスヘッドはドアの上に載せる豪華な飾りです。(ホワイトハウスみたいな感じになりますよ)

どちらもファイポン(Fypon)社が製造しているウレタン成型の飾り材です。

これを、今リフォーム中の海津市のおうちに取り付けるのですが、その前に会社の倉庫で白い塗装をしたところです。こちらの商品は、元々白い色で塗装をしてあるのですが、その塗装はプライマーと言って下塗りの塗装なんです。

輸入材を知らない施工業者だと、既に仕上げをしてあると勘違いをしてそのまま取り付けるだけで終わってしまうこともあるようです。そんなことをすると、5年もしないうちに塗装が剥げてきて、素材のウレタンが直射日光に当たって劣化してきます。

そうなることを避ける為に、上塗りのパラペイント(外装用防水塗料)を2回丁寧に塗りました。セミグロス(8分ツヤ)ですから、下品に見えるツヤが抑えられてなかなか美しい仕上がりになりました。

尚、よくツヤ消しのマットな感じを好まれる方もいるようですが、外部用でツヤがないのは塗装の寿命を縮めるだけでなく、汚れも付きやすくなりますから、絶対に止めましょう。さて、玄関ドアに装着したらどんな風になるか、乞うご期待!

<関連記事>: ピラスターとクロスヘッド (2016年10月27日)
<関連記事>: 玄関ドア周囲の飾り材施工 (2017年11月20日)

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シャフト取付け型のガレージ・オープナー

シャフト取付け型のリフトマスター社電動オープナー

シャフト取付け型の電動オープナーと言えば、ウェイン・ダルトン(Wayne Dalton)社製の「i Drive」を思い浮かべますが、こちらのガレージドア・システムはトーション・スプリングが内蔵されたトルクマスターという特有のシリーズだけのものでした。

一般的なシャフト露出型のトーション・スプリングと異なり、国内では交換品の在庫をしているところがない状況ですので、チューブ・シャフト(トルク・チューブ)の使用には問題があると言わざるを得ません。

当然、これを標準的なトーション・スプリングのシャフトに交換すれば、「i Drive」も標準品に交換する必要があります。

もしチューブ・シャフトに問題がなく「i Drive」のみを交換したいとしても、この「i Drive」は国内に在庫はありませんから、一般的なチェーン・ドライブやスクリュー・ドライブ、ベルト・ドライブのガレージ・オープナーに交換することになります。

ただ、最近発売されたリフトマスター(Liftmaster)社製のオープナーなら、「i Drive」と同様にシャフトに直接取り付けるタイプとなりますから、ガレージドアと天井の間のスペースがあまりない天井の低いガレージには持って来いかも知れません。

(通常の電動オープナーを取り付ける場合は、ドア開口の上端と天井との間は、最低40cmの空間が必要となります。また、トルクマスターのチューブ・シャフトは、シャフトの直径が太すぎてリフトマスターのオープナーには適合しません)

尚、新しいタイプの電動オープナーは、本体の大きさ故にガレージドアと袖壁(側面の壁)との間にスペースが必要です。

そういう寸法的な問題をクリア出来れば、スッキリとしたガレージになるでしょうし、今話題のスマート・スピーカー(AIスピーカー)のようなNET機器を接続すれば、スマホでドアの開閉が自動で行えるようですよ。(別売のリモート・ライトといった照明装置も追加可能です)

何かガレージ・ライフもどんどん進化してきていますねぇ。

<関連記事>: ウェイン・ダルトン社製のガレージ・モーター「iDrive」 (2015年7月10日)

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ロックが出来ないローウェンの4枚引き戸

ロックが出来ないローウェンの4枚引き戸

美しいゴールドのハンドルが、その豪華さを物語るローウェン(Loewen)社製の4枚引き戸(4 WIDE SLIDING PATIO DOOR)。

そのロックセットの鍵が掛からなくなったということで、今回ご相談を頂きました。

こちらの掃出しサッシは、非常に高価なもので本当にこだわりのあるお客様しか採用されなかったように思います。価格に伴い、取付けられているハンドルセットやロック金物も防犯性が高く、ダグラスファーの木目や細かなデザインも美しいと思います。

ロックは「3 Point Lock」と言って、室内側のサムターンを回すと3ヶ所で鍵が固定されてしまうというスグレモノ。国産でも輸入でも掃出しサッシは、通常1ヶ所しかロック出来ませんから、その堅牢さは折り紙付きです。

ただ、鎌錠タイプのロックラッチを出し入れする仕組みは、ロックケースに内蔵された小さなバネ部品に依存することから、ここが破損してしまうと鍵が掛からなくなってしまいます。

ロックケースは分解することが出来ませんから、当然部品の交換も不可能です。(尚、不具合箇所をちゃんと特定するには、金物をドアから外して確認することをして下さいね)

こういう場合、どうしてもロックケースやその周囲の部品の交換が必要となってきますが、金物類の交換もそれなりに高価なものとなってしまいます。当然受注生産品となっていますから、カナダで製作してもらって交換するまでには数ヶ月の時間も要します。

本当は、セキュリティや将来のトラブルに備えて、予備のロック・パーツを一緒にご購入頂くようにお勧めしたいのですが、価格故にそこまでお考え頂ける方はなかなかいらっしゃらないかも知れません。

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隙間を埋めたマーヴィンのベイウィンドウ

隙間を埋めたマーヴィンのベイウィンドウ

こちらは、マーヴィン(Marvin)社製のアルミクラッド・ベイ・ウィンドウ(台形出窓)のケースメントです。

随分とサッシの枠が汚くなっているように見えますが、これは木部塗装が剥がれてきているのと、防水材のウレタン・フォームが窓の隙間に塗り付けられているからです。

よく見て頂くと、建具(障子)が少し外に開いている感じが分かると思います。建具自体の歪みなのか、建具を支える金物の歪みなのかは不明ですが、窓の建て起こしが狂って建具が窓枠の中に引き込めなくなった為、雨風が入らないようにとお客様自身がその隙間を埋めたようです。

対応してもらえる建築業者がいなかったのが問題ですが、恐らく建具も腐ってきていますし、金物の交換も必要でしょうから、作業は結構面倒かも知れません。

何とかしようと考えたのでしょうが、素人考えでは更に余分な仕事が増えてしまうこともありますから、私共のような専門家にまずは相談して欲しいと思います。だって、これでは窓は二度と開けられないですし、外から隙間に入り込んだ雨で建具は更に腐ってきますから。

それにしても、建てたら建てっぱなしという住宅メーカーが多いですし、必要なメンテナンスにお金を掛けない住み手もいらっしゃいます。これではせっかくの財産である輸入住宅も、ゴミのように壊され捨てられてしまいますよね。

適切で早めのメンテナンスこそが、おうちの寿命を左右します。

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キャラドンのチルト・ラッチの破損

キャラドンのチルト・ラッチの破損

こちらは、カナダ キャラドン(Caradon、CWD)社製のシングルハング・サッシの写真です。

建具(障子)枠の上にチルト・ラッチと呼ばれる脱着部品が装着されていますが、その部品が割れてしまっているのが分かります。

このチルト・ラッチは、可動する下窓(ボトム・サッシュ)を室内側に倒して、ガラスの外側を掃除したりバランサーを交換したりする時に動かします。

通常の窓の開閉には使わない部分ですから、あまり関心がないという人が多いのですが、いざ必要という時に破損していると建具を窓枠に留めておくことが出来なくなりますから、防犯上も非常に困ることとなります。

この部品は、樹脂製であることが殆どですから、長くお使い頂いていると紫外線等で徐々に劣化していることに気付かないこともしばしばです。輸入サッシは常に開閉を行って、調子をチェックすることは勿論、部品類に不具合がないかを確認することを怠らないで下さいね。

キャラドンのように既にメーカーが存在しない場合でも、こうした部品は北米のパーツ・メーカーからも調達可能です。ただ、海外からの輸入になりますから、今日オーダーすれば明日届くという感じにはなりません。ですから、早めに交換のご相談をお願いします。

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マーヴィンのバランサー

マーヴィン社ダブルハングのジャムライナー

こちらは、1999年に施工したマーヴィン(Marvin)社製のアルミクラッド・ダブルハングの上下建具(障子)を外して、窓枠だけにした状態です。

窓枠の両サイドには、グレー・ベージュ色をした樹脂製のジャムライナーが装着されていますが、その溝にはクラッチと糸でつながったバランス・チューブが内蔵されています。

このバランス・チューブが、北米の上げ下げ窓で一般に使われているバランサーに相当します。

クラッチと呼ばれる部品の上に建具のピボットバーを載せると、クラッチ(別名:バランサー・ブリック)の固定が外れて建具の重量を支えるバネが利いてくる仕組みになっています(今のマーヴィンとは部品形状が異なりますが、基本的な仕組みは同じです)。

バランス・チューブが2つ見えるのは、上窓(アッパー・サッシュ)と下窓(ボトム・サッシュ)のそれぞれを持ち上げる為にあります。今回、このバランス・チューブに内蔵されたバネが弱くなって、建具が自然と下がってきてしまうという不具合が起こりました。

新築時から18年も交換せずに使ってきたということですから、バランス・チューブの寿命は既に過ぎているという感じですね。

単に下がってくるだけということで、何もせずにそのまま使うという人がいるかも知れませんが、そのことを忘れて建具から手を離してしまうと、建具が勢いよく落ちてガラスや建具が破損するなんてことになり危険です。

こういう消耗部品については、マーヴィンのような有力メーカーでは窓のサイズさえ分かれば今でも部品供給をしてくれますから、早めに交換して下さい。

ただ、こうした部品を知らなかったり、交換方法が分からなかったりする輸入住宅ビルダーやサッシ屋さんが殆どですから、修理してくれる人を探すのは大変かも知れません。だからこそ、家を新築する際の業者選びは、重要なんですよね。

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