腕のいい職人がいれば解決するのか?大手なら安心なのか?

腕のいい職人がいれば解決するのか?大手なら安心なのか?

腕のいい職人だけでは解決しない

台風で屋根材が飛ばされ、輸入サッシや外壁からも漏水があったお客様と、今後の計画について昨日打合せをしてきました。

施工上のミスや選定した材料の特性、新築後のメンテナンスがうまく出来なかったといった複数の要素が重なったことと、強烈な台風の襲来といった自然環境の変化が今回不具合を起こした原因でした。

お客様もこうした状況を不安に感じられているようで、思い入れを持って輸入住宅を建てたけれど、こんなことになるなら国産住宅で建てた方がよかったのだろうかとも考えておられました。

ただ、屋根材が飛んだのは、釘打ちの位置が少し違っていたこともありますが、強烈な風の影響が主な原因と考えるべきでしょう。また、外壁からの漏水が疑われるクラックは、国産の塗り壁材の特性と施工の問題であって、輸入住宅だからという話ではありません。

確かにアルミクラッド・サッシの木部が腐ってきているという問題はありますが、これも施工した工務店が防水の問題を正しく理解していなかったことと、適切なメンテナンスが行われてこなかったことが原因であって、このサッシの構造的な欠点は2次的な要素だったと思います。

そういう意味では、材料選択・仕様・施工についていささかメンテナンスという部分に問題があったのであって、輸入住宅そのものに欠陥があるという訳ではないと思います。

つまり、国産住宅を造っている大手住宅メーカーの家でも材料の特性を知らないで使用したり、設計上の問題を考えないで施工したり、間違った施工方法で家づくりをすれば、同じようなトラブルが発生しますし、実際そういった事例はNETを検索すればいくつも出てきます。

ということで、お客様から私共の方にご相談を頂いたのですが、打合せの際に「ホームメイドではどういった職人や大工を使っているのか」というご質問を頂きました。

私共は、輸入住宅という建物を新築・修理している関係上、輸入材を知らない下請けの職人や大工はお願いするのが難しいので、いつもお願いしている慣れた人にお願いしていますという回答をさせて頂きました。

ただ、ここで気になるのは、新築時はまだしも他社が施工した家の修理メンテナンスする際は、既存の施工を見極め、不具合の原因とそこの現場に一番合った解決方法を取る必要があるということです。

その現場にいくら腕のいい大工や職人を投入しても、使う材料の選択が間違っていたり、間違った施工の仕方や手順を指示したりすれば、それを正確に忠実に実行するのが彼らの役目です。

勿論、腕のいい職人さんたちは、施工に最善を尽くすのですが、その根本が違っていれば、返ってそれがあだとなります。

例えるなら、オーケストラを考えてみて下さい。いい演奏家を揃えても、いい指揮者がいなければいい音楽を奏でることは出来ません。指揮者が楽器の配置や演奏する人間の特性を考え、そこに指揮者が考える曲の概念やイメージとなるよう指導します。

カラヤンや小澤征爾が指揮をするというだけで、コンサートに人は集まりますが、オーケストラや演奏家の名前は指揮者の名前程影響を与えません。(そうでない場合も、勿論ありますが・・)舞台演出のあの蜷川幸雄も、名前だけで満席でしたよね。

高校の吹奏楽部や素人同然の役者を使っても、見事に作品を作り上げてしまうのは、指導者の実力と考えるべきでしょう。つまり、職人がいいに越したことはありませんが、そうした職人を上手にリードして、適切な材料で思い描いた修理計画を実行していくプロデューサーやディレクターの存在が最も大切であり、それが誰かによって仕上がりは大きく変わるように思います。

家づくりでは、設計士や現場監督がその役割を果たす場合もありますが、大手を含めて質の高い人間はそれ程多くないというのが実情なんでしょうが・・・。因みに、ホームメイドでは私(村瀬)が原因調査から材料・職人の選択、計画の立案から施工まで全てを行う形を取っています。

家づくりには、資材や施工に関する広い知識や納まりに対する深い経験だけでなく、センスや気遣い、コミュニケーション能力が必要ですが、そういう有能な人はなかなか現場にはいないんです。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。

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