お知らせ : ページ 408

手彫りのマンテル Westchester

以前ご購入頂いた関東のビルダーさんから、今回このタイプのマンテル(マントルピースの飾り枠)の引き合いを頂いた。

白い大理石の Mondovi (残念ながら、現在は廃番)とは異なり、こちらは無垢の木を削って模様を浮き上がらせています。それも手彫りだそうな。彫刻の手間が掛かっていますよねぇ~。

普通の日本人なら、この木目を生かしたステイン塗装をしたいと思うんでしょうが、北米の人たちの多くは、これを漆のような黒やペンキのような白で塗装します。

勿論、木目塗装も根強い人気はありますが・・・。

そういうベタ塗りの塗装って、単純な故にクラシックなイメージが演出出来る気がします。

特に、本物の木に塗るというのがいいんですよね。プラスチックや金属などが下地の場合と比べて、明らかに質感が違います。少し木の肌合いが、薄っすら見えたりするなんてことも無垢材ならではの楽しさでもあります。

このマンテルは、両サイドや上端のカウンター・シェルフだけでなく、床部分の火の粉除け台座「Hearth」も付属してくるから、素敵で施工も手間要らずです。今回、このマンテルは部屋の装飾として使用するのですが、勿論、暖房(空調)としてインサート・タイプの薪ストーブを入れることも可能です。

皆さんのおうちにも如何でしょうか?

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ホームメイドが使う土台の木は?

以前の記事で、私たちが施工する土台(コンクリート基礎の上に最初に載せる構造木材)の木は木曽ヒノキやヒバですという話を書きましたが、その実物比較をご覧に入れましょう。

まずは、写真左の木曽ヒノキ。全体的に薄っすらピンクがかっていますね。木の中心部である心材は固くて赤みが強く、そのまわり(辺材)は柔らかくて白い。ですから、この赤いヒノキは、土台には持って来いってことですね。(写真は、以前当社の現場で使った余りですから、土台をつなぎ合わせる為の加工が施してあります)

写真右のヒバ(通称:アスナロ)は、北米ではCedar(杉)の一種と思われています。ヒノキと比較するとよく分かりますが、全体的に白く、Blue Stainと呼ばれる青い染みが入っているのが特徴的です。この表情は、ポプラにも見られますが、ポプラには匂いがありません。

そして、固さはヒノキもヒバも同じと考えられていますが、私たちが愛知県半田市K邸で施工中のヒバ(写真)は、寒い場所に生えていたのか、年輪が細かく比較的固い印象を受けます。

ヒノキは、檜風呂に代表される通り、フィットンチッド効果で人間を癒してくれる。でも、特定の虫たちはこの匂いが嫌いらしい。

ヒバは、ヒノキよりも強い匂いがある。日本人の多くにとってはいい匂いと感じる人が多いのだが、ヒノキチオールという油分の匂いなのだ。ヒノキに由来する成分だが、実はヒバの方が数段多く含んでいる。

木材としては大変優秀な木で、「ヒバ普請」はシロアリ・ダニ・ゴキブリ(シロアリは、ゴキブリに近い種族)を寄せつけず、3年間は蚊が入ってこないと昔から言われているくらいなのだ。また、この木材はよく水湿に耐える。耐朽・保存性は高く、地中・水中での耐性はヒノキに優るとも言われている。

私たちが、どうしてヒノキやヒバを土台に用いるか、お分かりになりましたか?防虫・防蟻の薬物を使わなくても、こうした自然のものがその役目を十分果たしてくれるのです。また、基礎辺りは土(地面)に近い分、湿気に曝されるリスクもありますので、こうした木材は最適という訳です。

こうした自然の摂理をうまく利用出来る住宅ビルダーは、そんなに多くはいないかも知れません。まず、こうしたことを知らないし、説明出来ないのが普通ですから。私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方は、ご相談下さい。

<関連記事>: 土台に使うならヒノキの心材を (2011年1月31日)

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猫足のバスタブで、リノベーション

15年前に建てさせて頂いたおうちのリノベーションを計画中と先日の記事に書かせて頂きましたが、そのおうちではこんな猫(ライオン)足のバスタブを使う提案をしてみたいと思っています。こんなバスタブは、映画やドラマの中でしか見たことないですよね。

勿論、私自身もこんなクラシックなデザインのバスタブを施工するのは初めてですが、面白いですよねぇ。

温まるのも洗うのも、シャンプーするのも全部この中です。頭を載せる部分がちゃんと高くスラント(傾斜)していますから、ゆったりも出来ますね。

当然床は濡れても大丈夫なように施工しますが、国産ユニットバスのように味気ない、プラスチック防水ではないですよ。きっと、大判のタイルにも合うはずです。

こんなバスタブには、テレフォン型のシャワー水栓が定番ですが、そこまでやれば完璧です。そうそう、湯舟にバラの花びらなんて、如何でしょうか?

こうしたデザインの建築をご希望の方は、ご相談下さい。

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Canadian Brick, Heritage Grey

こちらは、白っぽいグレーのレンガですが、素地の赤い粘土の色が薄っすら表面に透けて見えて、ピンクがかったちょっと可愛らしいカラーをしています。また、少し時代を感じさせる為に、Heritage Brownと同じように表面のデザインをクッキーのようなザラザラした感じに仕上げています。

私たち ホームメイドの輸入住宅では、MAXと呼ばれる大きなレンガをよく使います。というか、今までそのサイズのレンガしか輸入していないのです。

幅260mm、高さ80mmもありますから、他社のレンガタイル(スライスブリック)張りの外壁と比べても、相当迫力がありますね。また、厚みは90mmもありますので、外断熱の効果も期待出来るスグレモノです。

最近では、豊田市M邸や昭和区八事F邸でも使いましたが、写真の岐阜市N邸のように、まるで白いお城や洋館のような佇まいになります。

積み始めでは、目地に入れるモルタルの色が濃いので、グレーの色が強く出るのですが、目地が乾いてくるとレンガの色も段々白っぽくなってきます。

外壁の色が変化するなんて、レンガ積みならではの面白さですね。こんな石のようなイメージのレンガは他にはありませんから、本当に格好いいと思います。塔屋の外観にもよく合いますね。本物のレンガ積み外壁は、「永遠」というキーワードもピッタリです。

こうしたデザインの輸入住宅をご希望の方は、ご相談下さい。

<関連記事>: Canadian Brick, Heritage Brown (2013年3月4日)

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カナダ製のWasher & Dryer は、場所取るなぁ

先日、とある輸入住宅のお客さんからカナダの洗濯&乾燥機を入れたので排気用のダクト配管を取付け出来ないかという依頼があった。

国産のドラム式洗濯乾燥機だと1台で両方の機能が付いているのが普通だが、北米のものは洗濯と乾燥、それぞれ1台ずつ担当するのが一般的だ。まあ、何れかの機能がおかしくなっても国産のものは高い価格で交換しなきゃいけないんだけど、別々に分かれている分価格は安いし、壊れた方だけ交換すればいいから、経済的ではある。

でも、こんなに大きなものが2つ並んでいると、クロ-ゼット1つ潰さなきゃいけなくなる。(デザインはまあまあだね)

掛け布団や毛布など、全て自分のところで洗う習慣のカナダやアメリカだと、こんなに大きなものが欲しいんだろうね。それにあちらでは外に干せないからね。

排気については、国産のものは湿気った空気を水に戻して洗濯排水の管に出してしまう方法(水冷式)があるようだが、北米の乾燥機はダクト排気。どっちがいいかは分かりませんが、北米のものの方が構造はシンプルだろうね。

何れにしても、こういう依頼が来るっていうのは、輸入家電を施工しているホームメイドだからなんだろうなぁ。

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今日は、半田市でレンガ職人と打合せ

先日、カナダのレンガ職人からメールがあった。今、日本に遊びにきているから次の現場で打合せしようと言う。

え~~っ!何しにきてるのぉ~?なんて思ったら、先回岐阜市の仕事の際に知り合ったロシア人の友達のところへ来ていたらしいんだ。勿論、自分がやった岐阜市の現場も、ちょっとだけですが見てきたらしい。日本語を話せないカナダ人が、岐阜でロシア人女性と知り合うなんて、凄いことです!

で、今日現場を見がてら彼と打合せをしてきました。雨が降った後なので、ベタ基礎の中は水浸し。基礎工事の職人さんやうちの現場監督が一緒になって、水を外に掻いて出していました。

現場を見たカナダ人は、結構大きいし、高台にあってロケーションもいいねぇなんて言ってましたが、レンガや材料を上に運ぶのが大変だなんてことは、すぐに分かったことでしょう。

でも、文句も言わず、ニコニコしていたのは、女友達も一緒に来てくれたからかも知れません(笑)その後、施主のお客さんのところにも挨拶に行って、宿泊先になる部屋もチェックしてもらいました。

いろいろ手間暇掛けてやってきましたが、今まで順調に来られたのは、裏にある神社の神様のお蔭かも知れません。勿論、彼らもお参りに行きましたよ。

さて、次の工事は、いよいよ構造を組み上げる建方工事です。4月後半戦にはまた来日しますので、乞うご期待!

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タイヤ交換は、結構大変でしたぁ

ちょっと前に息子の為に買ってやったロードバイク。私のと同じで安物だけど、初心者には十分な性能です。事情があって今まで乗ってなかったんだけど、そろそろ春だし乗りたいというので、タイヤに空気を入れ直した。

そしたら、タイヤがリムから外れて、中のチューブが飛び出してきてパンク。どえらいデカイ爆発音でしたぁ。フレンチバルブのタイヤは、空気圧が半端じゃないからね・・・。

で、チューブをヤフオクで落として、もしかしたらタイヤの問題かもと思い、自分用にストックしてあった新品も用意して作業開始。

まずは、チューブを交換してみたんだけど、リアはギアやディレイラー、チェーンもあって面倒くさい。苦労しながら交換を終えて、ゆっくり空気注入。そしたら、やはりタイヤがリムから外れてきた。

仕方なく、最初からやり直し。タイヤも交換することになったんだけど、最近のタイヤは板ゴムのようになっていて丸くないから、車輪に装着するのがメチャ大変。2時間半でようやく写真のようにきれいに交換出来ました。お蔭で出社前に筋肉痛でした。

息子よ、早く自分でやれるようになれよ(涙)

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また、コラム記事を書かせて頂きました。

2x4工法のポータルサイト、「家なら2x4net」にコラム記事を寄稿
しましたので、お時間のある方はお読み下さい。

私のコラム記事:
全館空調の空気清浄機能は、必修か?

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今年もこの日がやってきた!

東日本大震災から2年。ここ数日、TVでも多くの震災特集が流れています。あの日から何か日本は変わったような気がします。

震災当日、建設業の許可要件である事業年度終了届を提出する為、名古屋城の丸の内にある庁舎にいた。終了届は、会社の決算内容を報告する為のものなので、毎年決算後のこの時期に提出している。だから、あの日をいつも思い出す。

ビルの5階だったから、相当長くゆっくりと揺れました。お役所の担当の人もこういった経験が初めてだったのか、心ここに非ずといった状態で書類のチェックをやっていたという感じを受けました。私自身は、近場で結構大きめの地震が起きたんだなぁと思っていましたが、まさかあんな遠い三陸沖が震源だったなんて思ってもみませんでした。

未だに更地の状態だったり、ガレキが散乱したりしている被災地を見ると、自然を侮った人間の無力さを思い知らされます。

そんな折、今年は5年毎に更新手続きを行わなければいけない建設業許可の書類を持っていつもの役所に伺いました。事業終了届は毎年、更新手続きは5年毎。結構、建設業を続けることは大変ですし、面倒も多いんです。

こういうことを繰り返しやらなければならないので、多くの工務店は、煩雑な手続きを行政書士に代行をお願いしてやってもらうんだけど、作成から提出まで全部自分でやっている。お金の節約と経営状況のおさらいには、もってこいという訳だ。

でも、あの日と同じ3月11日に更新手続きに行くのって、何か感慨深いものがありますねぇ。

日頃から私たち建築屋は、地震に強い家づくりと称してどのような構造にしたらいいのかを常に考え、お客様にも提案をしている訳だが、そういうことの重要性と自然に対して我々は無力だということとを矛盾しながらも両方訴えていかなければいけないと私は思う。

どうぞ皆さんもそういうことを心しながら、素晴らしい家づくりをしていって下さいね。

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ブドウがデザインされた輸入照明

これをアメリカで購入したのは、もう15年くらい前になる。

前に会社勤めをしていた時に、初めてお客さん家族を連れてアメリカ シアトルに家の資材を見に行った。その際、気に入って買ってきたものの一つがこれだった。

当時は、カントリー・デザインが流行り始めていたが、フレンチっぽいロートアイアンの製品を日本で見つけるのが大変だった記憶がある。

そんな折に、とあるショップで一点もののこの照明を見つけてすかさず手に入れた記憶がある。写真は、つい先日撮らせて頂いたものだが、その美しさには古さを感じない。

この薄暗い雰囲気やドライウォールの天井に映るブドウのツルの影。当時の私としては、冒険したデザインだった。

だって、間接照明を一般家庭に持ち込むなんてことは、今の大手住宅メーカーですらやっていないことですし、地方の小さな工務店の営業担当だった私がやるなんて、誰も思っていなかった。

壁や天井のドライウォールもこのお宅が初めてだった。Jeffというアメリカのドライウォーラーとも知り合って、アメリカのペンキや積みレンガも輸入した。英語も輸入業務も私以外誰も出来ないという状況の中、果敢にチャレンジしたのが、この名古屋市緑区白土のレンガの家 S邸だった。

今回、ご家族が新たに加わるという状況で、再び私がこの輸入住宅のリノベーションをデザインさせて頂く。まだまだこれから資材や色をチョイスしていく段階だが、また新たな挑戦をしていきたいと思う私です。

こうしたデザインの建築をご希望の方は、ご相談下さい。

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