ここの現場は、結構大変でした

ここの現場は、結構大変でした

アンダーセン社製ダブルハング用バランサー

輸入のアンダーセン(Andersen)社製ダブルハング・サッシのバランサーの紐が切れたということで、交換作業をしに岐阜県大垣市へ伺いました。

アンダーセンのバランサーは、窓の上枠の中に内蔵されていて、カバーを外さないとバランサーを交換することが出来ません。

その上枠のカバーを外す為には、窓の側面に付いているサイドジャム(ジャムライナー)を外す必要があります。

更に、サイドジャムを外す為には、上窓と下窓の両方の建具を外す必要があります。つまり、単にバランサーを交換すると言っても、その前にいくつもの窓部材を外しながらでないとバランサーが外れない構造となっているんですね。

まあ、これだけであれば、私たちはいつものことと慣れたものなんですが、室内側の窓の周囲にケーシングと呼ばれる飾り枠材が回してあります。これを付ける時の隠し釘が、上枠の樹脂製カバーやサイドジャムに刺さっていて、木製のケーシングを外さないと釘が外せない状況だったのです。

でも、ケーシングは釘だけでなく接着剤でも固定されているので、下手をすればケーシングや内装の壁を壊さなければいけないということにもなりかねません。

通常、ケーシングを外すなんてことをしなくても、ジャムライナー等が外せなければいけないのですが、輸入サッシを知らない大工やビルダーさんが適当に納めてしまった結果、メンテナンスで支障をきたすことになるのです。

幸い少し傷が付いた程度でケーシングを外すことが出来ましたが、その分慎重に作業をしなければならず、時間や労力は半端ないものとなってしまいました。ですから、一日で8ヶ所分の窓バランサーを交換する予定だったのが、4ヶ所しか完了することが出来ませんでした。

来週再度大垣まで出張修理をしに伺わなければなりませんが、家を壊さずに済んだのは不幸中の幸いでした。お客様も当初自分で交換しようかと考えていたようですが、私たちに依頼して正解でしたね。ただ、ジジイの私にとってはきつい作業で、体が痛いですぅ~。

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