下枠が腐ったダブルハングの建具

下枠が腐ったダブルハングの建具

下枠が腐ったハード社ダブルハング

とあるお客様から、ハード(Hurd)社製ダブルハングの建具(障子)の木枠が腐ってきているので、メンテナンスがしたいというご相談を頂きました。

今はなくなってしまったモアハウジングという輸入住宅メーカーが施工したおうちですが、やはり修理メンテナンスをしてくれるビルダーがなく、NET等で私共に辿り着いたご様子です。

写真の木製窓以外にも同様のトラブルが生じたサッシがあるようで、いくつか同時に直さなければいけません。

まだ、写真をメールでお送り頂いただけですから、現場を見てから判断しなければいけないと思っていますが、最近の事例からすればガラスと外装アルミカバーとの接点やアルミカバーのつなぎ目から雨水が侵入して、本体の木が腐った可能性が高いように思います。

写真からすると、窓の近くに傾斜の強い屋根が見えますから、この屋根に強い雨風が当たって、その跳ね返りがこの窓へ横殴りに吹き付けてきたのかも知れません。また、もしかしたら、この窓は南側や東側の壁面に取り付けられたもので、東南方向から吹く台風の直撃を受ける状況であったということも考えられます。

何れにしても、サッシの防水機能が劣化するなどしてうまく作動しなかったのでしょうから、新しい建具に交換する際はその点の対策強化をする必要がありますね。

あと、ハードの古いダブルハング・サッシは、既に古い建具の製作を中止している可能性がありますから、窓枠の両サイドに付いているジャム・ライナーごと交換する必要があるかも知れません。その際は、下窓(ボトム・サッシュ)だけでなく上窓(アッパー・サッシュ)も同時に交換することとなります。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。

<関連記事>: 今なら、古いダブルハングでも交換出来ます (2016年11月3日)

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