ガレージドアを加工してはダメ!

ガレージドアを加工してはダメ!

サイズを加工されたガレージドア

幅2.2m、高さ1.7mの開口しかない地下式のビルトイン・ガレージ。

通常のガレージドアは、幅2.4m、高さ2.1m又は2.4mという大きさだから、こちらの開口寸法は相当小さいことはお分かりですね。

まず、こういうガレージを作ることは、そうそうないことだと思いますが、もし作るとしたらこの開口に合わせて特注するしかありません。

でも、こちらに設置されたガレージドアは、特注でオーダーしたものではないらしく、既製品のドアを開口寸法に合わせてカットされているようです。

木製のガレージドアは、いくつものパネルを組み合わせて1枚のドアを形成します。それを4~6段積み重ねることで、大きなガレージドアにしています。

ですから、幅や高さを短くカットするということは、組付けた接合部分を切断することに他なりません。勿論、そんなことをすれば、組み合わせたパネルの強度が落ちてしまい、長年の使用には耐えられなくなります。

こちらのガレージドアは、15年近くお使いのようですが、ご覧のように金物を接合部に取り付けてパネルの脱落を辛うじて防いでいます。

こんな状態では、いずれドアパネルが崩壊して、大きく壊れることになるでしょう。そうなったら、下にいる人や車にも危険が及んでしまいます。

計画性のない設計や無理な施工したビルダーに問題はありますが、こうなったら一刻も早くこの開口寸法に適合したガレージドアを製作した上で交換すべきだと思います。

尚、ドアだけでなく、レール類も規定の取付けをされていませんから、電動オープナーにも大きな負担が掛かってしまい、その寿命を縮めていることは間違いありません。

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