お知らせ : ページ 328

アスファルト・シングル葺き屋根のメンテナンス

最近は、国産住宅でも見かけるようになったアスファルト・シングル葺きの屋根。

天然石の細かな砂粒によって色を出しているこの屋根材は、まだらに色付けされたデザインが美しいですよね。国産のアスファルト・シングル材は、耐久性に問題があるものが多いですが、北米製のアスファルト・シングル屋根材は、30~40年の色落ち保証のものが主流です。

さて、この写真の屋根は、築17年が経過したアスファルト・シングルの屋根をメンテナンスした時のものです。

屋根の主材であるアスファルトには、未だ柔軟性があり、劣化は全く見られませんでした。また、色付け用の表面の砂も多少の汚れはあるものの白化等の褪色もなく、その耐久性は維持されたままです。

まあ、強い突風や台風などでめくれ上がらなければ、アスファルト・シングル葺きの屋根は、耐震性に寄与する軽さとメンテナンス・コストを抑える耐久性を併せ持つ素材と言えるかも知れません。

ただ、気を付けておかなければならないのは、屋根に付随する副資材と呼ばれる部分は、定期的なメンテナンスが必要ということです。この写真にあるように、屋根のトップである棟やその周囲を納める為のガルバリウムの鈑金材は、金属故に塗り直しが必要となります。

最近のガルバリウム鋼板は、工場塗装の技術の向上もあって20年近く塗装は大丈夫と言われていますが、東海市のような工場地帯だと、粉じんなど空気の汚れでその耐久性が短縮される場合もあります。

アスファルト・シングルの屋根だから塗り直しは必要ないと安心せずに、外装のメンテナンスをするタイミングでは、周辺部の塗装をチェックするように心掛けて下さい。また、日本では歴史の浅い材料なので、どのくらい持つかは分かりませんが、耐久性のあるアスファルト・シングルでも、何れは葺き替えが必要な時期が来ることもお忘れなく。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、ご相談下さい。全国どこでもお問い合わせを受け付けます。

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網戸コーナー部品は、微妙に違う

この部品は、輸入サッシの網戸の角に使うコーナー部品です。

網戸のフレームは、アルミの角パイプで作られていて、この部品の両袖の羽根のような場所をパイプの中に差し込みます。そうすることで、四角い網戸のフレームとなる訳ですが、パイプの形状や大きさがサッシ・メーカーや窓の形式によって様々なんです。

ご相談頂いたこのコーナー部品は、サッシ・メーカーも何も分からない状態ですから、まずは同じ形状の汎用部品がないか探してみたのですが、全く同じものは北米でも存在していないようです。

サイズ的に同じものを探して交換することも考えたのですが、全く違う形状、全く違う取付け状況になるので、ちょっとお勧めすることを躊躇してしまいます。それにしても、こんな部品一つとってみても、種類がいろいろあるんですねぇ。日々、勉強です。

輸入住宅のメンテナンスでお困りの方は、お問い合わせ下さい。窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。

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オープンカーを買うなら、ガレージ・ハウス

今年は、ホンダのS660やマツダの新しいロードスターが発売される。2シーターのスポーツカーの当たり年になりそうだ。

私も作られてから22年になるスズキのカプチーノに乗っているから、こういうニュースにはそそられるんですよね。ルーフ・トップを外して、青空や風を感じながらドライブするのって、ささやかな非日常なんです。

そういう感覚は、車好きならきっと誰でも憧れなのではないでしょうか。ただ、S660やロードスターは、軽量化の為に基本キャンバストップの幌の屋根なんです。

太陽や風雨に曝されれば、布製のルーフはどんどん悪くなってしまうから、露天で駐車しておくのは忍びない。そういう時に欲しくなるのは、やっぱり屋根のあるガレージ。

雨よけもさることながら、盗難やいたずらの心配もないですし、ガレージの中で車を触れるのも楽しみのひとつですよね。もしこうしたスポーツカーを買いたいとお考えでしたら、その前に是非ガレージ・ハウスを計画して下さい。

オーバースライダーのガレージ・ドアが、モーターでせり上がっていく様子は、ガレージ持ちの醍醐味でもあります。

憧れのガレージ・ハウスの建築をご希望の方は、ご相談下さい。

作品紹介:3連ガレージの大人のレンガ積み ~N邸~

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リノベーションは、第2の家づくり

中古住宅を購入して、自分の好みに改装するのもリノベーションですが、新築から20年が経ち、そろそろ家のメンテナンスをしなきゃというタイミングなら、リノベーションをお勧めします。

リノベーションは、単なる家の修理や塗り直しというだけでなく、家全体やインテリアをガラッとイメージ・チェンジすることを言います。そう、皆さんが新しい服を買って、気分をリフレッシュするようなことを、家づくりでもやろうということです。

私たちが造る輸入住宅でも、何十年も手を掛けないでいるとどうしたって衰えてくるものです。それは、素材というハードだけでなく、デザインというソフトの面においても起こり得るものです。

私が思うに、新築時の家づくりは皆さんにとって初めての経験であり、やり残したことがたくさんあるのではないでしょうか。また、新築した当時とは家族構成や環境も変化して、今の生活と古くなった家とがピッタリしなくなるものです。

そういう時にリノベーションは、皆さんの生活ややる気を蘇らせるいい機会となるはずです。リノベーションをリフォームと呼ぶ人もいらっしゃいますが、原状回復するだけの家づくりではなく、新しい夢を描くという観点から、リノベーションは第2の家づくりと考えます。

30年で建て替える日本の住宅と一線を画すあなたの家なら、人生計画としてのリノベーションをやるべきではないでしょうか。新たなセンスで、新築時のあの感動を実現しませんか。

私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方は、ご相談下さい。

<作品紹介>: リノベーションで美しく ~H邸~

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横浜赤レンガ倉庫みたいでしょ

愛知県大口町にあるこの建物は、2004年に私たちが建てたレンガ積みの家。

だから、新築からもう11年経っているのですが、如何でしょう。クラシックな外灯と赤いレンガの玄関ポーチの風景は、横浜にあるあの赤レンガの倉庫の風情に似ていると思いませんか。

まあ、横浜の赤レンガ倉庫は、築後100年という歴史ですから、たった11年しか経っていない輸入住宅とは比べものにならないですね。

ただ、私たちのこのレンガ積み外壁も、新築当時と現在とでも全く風情が変わっていませんから、後世の人たちが100年後に見ても、きっと同じ風情のままでしょうね。この家が、それまでちゃんと建っているかどうかは、お客様の愛情とこだわり次第です。

さて、この記事をご覧の皆さんは、こんな洋館のようなレンガの家に住みたいと思いますか?こうしたデザインの建築をご希望の方は、ご相談下さい。

<作品紹介のページ>: 大人のブリティッシュトラッド ~B邸~

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ペアガラスの内部結露

この輸入サッシは、カナダのWillmar Windows製。

室内側が木製のアルミクラッドと呼ばれるサッシです。温かい感じのするインテリアと屋外の耐候性を併せ持つという理由で、国内の輸入住宅でもよく施工されました。

ただ、数年前にジェルド・ウェンという大手メーカーに吸収合併されてしまい、既にこの名前のメーカーはありません。

私たちが施工した輸入住宅でも、このメーカーのものを使ったことがあるのですが、たまにガラスに小さなクラックが入ったりペアガラスの間の空気層に湿気が侵入して、内部結露を起したりすることがありました。

こういう場合、ガラスの交換をしなければならないのですが、私たちは不具合のあるガラスの実際の寸法を測って、それを国内のガラスメーカーに作らせるか、製造したメーカーに同じものを作らせるかします。

ただ、写真のような半円形の窓ガラスとなると、国内メーカーで作るのは加工が大変で結構厄介なんですね。また、ガラスに格子(グリル)が入っていたりすると、国内のガラスメーカーでは同じサイズの格子がありませんから、更に面倒なことになります。

今回私たちは、ウィルマーを吸収したジェルド・ウェンに直接交渉して、同じガラスを作ってもらうことに成功しました。ただ、その為に実際の窓ガラスから起した型紙をメーカーに渡して、それに基づいて製作してもらうなんてことをやりましたから、本当に時間が掛かりました。

だって、正確に測る為には、ガラスを押えている枠材を一旦外して、計測後に元に戻すなんて芸当も必要ですから。

多分、私たちが丁寧に根気よく交渉しなければ、出来ないと言って断られていたでしょうね。それくらい外人さんとのコミュニケーションは、大変なんです。だから、他社さんはやりたがらないでしょうね。

ペアガラスの割れや内部結露、修理でお困りの方は、ご相談下さい。窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。

<関連記事>:輸入サッシ ペアガラスの曇り(2014年6月15日)

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輸入サッシの劣化したバランサー

私が勤めていた工務店で20年前に建てたお客様から、上げ下げ窓の部品が破損して窓の開閉が出来なくなったとの連絡を頂きました。

ここの輸入住宅のサッシは、アメリカのインシュレート社製。そして、下の建具だけが開閉するシングル・ハングと呼ばれる上げ下げ窓が使われました。Insulateの窓はフレームが樹脂製でしたから、Low-Eの断熱コーティングがペアガラスに施されたタイプでも比較的お値打ちだったことを覚えています。

それにしても、バネが錆びて糸切れするまで、チャネル・バランサーが20年近くちゃんと使えたのですから大したものです。(普通は、10年で交換する消耗品ですからね) それにしても結構錆が出ていますねぇ。こういう状態になるバランサーの多くは、湿気の多い浴室や洗面の窓に施工されています。

普段は、窓フレームの中に隠れた状態で開閉を手助けする役目を果たすバランサーですから、不具合が出るまで気付かないと思いますが、窓の開閉が固くなってきたり、開閉時に変な音がするようになったら、それは交換のサインです。

新築から10年近く経った輸入サッシが付いたおうちの皆さんは、この機会に是非一度点検・整備を行ってみて下さいね。

輸入住宅のメンテナンスでお困りの方は、お問い合わせ下さい。窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。

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輸入水栓金具の水漏れ

憧れの輸入住宅に欠かせないのが、美しい洗面やキッチン。そして、そこに付けられているのが、輸入の水栓金具。

モダンなデザインのものもありますが、何と言ってもクラシックで洗練された水栓金具。こんなのが付いているだけで、お客さんを家に呼びたくなるものですよね。

今回、ご相談頂いた方の洗面の輸入水栓も、ご覧のように素敵なデザインをしています。ただ、最近少し問題が生じてきました。それは、蛇口からポタポタと水が漏れるようになってきたというトラブルです。

以前にも別の記事でご紹介した通り、レバーの台座の中にあるカートリッジ・バルブ(止水パッキン)の不具合が、原因と考えられます。セラミックで出来たバルブが欠けてしまったりして、バルブに隙間が生じると、そこから水やお湯が漏れるようになります。

セラミック・バルブは、半永久的に使えると言われていますが、堅い素材であるが故に脆くもあります。まあ、人間が作るものには、絶対大丈夫というものはありません。

今回ご相談頂いた方は、建てたビルダーさんからはバルブの輸入を断られ、別の水栓金具にまるごと交換するように言われたそうです。ただ、愛着があるものですし、まだそれ程古くなっていないことが引っ掛かって、どうにかバルブだけの調達が出来ないかと私たちに問い合わせ頂きました。

どういったバルブが使われているかなど、詳細をチェックしなければ調達の可否は分かりませんが、まずはやってみましょうか。家の修理やメンテナンスでお困りの方は、お問い合わせ下さい。

<関連記事>: セラミック・バルブ(パッキン)の不具合 (2013年4月10日)

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タイルの外壁が歩道に落下

2月10日午後10時頃、東京都新宿区歌舞伎町で9階建てビルの7階付近で外壁のタイルが縦75cm、横20cmにわたって剥がれ、約20m下の歩道に落下したというニュースがありました。

幸いけが人などは出なかったようですが、以前から私が指摘していた通り、レンガ・タイル張りの外壁の剥離・脱落が現実となった事件です。ニュースの映像を見る限り、レンガ・タイルだけでなくその下地となっている分厚いコンクリートも一緒に落ちてきているから、本当に危険だと思います。

こういう場合原因として考えられるのは、タイルの目地であるモルタルに小さなクラック(割れ)が入って、そこから雨が侵入して、防水性のないコンクリートやモルタルを劣化させたということです。

当然、コンクリートの中に入れてある鉄筋も水分で錆びてしまうでしょうから、そうした腐食で膨らんだ部分がタイル部分を外に押し出したのでしょう。

ですから、私はフェイクなレンガ・タイルを外壁に張るのでなく、本物のレンガ積み外壁にすることを提唱しているのです。積まれたレンガは決して脱落しないばかりか、その厚みによって高い断熱性も発揮します。

劣化したタイル張りの外壁が、大きな地震や台風で剥離するリスクが低くないことはこの事件でも明らかです。輸入住宅で家づくりをお考えの方は、是非レンガ積みを検討してみて下さい。

私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方はご相談下さい。

<関連記事>: レンガ・タイルは、将来メンテナンスが必要になる (2012年9月17日)
<関連記事>: レンガ積みの方が、安全か? (2015年5月29日)

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今日は、絶好の敷地調査日和

雪が舞う昨日の寒さから一変、今日は朝から暖かい日差しが降り注ぐいい天気でした。

以前より家づくりに興味を持たれていたお客様が、愛知県知立市で気に入った土地が売りに出るようなので、一度見てもらえないかという相談を頂いた。概要はメールで頂けたので、では実際の現地を見てみようということになって、お客様と待ち合わせをして現地確認をしてきました。

敷地に接する道路も狭く、その為に建築出来る範囲も制限を受けるような土地だが、少人数で暮らす分には十分な広さが確保されていると感じました。

ただ、売り主さんとしては、バブルの時の坪単価が忘れられないのか、相当高い価格での売買を希望されているみたいです。一応、この敷地条件での私が思う不動産相場をお客様にお伝えして、一度不動産屋さんと価格を交渉してみることをお勧めしました。

まあ、普通の不動産屋さんであれば、私の考えが合理的と考えて頂けるとは思いますが、売り主の方からすれば納得出来る価格とは言えないでしょうね。不動産屋さんを間に入れて価格の折り合いを付けてみるには、少々時間が掛かるかも知れませんが、そのうち一致点が見い出せるのではないでしょうか。

売買の当事者ではありませんから、私が口出しすることではありませんが、土地探しで何も分からないお客様には私のアドバイスは役に立つはずです。勿論、信じるも信じないもあなた次第です(笑)

土地やプランニングについてアドバイスが必要な方は、お問い合わせ下さい。

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