輸入サッシは、まず掃除から

輸入サッシは、まず掃除から

ゴミや汚れが溜まったケースメント窓の下枠部分

こちらは、古いミルガード(Milgard)社製ケースメントサッシの開閉金物部分のアップです。

建具(障子)部分のペアガラス内にも錆びがあり、その樹脂枠にも汚れと結露が混ざって乾いた跡が見受けられます。

また、左右にスライドするウィンドウヒンジやオペレーターといった部分にも随分ホコリやゴミが散見される状況です。

こんなに汚れが溜まった状況では、窓の開閉がうまくいかないのは皆さんでもお分かりでしょう。最近の輸入住宅は高気密・高断熱。冬は暖房、夏はクーラーを使い、殆ど窓を開けないというご家庭も多いと思います。

でも、そうすると建具と窓枠との間に雨や湿気が溜まるばかりか、外の砂や枯れ葉、排気ガスの油なども入り込んだまま抜けなくなります。

因みに、製鉄会社がある愛知県東海市などは、鉄粉も飛んできますから新築後まもなくでもサッシの塗装の劣化や金物の錆びなどが発生します。

家の中の掃除をこまめにするというお客様でも、窓を開けてサッシの金物部分まで掃除をするという人は殆どいません。

こうした手入れをしないまま窓を使い続ければ、窓の金物がスムースに動かなくなるばかりか、錆付いてギアなどが欠損したりもしますし、建具の水平・垂直に狂いが生じサッシが閉まらなくなったりします。

輸入サッシは不具合が起りやすいなんて話をする人がいますが、それはご自身が手入れをしていなかったことを棚に上げているだけのこと。

小さなハケや歯ブラシを使って細かな処まで掃除をした後に、シリコンスプレーを可動部に差してあげれば、そう簡単には悪くならないのが輸入サッシです。

勿論、長く使っていると防水処理が切れてきたりしますから、そういう時には私たちのような専門ビルダーに相談して、処理のやり直しをしてもらうようにすれば、ペアガラスの曇りや結露のトラブルも回避出来ます。

今回の台風が去ったら、窓を開けて掃除をしてみては如何でしょうか?

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。

※ 「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。古い日付の記事は、内容や価格が更新されている場合があります。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。

| カテゴリー: メンテナンス   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

コメントは受け付けていません。