窓が下がってくるなら、バランサー交換

窓が下がってくるなら、バランサー交換

マーヴィン製ダブルハングのバランサー

マーヴィン製ダブルハング・サッシの建具(障子)が下がってくるというご相談を頂きました。

こちらの写真は、そのサッシの側枠(サイドジャム)の付近を撮ったものですが、中央部に銀色の金属で見えるのがバランサーです。

樹脂製のジャムに内蔵される形になっているので、あまり目立たぬ存在ですが、この金属の棒状のものの中にバネや吊り糸が仕込まれています。

そうしたものによって、ペアガラスの重い建具を吊っている為、あまり重さを感じずに窓を上げ下げ出来るのですが、バネが劣化して弱ってきたりすると、重さを支え切れなくなって建具が落ちてきてしまいます。

特にアッパーサッシュ(上窓)が落ちてくるようになると、最悪窓の下枠にまで勢いよく落ちてきますから、建具のペアガラスが割れる恐れが生じます。

通常は、両袖のバランサーの片方の調子が悪くなるだけですから、もう片方が支えになって建具が落ちないようにしてくれています。そういう状態の時にまだ大丈夫と思わずに、早めにバランサーを交換することが大ごとにならない秘訣です。

バランサーが両側共おかしくなったら、それこそえらいことです。Marvinのようなアルミクラッド木製サッシに限らず、上げ下げ窓なら樹脂サッシでも必ずバランサーは付いています。10~15年で寿命を迎える消耗品ですから、定期的に交換するようにしたいものですね。

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