窓が落ち掛けたウェンコ製ダブルハング

窓が落ち掛けたウェンコ製ダブルハング

窓が落ち掛けたウェンコ製ダブルハング

上窓の建具(障子)が10cm程下がった状態になっているウェンコ(Wenco)のダブルハング・サッシ。

下がった木製建具の下枠部分が雨漏れで腐って、そこにあるロック金物が脱落してしまったことと、建具を吊っていたバランサーのバネが弱くなっていることで、こんな状態のままになっています。

輸入住宅ブームの時に建てられたおうちで、その時代は網入りガラスであれば、防火基準がクリアされるという制度であった為、重いガラスの網入りペアガラスにされているのも、バランサーのバネ強度が不足している原因です。(尚、現行の建築基準法では防火基準はクリア出来ません)

(恐らく、サッシ・メーカーの製造工程では、この大きさの窓であればこの強度のバランサーという形の基準があって、イレギュラーな網入りガラスの建具が装着されても、その規定通りのバランサーが取り付けられたのだと思います)

網入りガラス入りの建具と強度不足のバランサーとのアンバランスは、以前にもローウェン(Loewen)のサッシでもありましたが、北米では重い網入りガラスを窓に採用するなんてことはあり得ない為、こうした作動不良が発生するのです。

以前にも記事に書いたことがありますが、ウェンコのアルミクラッド・サッシは、雨仕舞があまりよくないことが多いのです。

そういうことを承知した上で、価格の安い輸入サッシを採用するのであれば、屋外側のガラスの周囲やアルミパネルのつなぎ目等に防水処理を施して、室内側の木部にも防水塗料を塗ってやるという作業を追加する考えも思い浮かぶのでしょうが、殆どの住宅メーカーはそこまでの知識や対策がないまま安易に輸入住宅を造っていたのが現実です。

ここまで腐食が進行すると、サッシを丸ごと交換するという選択肢しかないようにも思われますが、サッシ枠はそのままに建具のみを別メーカーのものに装換するリプレースメント・プログラムで対応出来るかも知れません。

但し、このプログラムは、ダブルハング・サッシのみしか対応出来ませんから、その他のサッシは違う対応をする必要があります。

幸いこちらのおうちのサッシは、殆どがダブルハングですから、新築時のデザインを損なわずに元通りに復旧出来るように思います。

何れにしても、サッシの寸法を詳しく計測して、リプレースメント・プログラムが採用出来るかどうかをしっかり調査する必要がありますね。

ただ、これが採用出来るにしても、ペアガラスは網入りにはなりませんからその点はご諒解下さいませ。(標準は、LOW-E断熱ガラスです)

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