全館空調は、機器よりも循環デザインやサービス

全館空調は、機器よりも循環デザインやサービス

全館空調のダクト配管

最近、全館空調システムについて、お客様からご質問を頂きました。

そのお客様は、結構勉強されていらっしゃるようで、細かなことまでいろいろお聞きになられました。

以前、私が書かせて頂いた記事で、熱交換型の換気装置について詳しくご説明したものがありますが、書いた時の当時の記憶が蘇って参りました。そういった意味では、こうして時々お問い合わせ頂けると、私も勉強になる気がします。

熱交換の種類については、以前の記事をお読み頂くこととして、空調システムというものは機器そのものの性能が一番大切なのではなく、システム全体のバランスや施工方法、アフター・メンテナンスの方が重要な気がします。

機器については、製造各社それぞれが十分に頑張って作っておられますから、極端な性能差というものはないように思います。ただ、その機器の性能を十分に引き出す為には、家の大きさに合った機器の選定や空気の循環を考えたダクトの配置が重要となります。

また、そうした設計がいくら上手でも、変にダクトが折れ曲がっていたり、接続部分の気密が保たれていなかったりすれば、余分な電力を使うこととなります。つまり、機器自体の性能よりも設計デザインや施工の精度(気遣い)が重要視される訳ですから、如何にいい施工会社に依頼するかで勝負は決まります。

そして、最も大切なのは、施工後のメンテナンス。いくら施工が上手でも、人間が作るものには限界があります。接続の際の気密テープの劣化や給排気口のホコリなどは、生活していれば避けられない問題です。

定期点検などでそういったことに対処していける体制は、お客様と私たちがガッチリ手を組んでいける関係がなければ構築出来ないことなんです。

どこに建築を依頼するか、どこが信頼を置けるビルダーなのか、それを確認する方法はHPでどれだけ情報公開しているかを確認したり、直接会って話をする以外ないと思います。結局、人が大事ということなんでしょうね。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。

<関連記事>: 熱交換型換気装置は、どっちがいいの?(2) (2012年11月13日)

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