お知らせ : ページ 190

傾いた折れ戸を直す

バイフォールドドアの上レールと固定金物

輸入住宅の収納用のドアとして使われるバイフォールドドア。

折れ戸なので開いても場所を取らない為、玄関の下駄箱用の収納ドアとしてもよく使われます。

今回は、このバイフォールドドアの固定がグラグラになって倒れ込んできたので、修理をして欲しいという相談でした。

バイフォールドドアは、構造としては非常にシンプルに出来ているのですが、収納空間に棚などが付いている為、中に入り込んで作業をするのには結構窮屈な状況になります。また、その調整も微妙なドアの位置関係がある為、適正な位置にドアを固定するには結構な時間が必要です。

調整作業だけならまだいいのですが、長年使われてきたドアの場合、上枠のレールが曲がっていたり、固定部品などが破損したりなくなっていたりもしますから、そういった部品の有無も作業前にチェックしておく必要があります。

今回ドアが傾いた原因は、このドアを入れる為に開けられた開口寸法が規定よりも小さいことにありました。ドアがこの狭い開口寸法内に納まろうとする際、どうしても固定部分に力が掛かってしまいます。

ドアの開閉の際にそれを毎日繰り返していると、固定金具に負担が掛かり続け、固定のナットビスが緩んでしまうということになります。そうなると、ドアを支える軸が動くようになってしまい、折れ戸が倒れ込んで開閉に支障をきたす状況となる訳です。

ただ、開口寸法の間違いによって、固定金具以外にもいくつか問題が出てきていましたから、そういった部分も補修しなければなりません。私も実際に補修作業に入るまでは、そんな基本的なことをやっていないなんて思ってもいませんでした。

この家を造った大工や現場監督、請け負った住宅メーカーはこのことを分かっていたはずですが、それを誤魔化して工事を完了してしまったことは、少し良識に問題があるかも知れませんね。(新築当初から開閉が非常に固く、やりづらかったとのことです)

抜本的に問題を解決するにはドアを削って少し小さくしてやるということとなりますが、今回は取り敢えずお客様に状況を説明して使えるように調整しました。将来的にどうしても使い勝手が悪いということになったら、その時は納まりがいいようにしっかり直して差し上げたいと思います。

物事には結果がありますが、結果を是正する為には根本の原因がどこにあるかを見極めなければ本当の解決には至りません。そこまで考えて修理をしてこそ、長くおうちを維持していけるのです。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。

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先日記事で紹介した止水バルブを換えました

水漏れが直ったデルタ(Delta)製キッチン水栓

ダイヤモンド・シール・テクノロジーで作られたセラミック・カートリッジの記事を書かせて頂きましたが、それを無事キッチン水栓に取り付けて参りました。

デルタ(Delta)社製の真っ白な美しいデザインの水栓金具ですが、古いものと交換して数年で水がポタポタ落ちるようになったそうです。

デルタでも相当自信のある部品ですから、そう簡単には水漏れすることはないはずなんですが、初期不良なのかそれとも水道管に砂粒が混じっていたか、バルブの部分に僅かな隙間が生じてしまったようです。

新しいバルブ部品は、恐らく改良型になっていると思われますが、水栓内部の汚れや錆を掃除しながら傷付けないように慎重に装着。

水とお湯の配管バルブを開放して、ワンレバーのハンドルを操作しても全く漏水しなくなりました。随分長い間、この水漏れを苦にしていらしたそうですから、私共がメンテナンスを完了出来て、お客様にも相当喜んで頂きました。

輸入の水栓金具は、メーカー名、品名・品番、製造時期を特定出来れば部品の調達は十分可能です。万一生産が終了していても、補修用にメーカーは在庫を比較的長く持ち続けます。

ですから、こうした情報を大切に保管して、いざという時にはそれを専門家に知らせさえすれば、何とかなる可能性はありますよ。

<関連記事>: ダイヤモンド入りなのか? (2019年4月4日)

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不具合のあるバランサーは飛び出します

建具から飛び出したバランサー

茨城県のサッシ会社さんからお客様の家の輸入樹脂サッシが壊れたようだが、部品交換等で修理は可能かとの問い合わせを頂きました。

窓は、サーティンティード(Certainteed)社というメーカーのもので、今はジェルドウェン(Jeld-Wen)という会社に吸収合併されて同じものは作っていない状況です。

ただ、写真を確認する限りでは、チャネル・バランサーと呼ばれる棒状のバネ部品に不具合があるように思います。

古くなって内蔵されているバネやローラー部品が錆びたり劣化したりしてくると、固くなって戻りが悪くなってしまいます。そういう時に、このようにバランサーが建具から外れ、上や下から飛び出してくるのです。

この形式のバランサーに限らず、建具を支えているバランサーは10~15年程度が寿命ですから、上げ下げ窓の動きが悪く感じたら交換時期が来たと思って下さい。

その状態でそのまま放置すれば、そのうち写真のようにバランサーが外れ、窓の開け閉めが全く出来なくなります。

こうしたトラブルは、シングルハング・ダブルハング、樹脂サッシやアルミクラッドサッシに限らず、バランサーが内蔵された全ての輸入の上げ下げ窓に発生します。

車のタイヤと同じで使っていなくても劣化しますから、時期が来れば定期交換することが大切ですよ。(むしろ、常に使っていた方が調子がよかったりします)

<関連記事>: バランサーだけ交換しても直らない (2019年8月3日)

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ダイヤモンド入りなのか?

デルタ社製キッチン水栓用止水バルブ

アメリカ デルタ(Delta)社のキッチン水栓用のカートリッジ・バルブが入荷してきました。

何年か前に新しい水栓金具に交換したそうですが、最近吐水口からポタポタ水が落ちてくるということで、交換用の止水バルブを取り寄せました。

何でも「ダイヤモンド シール」と呼ばれる技術が使われているらしく、通常のセラミックのバルブにダイヤモンドの粉を混ぜて耐久性を上げているという記述を読んだ記憶があるんですが、人間の作るもので水漏れが起きないというものは絶対ありません。

勿論、ゴム・パッキンのようなものに比べれば、はるかに耐久性があるんでしょうが、水道管に小さなゴミや砂が入り込んでいれば、部品が破損することは仕方ないのです。

明日、名古屋市のお客様のおうちに伺って、このパーツに交換してくる予定ですが、この他にもメンテナンスすべき箇所があるので、ちょっと頑張ってこようと思います。

家のメンテナンスは、早ければ早いほど作業や費用も少なく済みます。特に輸入住宅では材料の多くを遠くから輸入しなければなりませんので、心配な時間を少しでも減らす為にも専門家に早めに相談することをお勧めします。

<関連記事>: 先日記事で紹介した止水バルブを換えました (2019年4月6日)

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全く同じものはないですが、代替出来ます

Almetcoの掃出しサッシ用ハンドルロック

京都府のお客様からアルメトコ(Almetco)の掃出しサッシに付いているハンドルロックを交換したいので、調達可能かとの問い合わせを頂きました。

写真のものがそのハンドルですが、サッシ・メーカーは存在せず、そこから直接部材を購入することが出来ませんから、部品メーカーを当たってみることにしました。

全く同じハンドルについては、残念ながら調達が出来ませんでしたが、ロックの形状や取付け穴の位置等が同じであれば、交換することは可能です。

いろいろ当たってみた結果、使えそうなものが見つかりましたので、お客様にご案内してそれを調達することとなりました。輸入住宅の部材については、こういう応用が利くという処が素晴らしいですよね。

今回調達する予定のハンドルは、押し出し成型されたアルミで出来ているようですから、結構丈夫に作られているのではないかと思います。また、商品がアメリカから届きましたら、ご紹介させて頂きます。

<関連記事>: 新しいデザインの掃出しサッシ用ハンドル (2019年4月30日)

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ペアガラスの調達依頼

ガラスにヒビが入った菊竹産業のシュエット

福岡のお客様から樹脂サッシのガラスにヒビが入ったので交換したいというご相談を頂きました。

サッシは、菊竹産業というメーカーが昔OEMで輸入サッシを製造していたシュエットというシリーズの引き違い窓。

当初は、ペアガラスだけを調達させて頂いて、それを地元のサッシ屋さんが交換するというものでした。

であれば、ガラスの調達だけをすればいいということですから、然程面倒ではありません。でも、よく話を伺うと、その業者さんは樹脂の枠とガラス押えが密着していて、外すことは無理と返事をしてきているらしいのです。

確かに国産サッシしか触ったことがない人にとっては、どうやって交換したらいいのか全く分からないでしょうし、もし失敗して新しいガラスを割ってしまったり、枠を壊してしまったりしたら、それこそ大きなトラブルになってしまうと考えるのは普通です。

取り敢えず、私の方では交換用のガラスを用意するようにしますが、もし交換作業までやって欲しいとなったら、数日名古屋には帰れません。それくらい輸入サッシや輸入住宅を触れる専門家は、この日本に少ないということなんでしょうね。

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ダブルハング・サッシの防犯強化

ダブルハングのセーフティロック

空き巣や泥棒の被害が、最近益々多くなってきているようですが、玄関ドアだけでなく腰高よりも上の窓からの侵入もよくあります。

今回ご紹介するのは、アルミクラッドの木製サッシに取り付けるダブルロック用防犯部材。

絵にあるように、上げ下げ窓であるダブルハングの木製建具(障子)に取り付けるもので、キーで鍵を掛けられるという安心設計。

建具の枠に隠れている為、外からはここにロックが付いているということも分かりづらくなっています。

木製枠に穴を明けて、そこにカンヌキを差すという仕掛けをしますが、少し上の方にももう1つ穴を明けます。窓を少し開けた状態でここにカンヌキを差せば、鍵を掛けた状態で換気が出来るというスグレモノです。

枠が木で出来たようなしっかりした下地でないと、穴を明けることが出来ませんが、マーヴィン(Marvin)やアンダーセン(Andersen)、ハード(Hurd)やペラ(Pella)といった木製のクラッド・サッシであれば、どのメーカーのものでも使えます。

また、上げ下げ窓だけでなく、引き違いサッシや掃出しサッシでもお使い頂けると思います。輸入住宅の防犯対策に興味のある方は、調達出来ますよ。

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只今、防水塗装中

交換用のアンダーセン製スライディング・パティオドア

こちらは、アンダーセン(Andersen)社の4枚引き分けサッシの1枚を塗装しているところです。

通常は掃出しサッシであれば2枚なんですが、中央の2枚が引き分けで両サイドの2枚がFIX(ハメ殺し)となった幅3mを超える大きな窓です。

現在、その1枚のドアの室内側をパラペイントの木部防水塗料 ティンバーケアで二度塗りしている様子です。

ローラー(戸車)が付いているドア下も当然防水塗装を行いますし、屋外側のガラスの防水処理も行いますよ。新築時にこうした輸入の掃出しサッシは、窓枠に装着された状態でおうちにそのまま取り付けてしまいますから、ドア下のような場所は防水塗装されません。

今回は、不具合のあったサッシの交換用のドアということで、現場で交換作業を行う前に会社の倉庫でこうした塗装や防水処理を行えます。

普通の輸入住宅ビルダーや修理業者さんであれば、交換部材を取り付けてから塗装をするだけですから、ここまで念入りに防水作業を行うことは出来ません。(尚、その分納品に時間が掛かりますよ)

交換してしまえば全く同じに見えるでしょうが、木製サッシの将来の修理やトラブルを考えると、実は全然違ってくる仕事なんですね。だって、サッシやドアの下側が雨で腐ってくるなんてことは、よくあることなんですから・・・。

<関連記事>: 外装の化粧板が剥がれました (2019年4月19日)

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後付け屋根の雨漏り

後付け屋根の雨漏り

こちらの部屋は、ペットの猫ちゃん用に後付けで造られたサンルーム。

ガラス屋根からたくさんの光が入って冬でも温かな空間になっていますが、その分夏は暑いかも知れません。

そんな部屋ですが、屋根と接している壁にはいくつもの雨垂れの跡が流れています。

元々屋外となっていた場所に新たに屋根やドアを設置して部屋にした空間ですが、建物には何も触らずにそのままトン付けで屋根を載せているようです。

ですから、外壁や屋根に付いた雨水が、そのまま伝って部屋の中へと入ってきているという感じです。こういう場合、応急処置としてコーキングなどで防水処理するということはありますが、物理的に雨の侵入を防ぐことは不可能です。

屋根の上にある外壁を少しめくって、そこに鈑金などを入れ込んでそれを屋根の際の部分に被せることをしないと、雨仕舞をよくすることは出来ません。

外壁も触ることになりますから、外装の塗り直しをする時にでもこうした一連の補修をした方がいいかも知れません。また、その際の足場を利用して、輸入サッシのペアガラスの防水処理も一緒にやりたいですよね。

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廃番商品ですが、何とかなりそう

モエン社製洗面水栓のレバー不具合

こちらは、カナダ モエン(Moen)社製の古い洗面用水栓金具。

モンテセロというシリーズで、日本の輸入住宅では人気のあった洗面水栓だった気がします。

今回お客様から、レバーハンドルが外れてしまい修理をしたいのだけど、購入した先でも部品が手に入らないとのことで、違う水栓への全交換を勧められたのだが、何とかならないかということでした。

確かにこの製品は、既にメーカーでは廃番になっていて、カタログからも削除された状態でした。ただ、通常メーカーでは交換部材を長く在庫しているのが一般的で、部品のみの供給が可能ではないかと思い、調査をしました。

そうしたら、部品の在庫をしていることが判明し、色もクロームのものが見つかりました。ただ、この不具合が単純にレバーの頭の部品だけが外れているという不具合なのか、それともそれ以外にも不具合があるのかは写真だけでは分かりません。

取り敢えず、メーカーのサービスにも相談しながら、お客様にも代替部品以外に不具合がある場合は、別途調達しなければならないというリスクについて予めご理解を頂くようにお願いしました。

本当ならおうちに伺って、水栓を分解の上不具合場所を確認するのが一番ですが、遠くのお客様にはメール等の遠隔操作で打合せするという方法を取らざるを得ないこともありますね。

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