折っても割れないパラペイント

折っても割れないパラペイント

ピュアアクリルの外装用塗料パラペイント

以前、スタッコフレックス・イノセンスという柔軟性のあるアメリカの外壁用塗料を紹介したことがありますが、その際プラスチックの板にその塗料を塗って折り曲げても、割れが入らないというのをお見せしたと思います。

柔軟性に富んで割れに強いこうした塗料は、ピュア・アクリルという100% アクリルで製造されたものなのです。

でも、日本で売られている通常のアクリル塗料は、一般的に他の塗料と比べて耐久性が劣ると言われています。それは、アクリル以外の物質が塗料に多く含まれていて、アクリル100%では製造することが難しいからだと言われています。

欧米では、20年近い高い耐久性を実現するピュアアクリル塗料は、最高級の外装塗料として広く製造・販売されています。その中の一つ、カナダのパラペイント「ウルトラセミグロス エクステリア」の折り曲げ実験の写真をご覧に入れましょう。

ミント・ブルーの色のところが、ウルトラセミグロス エクステリアを塗った表面ですが、グニャグニャ何度折り曲げても全く割れが生じません。

ジョリパットのような塗り壁の外壁は、下地の施工が悪いと外壁やサッシの周囲にヘアー・クラックが入ってしまいます。割れた外壁の補修には、柔軟性に優れた下地材と適切な施工方法が求められます。それは、安易にコーキング等で割れを補修しても、すぐにまた割れてきてしまうからです。

適切な下地処理をした後は、パラペイントのようなピュア・アクリルの塗料で仕上げれば、割れのリスクは相当軽減されるはずです。

因みに、スタッコフレックス・イノセンスとパラペイントの違いは、イノセンスが比較的水っぽくてパラペイントの方が塗料の粘りが強いことにあります。

粘りが少ないイノセンスは、ローラーで塗る場合はローラーの回転で塗料が飛散しやすく、ハケで塗る場合は液だれしやすいのですが、パラペイントはその問題が極端に少ないですから、施工が楽で外壁への塗料の定着性がいいと言えます。(定着性を上げる為か、イノセンスには骨材と呼ばれる細かな砂粒が入っています)

また、パラペイントは、住宅専用にデザインされた2,400色ものカラーバリエーションがあるのも魅力です。

<作品紹介>: リノベーションで美しく ~H邸~
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