お知らせ : ページ 175

ミルガードの新しい掃出し用ハンドル

ミルガードの新しいロックハンドル

こちらの写真は、ミルガード(Milgard)のスライディング・パティオドアに装着した新しいハンドルとロックレバーです。

掃出しサッシ用のハンドルは、長い間使っていると結構グラグラしてきたり、ハンドルの根元が折れてしまったりしますし、ロックレバーがポキンと欠損することもしばしばです。

今回取り付けたハンドルセットは、鋳物で丈夫に作られていますし、ロックレバーは以前のものより厚みがあって折れにくくなっています。

既存のデザインのハンドルも手に入らないことはないのですが、このデザインのものの方が丈夫に出来ているような気がします。

掃出しサッシのハンドルは、消耗品ではありませんから、然程交換を意識する必要はありませんが、固定するネジ等が緩んだ状態で使い続けるのは、破損の原因となりますから危険です。

ロックレバーも、鍵が掛かりづらくなった状態で無理にレバーを下げようとすると折れてしまいますから、鍵やドアの調整を定期的に行わなければなりません。

ただ、そういった調整・メンテナンスが出来るサッシ屋さんやリフォーム屋さんは、殆ど国内にいないのが実情です。

ご自身で努力してやってみるのは一番ですが、どうしてもやれない場合はそれを放置しないで私たちのような専門家に相談してみて下さい。きっと、見違えるようにうまく作動するようになりますよ。

<関連記事>: ミルガード製掃出しサッシのハンドル (2018年5月27日)

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施工は丸一日ですが、防水処理や木部塗装もやってます

交換したマーヴィン社製掃出しサッシ

こちらの写真は、ベランダに設置されたマーヴィン(Marvin)社の掃出しサッシ(スライディング・パティオドア)を交換し終えた処です。

以前記事に書きましたが、ハメ殺し(FIX)側のドアの木部が腐って、脱落寸前という状態でした。

外部のガラス周囲からの雨漏れが原因で、アルミに覆われてあったはずの木製建具が徐々に中から腐っていきました。

お客様が室内から不具合が分かるくらい酷くなるまで、長い年月を掛けて腐っていきますから、その時は既に補修は不可能な状態になっています。

そこで、今回腐った側のドアを新しいものと交換した様子が、この写真。古いドアと並べて見ると、その美しさが歴然と違います。

でも、これを交換するのは、一般のお客様自身はもとより普通のサッシ屋さんでも絶対に不可能なんです。それは、防犯対策や断熱・気密対策が至る処に施してある為、それらを1つずつ外していかないと、ドアが外れる処まで進みません。

また、この輸入の掃出しだけでなく、北米の掃出しサッシの多くは、FIX側のドアを人為的に外せないようにサッシ枠の外側からドアに向かって太くて長いビスが打ち込まれているのです。

サッシ枠は、新築時に構造体(外壁)に釘やビスで固定されていますから、FIXのドアを固定しているビス(隠し釘)を外すには、外壁や構造を触らなければ外せないということになります。

勿論、そんなことをしたら大ごとになりますから、あらゆる工具や体力を駆使して、ドアの固定を解除します。

また、古いおうちは、建物の重量がサッシの上に圧し掛かってきていますから、ドアの開口高が数ミリ下がってきています。つまり、新しいドアをそのまま入れようとしても、ドアの高さが大きくてサッシ枠の中に納まらないということになります。

これも現場で工具を使って、ドアの高さを調整しなければなりません。ドアを何とかサッシ枠に納めたら、サッシ枠とドアとのつなぎ目にコーキング等で防水処理をしたり、劣化したウェザーストリップを一緒に交換したりしていきます。

複雑な工程を順番にクリアしながら、イレギュラーな状況をその場で解決していくだけでなく、ドア調整などのその他のメンテナンスも同時に行うなんて、住宅メーカーでもやれない仕事だと思います。

こうしてマーヴィンの掃出しサッシの交換メンテナンスを一日がかりで終えましたが、その前段階で無塗装の白木にティンバーケアで防水塗装をしたり、屋外側の防水処理を事前に行っていますから、この修理には数日を要していると思います。

ここまでやってまた雨漏れするようなら、どんな輸入サッシだろうと雨漏れすると思いますが、如何でしょうか。

<関連記事>: 相当放置してましたね (2019年2月4日)

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珍しいですが、今でも購入出来ます

ゴールドの鶴首型キッチン水栓

こちらの製品は、今では殆ど見掛けなくなったゴールドの鶴首型キッチン水栓。

北米の水栓のトレンドは、ダーク・ブロンズやいぶし銀のニッケル色。

ポリッシュド・ブラスと呼ばれる金色の水栓は、クラシック過ぎて今のトレンドから外れていました。

今回、20年程前に輸入住宅を建てさせて頂いたお客様のキッチン水栓が水漏れして、新しいものを調達したいとのことで、この水栓金具をアメリカから輸入することになりました。

非常に数が少なくなったゴールドの水栓金具ですが、こうした製品はまだ調達が可能です。最近、北米でも金色の水栓金具が見直される感じがありますから、メジャーなメーカーでも金色のものがそのうちラインナップされるかも知れません。

何れにしても、ゴールドのキッチン・洗面水栓は、輸入住宅好きの日本人にはど真ん中ですから、末長く作り続けてもらいたいものです。輸入水栓のリフォームをお考えの方、輸入住宅を新築される方は、是非ご相談下さいね。

<関連記事>: ゴールドのキッチン水栓、入荷! (2019年9月23日)

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形状も寸法も様々あります

マルチポイントロック金物

こちらの写真は、輸入のケースメントやオーニング・サッシに使われるマルチポイント・ロックの金物です。

マルチポイント・ロックというのは、このロックレバー1ヶ所を操作するだけで、数ヶ所のロック・ポイント全て鍵に掛けられるというシステムです。

普通、ロックは1ヶ所だけですから、マルチポイント・ロックを採用している輸入サッシは、少し高級と言えるかも知れませんね。

今回、その金物が破損したのか、部材を調達したいということでこの写真をお送り頂きました。欲しいのは、右側の金物で左のものは手元にあった類似の金物だそうです。

この手の金物は、現在の形状と昔の形状とで違いがあったり、取付け穴の位置やロックする爪の長さや幅がいろいろあったりして、ピッタリのものを探すのに結構時間が掛かります。

このロック金物は、殆どが鋳物で出来ているんですが、レバーが付いている根元の部分で折れてしまうというトラブルがしばしばあります。

そうなると鍵を掛けることが出来ませんから、セキュリティ上問題となりますから、早めに調達したいということになります。

ただ、こうした金物が破損する際には、ロックレバーが少しグラつくとか以前より力を入れないと鍵が掛からないとかいう現象が出ますから、そうなったら交換する準備を考えなければなりません。

でも、こうした金物は日本では手に入りませんから、輸入住宅にお住まいのお客様でお困りの方も多いと思います。

金物を交換する際は、必ず壊れる原因が他にありますから、そういった部分の調整やメンテナンスをすることも忘れてはいけません。

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クレセントが、グラグラしてます

アルパイン社引き違いサッシのクレセント

こちらの写真は、アルパイン(Alpine)社製引き違いサッシのロック用クレセントです。

英語ではサッシュロックと呼ばれるパーツなんですが、ロックする際に回転軸に力が掛かるせいか、長年使っているとレバーがグラグラしてきます。

こういう状況で使い続けると、そのうちロックレバーが本体から外れて鍵が出来なくなります。

このお客様は、そうなる前に私共にご相談頂き、新しい部品を装着させて頂けると思いますが、壊れてからの問い合わせも結構あります。

多くの皆さんは、やばいかもと思っていても、まだ大丈夫だろうなんて言いながら使い続けるものですから、慌てて手配をすることとなりますが、輸入品は手に入れるまで時間が掛かります。

この部品は、アルパインが部品メーカーに特別に作らせた専用品となっていますが、ほぼ形状が同じ互換品も手に入ります。

そういった意味では窓メーカーがなくなってしまっても、こうした部品も部品メーカーから調達出来ると思いますので、もしクレセントの破損でお困りの場合は私共にご相談下さい。

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窓が落ち掛けたウェンコ製ダブルハング

窓が落ち掛けたウェンコ製ダブルハング

上窓の建具(障子)が10cm程下がった状態になっているウェンコ(Wenco)のダブルハング・サッシ。

下がった木製建具の下枠部分が雨漏れで腐って、そこにあるロック金物が脱落してしまったことと、建具を吊っていたバランサーのバネが弱くなっていることで、こんな状態のままになっています。

輸入住宅ブームの時に建てられたおうちで、その時代は網入りガラスであれば、防火基準がクリアされるという制度であった為、重いガラスの網入りペアガラスにされているのも、バランサーのバネ強度が不足している原因です。(尚、現行の建築基準法では防火基準はクリア出来ません)

(恐らく、サッシ・メーカーの製造工程では、この大きさの窓であればこの強度のバランサーという形の基準があって、イレギュラーな網入りガラスの建具が装着されても、その規定通りのバランサーが取り付けられたのだと思います)

網入りガラス入りの建具と強度不足のバランサーとのアンバランスは、以前にもローウェン(Loewen)のサッシでもありましたが、北米では重い網入りガラスを窓に採用するなんてことはあり得ない為、こうした作動不良が発生するのです。

以前にも記事に書いたことがありますが、ウェンコのアルミクラッド・サッシは、雨仕舞があまりよくないことが多いのです。

そういうことを承知した上で、価格の安い輸入サッシを採用するのであれば、屋外側のガラスの周囲やアルミパネルのつなぎ目等に防水処理を施して、室内側の木部にも防水塗料を塗ってやるという作業を追加する考えも思い浮かぶのでしょうが、殆どの住宅メーカーはそこまでの知識や対策がないまま安易に輸入住宅を造っていたのが現実です。

ここまで腐食が進行すると、サッシを丸ごと交換するという選択肢しかないようにも思われますが、サッシ枠はそのままに建具のみを別メーカーのものに装換するリプレースメント・プログラムで対応出来るかも知れません。

但し、このプログラムは、ダブルハング・サッシのみしか対応出来ませんから、その他のサッシは違う対応をする必要があります。

幸いこちらのおうちのサッシは、殆どがダブルハングですから、新築時のデザインを損なわずに元通りに復旧出来るように思います。

何れにしても、サッシの寸法を詳しく計測して、リプレースメント・プログラムが採用出来るかどうかをしっかり調査する必要がありますね。

ただ、これが採用出来るにしても、ペアガラスは網入りにはなりませんからその点はご諒解下さいませ。(標準は、LOW-E断熱ガラスです)

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表面が剥がれる前に対策を!

外装が剥がれてしまったアンダーセンの掃出しサッシ

こちらの写真は、アンダーセン(Andersen)社製掃出しサッシです。

スライディング・パティオドアとも呼ばれますが、アンダーセンの場合外装は塗装された化粧パネルになっています。

アルミパネルのマーヴィンとは違い、塗装や防水処理の劣化が起きますから、定期的なメンテナンスが必要です。

しかしながら、殆どのお客様は国産のアルミサッシのように、一度取付けたら一生何もしなくても持つものだと思っています。パネルが劣化すると、ガラスとの接点などから内部に雨が侵入し、木部が徐々に腐ってきます。

また、木部と化粧パネルとの接着が悪くなってきますから、表面のパネルが剥がれてきてしまうというトラブルも発生するのです。

ここまで行ってしまうと、ドアを補修して元通りにすることは出来ませんから、古いドアを外して新しいドアに入れ替えてやる必要が生じます。

外壁や内壁に接するドア枠はそのまま使えますから大事にはなりませんが、それでもアンダーセンのドア自体は高価なものですので、交換修理費用を入れれば結構な金額になってしまうかも知れません。

ですから、こうなる前に外壁塗装と一緒にドアの塗装を行ったり、ペアガラスの周囲や化粧パネルのつなぎ目などに防水処理をしてあげることが大切です。

恐らくそういった提案やお手入れの説明を施工業者からお客様にはされていなかったのだろうと思いますが、気が付いたらすぐに実行するようにして下さいね。因みに、輸入のアルミクラッド・サッシであっても、防水処理は必修です。

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製造時期は、ここで分かります

ローウェン製サッシのペアガラス内刻印

こちらの写真は、ローウェン(Loewen)の掃出しサッシに装着されたペアガラスの金属スペーサーを写したものです。

スペーサーとは、2枚のガラスの間に入っているもので、両側にガラスを接着してペアガラスの気密を確保する為に使われます。

これがあることで割れたガラスが外れにくくなりますから、泥棒の侵入を多少妨害することにも役立つのです。

そんなスペーサーですが、金属の上に刻印のような文字が見えますでしょうか。これは、サッシのメーカー名と製造国、そして製造時期を表しています。

特に大切なのは、メーカー名と製造時期。メーカーが分かれば、メンテナンスをする際にどこのメーカーに連絡すればいいのかが分かります。

製造時期は、製品によっては製造方法や使用している部材が変わってしまうケースがあるので、いつ作られたものかによって仕様の詳細が分かります。

一番右の数字がそれなんですが、「07 98」とありますね。ローウェンでは、1998年の第7週に作られたことを意味します。(尚、どこのメーカーもこんな刻印を採用している訳ではありません)

メーカーによっては、同じ製品でも突然製造方法や材料が変わるケースがありますから、こうした細かなチェックが大切なんですね。

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こんなにたわむとバランサーにも影響が・・・

ログハウスのセトリング

こちらの写真は、アンダーセン(Andersen)のダブルハングのバランサーを交換した後の様子です。

建具(障子)を吊っているバランサーのヒモも新しくなって、真っ白なのが分かりますね。

ただ、気になっているのが、ヘッドジャム(サッシ上枠に装着されたカバー)。ご覧のように、樹脂製のジャムが湾曲して下に垂れてきているように見えますよね。

勿論、ビスで留めてありますから、落ちてきたりすることはありませんが、サッシの上枠が下に押されて下がってきているというのは、あまりいいことではありません。

これは、丸太を組んで建築するログハウスで見られるセトリングという現象なんですが、丸太(材木)の重みで建物が垂直方向に徐々に縮まってくるということで起こります。

(フルログでは生木を使いますから、建ててから水分が抜けて丸太自体が縮んできます。生木でなく乾燥材を使う木造住宅でも多少建物は縮みます)

つまり、窓が上から押されてきているということなんです。こうしたことは予め想定されていることで、その為にサッシを建物構造とは切り離してフリーな状態になるよう施工したり、窓上に10cm以上の隙間を作って、窓上の木材が直接窓に当たってこないように施工します。

(2x4のような木造住宅でも、量や方法の差こそあれそれに準ずる施工をしなければなりません)

お客様曰く、新築時にセトリング対策はしてあったとのことですが、想定外に多くのセトリングが起きてしまったのか、対策が機能しなかったのか、何れにしてもあまりよい状態ではありません。

今回、バランサーを交換することは出来ましたが、上枠の歪みが新しいバランサーにも影響を与え、吊りヒモの動作が緩慢な状態です。

潤滑剤などで工夫して、取り敢えずお使い頂ける状態にはなっていますが、バランサーの寿命や上枠と建具とに生じる隙間など、問題点は残ります。

それでも、壊してやり直す訳にはいきませんから、今ある状況で調整して納めるしか方法はありません。他社が手掛けたおうちには、イレギュラーなことがいろいろありますね。でも、それをどの程度いい方向で納めるかが、プロの仕事なんです。

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大きな半円ガラスを交換しました

ペアガラスが外れた状態のヴァイスロイ製半円窓

以前、ペアガラスの中が曇ったヴァイスロイ(Viceroy)社製半円窓について書かせて頂きました。

輸入の樹脂サッシに取り付けられた大きなハーフサークル・ガラスですが、先日の台風の時に外れてしまうというトラブルが発生しました。

丁度その時には、既にペアガラスの発注が完了していて入荷を待つというタイミングでしたから、メーカーに急遽出荷スケジュールを前倒しして頂いて、商品は今週私共の処に届きました。

そして、今日その大きなガラスを車に積んで、現場まで持ち込みました。

1枚目の写真が、窓を覆っていた養生シートを外して窓全体を露出させた状態です。写真では分かりにくいですが、半円窓にはガラスは入っておりません。

新しいペアガラスを装着したヴァイスロイ製半円窓

2枚目の写真は、ガラスの周囲に防水コーキングや接着用の防水テープを張った上で、新しいペアガラスを窓に装着した様子です。

朝日が昇ってくる様をデザインした、サンバーンの飾り格子が素敵ですね。

これで防水施工はほぼ完璧な状態ですが、近々外壁の塗り替えを行う際に足場を組みますから、その時外側から更にガラスの周囲に防水処理を施します。

そこまでやって、初めてペアガラス・サッシの修理が完了するのです。どうぞ輸入住宅にお住まいの皆さんは、外壁の塗り直しの際にはサッシ周りの防水施工を行うようにして下さいね。

<関連記事>: 今日は、ガラスサイズの計測でした (2019年7月14日)

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