木製サッシにもバランサーは存在する

木製サッシにもバランサーは存在する

バランサーが切れて上がらないハード社ダブルハング

サッシ・バランサーの不具合について記事に書かせて頂く場合の多くは、輸入シングルハング(下窓だけが開閉する上げ下げ窓)の樹脂サッシだとお考えかも知れません。

でも、実際は上げ下げ窓であれば、シングルハングでもダブルハングでも、樹脂サッシでもアルミクラッドの木製サッシでも、全てにおいてバランサーが装着されています。

勿論、サッシ・メーカーによって、その形状や強度は様々です。今回は、愛知県小牧市にある輸入住宅に取り付けられたハード(Hurd)社のアルミクラッド・ダブルハング・サッシの不具合でした。

下窓(ボトムサッシュ)のバランサーの部品が破損して、建具を持ち上げることが出来なくなっています。(尚、このバランサーは、ジャムライナー内に隠れている為、お客様にはトラブルが何かがはっきり分からない状況です)

ですから、下窓を上げても自然と落ちてきてしまいますので、可動する上窓(アッパーサッシュ)を下へ降して室内に風が入るようにしていました。このおうちは竣工して既に20年以上経っていますから、バランサーの寿命である約15年は既に過ぎています。

固くて動かないという不具合のある上げ下げ窓はもう1つありますし、これからも次々トラブルが発生することでしょうから、この機会に全てのバランサーをメンテナンスしておくことが必要かも知れません。

まあ、今回の不具合を直すだけでもいいのですが、悪くなった度に交通費や時間を掛けて直すということをしていれば、それだけで経費は余分に掛かってきますからね。

<関連記事>: ハードのダブルハングを修理してきました (2019年11月16日)

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