こんなにたわむとバランサーにも影響が・・・

こんなにたわむとバランサーにも影響が・・・

ログハウスのセトリング

こちらの写真は、アンダーセン(Andersen)のダブルハングのバランサーを交換した後の様子です。

建具(障子)を吊っているバランサーのヒモも新しくなって、真っ白なのが分かりますね。

ただ、気になっているのが、ヘッドジャム(サッシ上枠に装着されたカバー)。ご覧のように、樹脂製のジャムが湾曲して下に垂れてきているように見えますよね。

勿論、ビスで留めてありますから、落ちてきたりすることはありませんが、サッシの上枠が下に押されて下がってきているというのは、あまりいいことではありません。

これは、丸太を組んで建築するログハウスで見られるセトリングという現象なんですが、丸太(材木)の重みで建物が垂直方向に徐々に縮まってくるということで起こります。

(フルログでは生木を使いますから、建ててから水分が抜けて丸太自体が縮んできます。生木でなく乾燥材を使う木造住宅でも多少建物は縮みます)

つまり、窓が上から押されてきているということなんです。こうしたことは予め想定されていることで、その為にサッシを建物構造とは切り離してフリーな状態になるよう施工したり、窓上に10cm以上の隙間を作って、窓上の木材が直接窓に当たってこないように施工します。

(2x4のような木造住宅でも、量や方法の差こそあれそれに準ずる施工をしなければなりません)

お客様曰く、新築時にセトリング対策はしてあったとのことですが、想定外に多くのセトリングが起きてしまったのか、対策が機能しなかったのか、何れにしてもあまりよい状態ではありません。

今回、バランサーを交換することは出来ましたが、上枠の歪みが新しいバランサーにも影響を与え、吊りヒモの動作が緩慢な状態です。

潤滑剤などで工夫して、取り敢えずお使い頂ける状態にはなっていますが、バランサーの寿命や上枠と建具とに生じる隙間など、問題点は残ります。

それでも、壊してやり直す訳にはいきませんから、今ある状況で調整して納めるしか方法はありません。他社が手掛けたおうちには、イレギュラーなことがいろいろありますね。でも、それをどの程度いい方向で納めるかが、プロの仕事なんです。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。

※ 「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。古い日付の記事は、内容や価格が更新されている場合があります。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。

| カテゴリー: メンテナンス   タグ: , , , , ,   この投稿のパーマリンク

コメントは停止中です。