お知らせ : ページ 253

窓の周囲は、要注意!

窓の四方が割れた塗り壁

コテ塗り風に扇形の模様を付けて仕上げられた塗り壁の外壁。

地中海のプロバンス風に見えるということで、20年近く前に流行したデザインですね。

でも、交通量が多い場所や黄砂や酸性雨などが降ってくるような地域では、そのコテ跡に汚れが沈着してしまいます。

更に追い打ちを掛けるように、温度変化などで外壁が伸び縮みして、ジョリパットのような塗り壁材にヒビが入ってしまうこともあります。その原因の多くは、コストを重視した為に下地作りを疎かにしたことにあるのですが、金額重視の傾向がある日本では仕方ないことかも知れませんね。

ジョリパットは、外壁の表面に塗った仕上げ材ですから、単にそれが割れただけではすぐに防水性に問題が起きる訳ではありません。ただ、サッシの周囲は、下地の防水紙がカットされる開口部でもありますから、弱点となる可能性が比較的高いとも言えます。(透湿性防水シートは、防水構造の最後の砦です)

私たちのように、下地にサイディングを張ったり、外部通気層を設けたりすることで、雨の侵入にハードルを作ることが出来ますが、それをするにはコストが必要です。

コストを低くしたいという家で、コストが高くなるような施工を敢えてやるということは、真逆の考え方が共存することになりますから、ほぼそうした施工をしていることはないでしょう。

ですから、サッシ周りや外壁の構造用合板のつなぎ目などで雨漏りしているという不安を感じたら、出来るだけ早めに原因を究明して正しい施工をすることが大切です。勿論、それを正すには、相応の費用を覚悟しなければなりませんよ。

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ドライウォールなら、こんなにきれいに直ります

ドライウォールの補修

ALCサイディング外壁の割れから雨漏りを起していた家の補修を行いました。

写真の矢印の辺りの壁に、25cmの正方形くらいの穴を明けて外壁の防水工事をした後に壁の中に水が侵入してこないかを確認していたのですが、もう大丈夫ということでその穴を塞ぐことになりました。

ビニールクロスなら、この壁一面を張り替えることになるか、最悪全面張り替えなどということになりかねません。

でも、このおうちはアメリカの家と同じドライウォールの塗装壁。穴の部分に石膏ボードを入れて固定し、その周囲を石膏パテ等できれいにならしてしまえば、後はカナダのパラペイントで同じ色に塗装するだけ。

13年も前に塗った塗料でも、色番さえ分かっていれば同じ色の塗料を作ることは可能です。また、タッチアップのように部分的に塗装してもムラにならず、他の場所との違いが出ないというのも国産の塗料では出来ません。

ただ、古いドライウォールの壁だと紫外線などで色が多少変色していますから、それをうまく調整しながら塗装するには技術が要ります。

さて、どうでしょうか、補修後のインテリアの仕上げは?ほんの少しベージュがかった白い壁は、何とも上品な感じでしょ。これこそ、ドライウォールの真骨頂と言えるかも知れませんね。勿論、塗装している最中でも嫌な臭いはしませんよ。

<関連記事>: 雨漏れチェック (2017年4月18日)

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古いラッチは、2通りで使えます

クイックセットのドアラッチ

クイックセット(Kwikset)の古いドア・ラッチが壊れたので、交換品はありますか?とのお問い合わせを頂きました。

壊れたラッチについて、頂いた写真がこちらです。

手に持っているのは、外形が丸くなったドライブイン・ラッチと呼ばれる古いデザインのラッチ(アメリカでは、このタイプもまだまだ現役ですが・・・)。

その奥にラッチが取り付けられていたドアが見えますが、そこには金色のフェースプレートがはめ込まれています。実は、古いクイックセット(Titan)のラッチは、ドライブイン・ラッチの状態でも、フェースプレートが付いた状態でも、どちらでも使えるデザインになっていたのです。

他のドアノブ・メーカーのラッチも、こうしたデザインになっているものは今でも多くあります。クイックセットの現行のラッチは、頭の部分にフェースプレートを装着するか、ドライブイン・キャップを装着するかして、部品形状を変化させる必要があります。

ですから、写真のような状況の場合は、ドライブイン・ラッチを調達するのではなく、フェースプレートが付いたラッチを購入しなければなりません。そういう問題がありますから、出来るだけ写真をお送り頂いて、どういった部品が適切なのかを私たちで確認させて頂くことが、重要だと思います。

因みに、私たちは両方のケースに対応するラッチを在庫していますから、皆さんのご要求に応じて部品供給することは可能です。

<関連記事>: またまた、問い合わせです (2016年4月11日)

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汎用パーツなら、調達出来ます

ケースメントのオペレーター

こちらは、浴室に取り付けられていた輸入の樹脂サッシ用オペレーター。

オペレーターとは、クランクハンドルを回すことでサッシュ(建具)が徐々に開閉していくという操作金物のことを言います。

サッシ・メーカーは17年も前に新築したということで、分からなくなってしまったようですが、取り付けられた金物類はどの輸入サッシにも取り付けられているような汎用品です。

サイズや形状といったものが確認出来れば、部品メーカーから取り寄せして交換が可能です。

このパーツは、鋳物で出来ているのですが、浴室という水分や湿気が多い場所だった為、腐食を起して固定台座の部分が割れてしまったのだと思います。台座以外の部分は特に問題ないようですが、こうなってしまうとオペレーターごと交換する以外ありません。

今まで見てきたたくさんの輸入住宅でも、浴室や洗面に施工された窓については、オペレーターだけでなく上げ下げ窓のバランサーやウィンドウ・ヒンジ、ロック部品なども錆びて損傷するケースが目立ちます。

こうした場所のサッシについては、晴れた日には窓を開けて乾かすことは勿論ですが、表面に付いた水分などを拭き取ってやるなど、日頃からケアしてあげることも忘れないで下さいね。

<関連記事>: 無事、オペレーターを交換出来ました (2017年9月22日)

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階段手摺がグラグラします

階段手摺の修理

輸入住宅の見どころの一つと言えば、やはり美しい階段。

渦巻き状になったヴォリュートと呼ばれるスターター手摺から延びるオークの階段手摺は、まさに芸術的ですよね。

メーカーは、フィッツ(Fitts)やコッフマン(Coffman)、LJ スミス(LJ Smith)など様々ありますが、ほぼ同様のラインナップを持っています。

でも、この輸入の階段ですが、材料も繊細で木が折れてしまったり、固定が緩んで外れてしまったりすることもあるんです。このお宅でもスターターから3段くらいまでの親柱(Post)や子柱(Buluster)の固定が緩んできているようで、グラグラしてきています。

そんな状況ですから、ご家族の皆さんは出来るだけこの手摺に触れないように気を遣って暮らしていらっしゃるようです。

こうした手摺は、皆さんの目に触れないような形で、スクリューボルトや目隠し釘を使って固定していますから、直すにはそれなりの技術と経験が必要です。それは、そういう適切な固定資材を使って階段を造っていない場合があるからです。

そんな時は、うまく部材を外すのも苦労したり、正しい施工に戻してやったりするのに時間や手間も掛かります。でも、ここでちゃんと修理しておけば、またグラグラになるといったリスクは減りますから、あまり適当な仕事をしない方がいいと思います。

長く美しい輸入住宅で暮らしたいなら、時々メンテナンスをしてあげることは大切です。

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ギアが摩耗したリフトマスター

ギアが破損したガレージオープナー

電動オープナーが壊れてしまったので、随分長い間手動でガレージドアを開閉していた愛知県東海市の輸入住宅。

トーションスプリングを数年前に交換したということで、バネの力が利用出来れば、人力でも開閉出来るのがオーバースライダーのいいところです。

でも、実際にはトーションスプリングの強度が足りず、結構な力を入れなければドアを持ち上げられない状況でした。恐らくドアの重量を計測せずに、適当なトーションスプリングを業者が取り付けたのだと思います。

そんな状況でしたから、オープナーにも無理な力が掛かり、モーターを稼動させるプラスチックのギアがどんどん摩耗していったという感じです。

リフトマスター(Lift Master)のカバーを外して、ギアを露出させた様子がこの写真。白い大きめのギアが、半分削れているのが分かります。

こうなってしまうと、モーターの力はチェーンドライブに伝わりませんから、ビルトインガレージのドアの開閉は不可能になります。

リフトマスターを始め、多くのオープナーはそれ程大きな力はありません。ですから、トーションスプリングを適正な強度で使用すべきですし、少しでもオープナーが悲鳴を上げたら、出来るだけ早く不具合箇所を修理することが高価なオープナーを長く維持する秘訣です。

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カナダ製ジェットバス、ダフネ

DAPHNE

先日、数年前に新築させて頂いた輸入住宅へ久々に伺いました。

何でもマッサージ・ジェットのスイッチが入らなくなったそうで、ブレーカーを落とさないとモーターが回りっぱなしになる状態です。

現在は、バスタブと壁と2つ同じスイッチが付いているのですが、使っているのは壁だけで、バスタブの方は接続していないというので、それを入れ替えることにしました。

そこで、一旦両方のスイッチを外そうとしたのですが、壁は簡単に外れましたが、バスタブの方はボルト・ナットで固定してあるらしく下手をするとスイッチが破損しかねません。そういう状況ですから、新しいスイッチを取り寄せて新しいものと付け替えようと思います。

それにしても、こうしたスイッチは結構壊れやすいのでしょうか?まあ、何件かネプチューン(Neptune)社のジェットバスを施工していますが、ちゃんと動いているものもあれば、スイッチの交換を余儀なくされたものもありました。

こういったものは、個体差なのか、お湯や湿気による不具合なのか、よく分かりませんねぇ。何れにしても、機械ものですから定期的な修理・メンテナンスは必要なんでしょうね。

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輸入掃出しサッシのロックは、20年も持ちません

ロックが機能しないローウェン掃出しサッシ

こちらは、兵庫県加古川市のお客様のおうちに施工されたローウェン(Loewen)社製スライディング・パティオ・ドアのロック金物。

ダグラスファー(米松)の木目が美しい高品質なサッシですが、この部品のロック・ラッチがうまく飛び出さなくなってきたようです。

以前にもローウェンの掃出しサッシで同様のトラブルがあったという記事を書いたことがありますが、ハード(Hurd)でもマーヴィン(Marvin)でもこの種のロック金物は破損するのです。

ラッチを飛び出させる為に小さなバネが金物の中に入っているのですが、これが錆びたり劣化したりして切れてしまうのが原因です。それ以外の原因では壊れにくく、防犯性能も高いモーティス・ロックなんですが、機械的に動く製品はどうしても寿命がありますね。

ただ、こうしたロック部品は、汎用品のケースが殆どですから、北米から調達することが出来れば、多少の時間と費用で修理・交換することは可能です。

ロック部品は防犯性に直結する大切なパーツですから、調子が悪くなってきたと感じたら、早めに相談するようにして下さい。その際は、将来のメンテナンスにも備えて、予備部品をいくつか調達しておくといいですよ。

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バネが切れても分かりませんからね

ウェインダルトン社製ガレージドアの不具合

和歌山市のお客様からウェインダルトン社製のガレージドアの不具合についてご相談を頂きました。

お客様曰く、このシステムはトルクマスターと呼ばれるシリーズの商品で、スプリング・チューブの中に内蔵されていたバネが切れたまま使っていて、オープナーの力でドアを持ち上げていたそうです。

通常は、オープナーがドアを持ち上げるということはしないのが、オーバースライダーのガレージドア。オープナーはドアを前後に動かす為に付いているだけで、持ち上げているのはバネ(トーションスプリング)なんですね。

バネのことは知らない状態で使っていたので、ドアとオープナーとを連結していた部分が断裂してきて、ドアのトップパネルがもげかかっている状態です。

このままドアを開閉していれば、そのうち金物がドアから外れ、ドアが地面までドカンと落ちてしまう恐れが生じます。(写真では、ワイヤーケーブルも外れて垂れ下がっているのが分かります)すぐにガレージドアの使用を中止して、修理・メンテナンスをしなければいけません。

以前記事に書いたように、トルクマスターは特殊なシステムのガレージドアですから、今後すぐに修理が可能となるバネが露出した標準的なものに交換した方がいいでしょう。

また、ドア自体も一部強度が失われていますから、オープナーやレールと共に交換が必要です。(本当は、レールに問題はないのですが、トルクマスター用のものは標準タイプのレールと互換性がない為、使えないのです)

関西方面で動ける職人さんを手配して早めに修理メンテナンスをしてげないと、このままでは危険です。

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木目を潰した塗装をしたら、木目は復活出来ません

ノード社マンチェスター玄関ドア

輸入住宅ブームの際に、誰しも憧れたノード(Nord)社製玄関ドアマンチェスター(Manchester)。

美しいステンドグラスや彫の深いレイズド・パネルが、本当に素敵でした。

そんなこちらのドアは、何年か前に外壁の塗装をした際に塗り直しをしたそうです。

でも、ご覧の通り、真っ黒で美しいベイツガの木目は全く見えません。それもそのはず、ステイン系のオイル塗装ではなく、ベタ塗り(木目が消えてしまう塗装)用の普通のペンキで塗装してしまったのです。

お客様はベタ塗りをしないで欲しいとペンキ屋さんに依頼したそうですが、結局その希望通りには施工されず、気が付いた時には塗り終わっていたらしいのです。

こういう場合、塗装を剥がして塗り直しをすればいいように思いますが、実際はそうはいきません。こうした輸入の木製ドアは、出来るだけ美しく見せる為に厚さ1㎜程度の化粧単板が表面に張られています。

木部が劣化してきている状況を改善する為に塗り直しをしていますから、そんな木部に紙ヤスリを使って塗装を落とそうとすれば、化粧単板自体も一緒に剥がれてきてしまいます。

こういう状況では、無理に塗装を落とすことはせずに、上からベタ塗りで再度塗装をする以外方法はありません。アメリカ人がするように、玄関ドアを真っ白な水性塗料で塗るか、アクセント・カラーで全く別の色で塗装するかが、一番いい解決方法かも知れません。

木目を活かした状態のドアを維持したいなら、木部が悪くなる前にどんな仕上げで塗り直しが出来るかを相談して欲しいと思います。

関連商品: 屋外木部用塗料 パラペイント ティンバーケア

<関連記事>: 塗り直した輸入玄関ドア (2017年9月19日)
<関連記事>: ヤスリで削っちゃ、ダメでしょ (2019年1月25日)

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