ペアガラスの内部結露でこうなります

ペアガラスの内部結露でこうなります

内部結露で崩壊したスペーサー

北米の樹脂サッシ インシュレート(Insulate)社製のハメ殺し窓。

FIXサッシとも呼ばれますが、写真のようにペアガラスの内部が崩壊しています。

中に入っている気密材のスペーサーが、バラバラになっていますし、錆び付いた粉のようなものもたくさん出ています。シングルハングやケースメントのような開閉可能なサッシもガラスの内部結露を起しますが、ハメ殺しのサッシも同様の不具合を起します。

窓枠や建具が樹脂で出来ているサッシは結露に強いと言われていますが、それは室内の湿気が窓によって冷やされる結露が発生しても、木製枠ではないから腐らないというだけのこと。

雨などの水分が、樹脂枠とペアガラスとが接する部分から入り込んでしまった場合は、中で水分や湿気が滞留してしまい、反ってペアガラスのスペーサーを劣化させる原因にもなります。

写真のようになってしまうと、ガラス自体が少しガタついてきているかも知れません。そのうち窓から脱落するでしょうから、ペアガラスを交換すべきです。

今回ご相談を頂いた輸入住宅では、こうしたサッシがいくつかあるようですから、不具合調査を含めて時間と費用が掛かると思います。尚、この現象は国産・輸入を問わずペアガラス・サッシに発生します。輸入住宅じゃないから大丈夫なんて、気を緩めないで下さいね。

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