お知らせ : ページ 206

水道管の漏れって、結構多いようです

コンクリート下の水道管の水漏れ

先日、20年来のお客様から水道の配管から僅かに漏れがあって、水道企業団のサービスに来てもらったという連絡を頂きました。

企業団は、普通の水道屋が持っているよりも優れた道具を持っているらしく音での調査をある程度正確に行えるとのことでした。

企業団は、おおよそこの辺りではないかということをお客様に伝え、水道管の補修は水道屋にやってもらうようにと言っていたそうで、私の方で水道屋を手配してくれるようにとご依頼を頂きました。

そこで、企業団が想定した辺りにあった埋込型の散水栓の水道管を確認し、その先の水道管に問題がないかチェックしました。でも、散水栓につながる水道管には特に問題は見られなかったので、分岐した散水栓の配管ではなく、建物の方に行っている本管部分が怪しいという結論になりました。

ただ、それがどこに走っているかということは、再度企業団に調査してもらわないと正確な位置は分かりません。何せ駐車場のコンクリートを全て剥がす訳にはいきませんし、散水栓の脇にある擁壁の向こうとなれば、相当大掛かりに工事を行う必要が生じます。

しかしながら、企業団の調査は、相当混み合っているらしく、何ヶ月も先になるかも知れないとのこと。企業団はここ日進市、東郷町、三好市、長久手町、豊明市をカバーしているらしいですが、それこそ毎日何軒も調査をしているということでしょうから、ほぼ毎日この限られたエリアのどこかで同様のトラブルが発生しているということになります。。

水道管は、塩ビの管を接着剤でつないだだけという簡単な構造ですから、毎日水道の圧力が掛かっていればそのうち管の接続が抜けてくるというのは当たり前ですが、もう少し資材メーカーも考えた方がいいような気もします。

そうそう、水道管の漏れは、ちょっとだからと放置してはいけません。そのうち完全に外れてしまうと、家の水道は全く使えない状態になりますし、水道屋もすぐに復旧は出来ませんから・・・。

<関連記事>: 水道漏れ修理、完了 (2018年11月11日)

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腕のいい職人がいれば解決するのか?大手なら安心なのか?

腕のいい職人だけでは解決しない

台風で屋根材が飛ばされ、輸入サッシや外壁からも漏水があったお客様と、今後の計画について昨日打合せをしてきました。

施工上のミスや選定した材料の特性、新築後のメンテナンスがうまく出来なかったといった複数の要素が重なったことと、強烈な台風の襲来といった自然環境の変化が今回不具合を起こした原因でした。

お客様もこうした状況を不安に感じられているようで、思い入れを持って輸入住宅を建てたけれど、こんなことになるなら国産住宅で建てた方がよかったのだろうかとも考えておられました。

ただ、屋根材が飛んだのは、釘打ちの位置が少し違っていたこともありますが、強烈な風の影響が主な原因と考えるべきでしょう。また、外壁からの漏水が疑われるクラックは、国産の塗り壁材の特性と施工の問題であって、輸入住宅だからという話ではありません。

確かにアルミクラッド・サッシの木部が腐ってきているという問題はありますが、これも施工した工務店が防水の問題を正しく理解していなかったことと、適切なメンテナンスが行われてこなかったことが原因であって、このサッシの構造的な欠点は2次的な要素だったと思います。

そういう意味では、材料選択・仕様・施工についていささかメンテナンスという部分に問題があったのであって、輸入住宅そのものに欠陥があるという訳ではないと思います。

つまり、国産住宅を造っている大手住宅メーカーの家でも材料の特性を知らないで使用したり、設計上の問題を考えないで施工したり、間違った施工方法で家づくりをすれば、同じようなトラブルが発生しますし、実際そういった事例はNETを検索すればいくつも出てきます。

ということで、お客様から私共の方にご相談を頂いたのですが、打合せの際に「ホームメイドではどういった職人や大工を使っているのか」というご質問を頂きました。

私共は、輸入住宅という建物を新築・修理している関係上、輸入材を知らない下請けの職人や大工はお願いするのが難しいので、いつもお願いしている慣れた人にお願いしていますという回答をさせて頂きました。

ただ、ここで気になるのは、新築時はまだしも他社が施工した家の修理メンテナンスする際は、既存の施工を見極め、不具合の原因とそこの現場に一番合った解決方法を取る必要があるということです。

その現場にいくら腕のいい大工や職人を投入しても、使う材料の選択が間違っていたり、間違った施工の仕方や手順を指示したりすれば、それを正確に忠実に実行するのが彼らの役目です。

勿論、腕のいい職人さんたちは、施工に最善を尽くすのですが、その根本が違っていれば、返ってそれがあだとなります。

例えるなら、オーケストラを考えてみて下さい。いい演奏家を揃えても、いい指揮者がいなければいい音楽を奏でることは出来ません。指揮者が楽器の配置や演奏する人間の特性を考え、そこに指揮者が考える曲の概念やイメージとなるよう指導します。

カラヤンや小澤征爾が指揮をするというだけで、コンサートに人は集まりますが、オーケストラや演奏家の名前は指揮者の名前程影響を与えません。(そうでない場合も、勿論ありますが・・)舞台演出のあの蜷川幸雄も、名前だけで満席でしたよね。

高校の吹奏楽部や素人同然の役者を使っても、見事に作品を作り上げてしまうのは、指導者の実力と考えるべきでしょう。つまり、職人がいいに越したことはありませんが、そうした職人を上手にリードして、適切な材料で思い描いた修理計画を実行していくプロデューサーやディレクターの存在が最も大切であり、それが誰かによって仕上がりは大きく変わるように思います。

家づくりでは、設計士や現場監督がその役割を果たす場合もありますが、大手を含めて質の高い人間はそれ程多くないというのが実情なんでしょうが・・・。因みに、ホームメイドでは私(村瀬)が原因調査から材料・職人の選択、計画の立案から施工まで全てを行う形を取っています。

家づくりには、資材や施工に関する広い知識や納まりに対する深い経験だけでなく、センスや気遣い、コミュニケーション能力が必要ですが、そういう有能な人はなかなか現場にはいないんです。

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なかなか勉強になりました

バルコニーの雨漏り

昨日は、輸入資材を販売しているオスモさんが主催された雨漏りセミナーに伺ってきました。

輸入住宅・国産住宅を問わず、家の雨漏れや結露によるトラブルは多く発生しています。

日本人の生活の変化や多様化、地球温暖化による強風・豪雨の頻発や夏の高温多湿、冬の豪雪や低温といった環境変化に建材メーカーや施工者たるビルダーも対応しきれていないとも言えます。

そんな中、私以外にもこうした問題に正面から対処しようと試みる人はいるようです。いや~、勉強になりました。

窓周りの開口部や外壁、そして屋根や軒との取り合いといった部分は勿論ですが、陸屋根(傾斜のない平らなパラペット・屋根)やベランダでも雨漏れによる構造の劣化は見逃せません。

実際、私もここ1年の短い期間だけで何軒もバルコニーの床や手摺壁に問題を抱えたお宅を見てきました。バルコニーの壁の中に通気層を取っているにも拘わらず、その空気の出口や雨水や結露した水を逃す排水の仕組みがない家もありました。

また、そういった通気層を取らずに、防水シートの上にサイディングやモルタルを直に施工した直張りの構造は非常にリスクが高まることを全く知らない建築業者や設計者も多くいます。

写真の日経ホームビルダーの表紙にも、バルコニーの手摺の上に付ける笠木を外した状況の写真が写っていますが、防水紙や捨て貼りされたサイディングの下の木がカビたり腐ったりしているのです。

つまり、手摺壁の笠木部分は、通気の仕組みが必要ですし、壁に垂直に張る透湿性防水シートや吸水性のあるコンクリート製のサイディングを手摺の上に張ってはいけないということを暗に示しています。

そういった問題点があるにも拘わらず、そうした施工を続ける施工者がたくさんいるし、その解決方法を知らないで単に現状復旧して終わりにするリフォーム業者ばかりです。

やはり、原因と対策を明確にして、しっかりとした修理計画を立てるようにしないと、やっつけ仕事で直ったふりをするだけになってしまうと思います。

確かにお金を出来るだけ掛けたくないという気持ちも分かりますし、安い業者がいればそちらでやってもらうというのが人情ですが、高い業者と同じ仕事をするかどうかは疑わなければいけません。

愛着のある家に長く住みたいと考えるなら、しっかりした知識と経験のあるビルダーかどうかを見極め、ずっと面倒をみてもらうような関係を築くことこと重要かも知れません。

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ここまで来ると、ドアが敷居に当たります

擦り減った輸入玄関ドアのヒンジ

お客様からファイバーグラス製の玄関ドアのメンテナンスを自分でやりたいので、材料供給をして欲しいというご相談を頂きました。

ドアの建て起こしの調整や劣化した塗装の塗り直し、ラッチやウェザーストリップの交換といったことも行う必要がありますが、全てやるのは結構高いハードルがあります。

取り敢えず、ヒンジの交換がしたいということでしたので、写真をお送り頂いたのですが、噛み合わせの部分が擦り減って隙間が空いてしまっています。

噛み合わせの心棒も錆びてきているようですし、ドアやドア枠に彫り込まれた部分とヒンジとがずれてきている感じです。

この状態だと、ドア自体が下に下がってきているだけでなく、ドアがハンドル側に傾いてきているでしょうから、玄関ドアが敷居やドア枠に当たってしまい、開閉もスムースにいかないかも知れません。

確かにご自身でメンテナンスをするおとはいいことですし、基本でもありますが、ルービックキューブのように複雑に絡み合った不具合をバランスよく調整していくのは、プロの私たちでも経験とノウハウが必要です。闇雲にやってみる前に、一度プロの仕事をよく観察してやり方や道具の知識を頭に入れてから、自分でやるのが一番な気もします。

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空回りするローウェン社製オーニング・サッシ

空回りするローウェン社製オーニングサッシ

こちらは、随分前に交換部品の調達をご依頼頂いたローウェン(Loewen)社製のオーニング・サッシ。

今回は、この窓の金物交換修理についてご相談を頂きました。

関西地方にお住まいのお客様で、先日の強い台風の影響からか、開閉の為の金物類が破損して、クランクハンドルを回しても空回りして完全に閉まらなくなったということでした。

確かに風が強い時に窓を開けていたりすると、建具が風に煽られてオペレーターギアが傷むということはあるようです。お客様は、風害による不具合ということで、火災保険を適用して交換費用を捻出させるということです。

オペレーターギアやアーム、ウィンドウ・ヒンジやロック部品、ハンドルといった金物を全て交換する方向でお考えのようですが、交換する際は窓を下に落とさないように気を付けないと危険です。

何れにしても、部品はそれ程難しくなく手に入るでしょうから、問題はありません。久しぶりの関西出張となりますし、窓から少し乗り出しての作業となりますから、少し気合いが入ります。

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ケーシングから漏れているなら、施工の問題

アンダーセン掃出しサッシの漏水

こちらは、アンダーセン(Andersen)社製のスライディング・パティオドア(掃出しサッシ)の室内側の写真です。

今回、お客様から雨漏れの相談を頂きました。

先日の台風の強い雨風で、サッシの上端から雨が室内に侵入してきたというものでした。

写真を頂いただけなのではっきりと侵入箇所を特定した訳ではありませんが、木製ケーシング(飾り枠)とサッシ本体との隙間から雨が入っているのかも知れません。

もしそうだとすると、サッシそのものが雨漏りしているというより、構造体とサッシとの間に明けられた遊びスペースから雨が入ったというのが、論理的でしょう。

ただ、そういったスペースから雨が侵入することを防ぐ為に、ネイルフィンの上から防水用のブチルテープを張ったり、そのテープの上から透湿性防水シートで覆ったりして、雨が入らないようなハードルをいくつも設けるのが普通です。(防水シートは、ネイルフィンでサッシを取り付ける前にも構造体を覆っています)

こうしたことは、私たち ホームメイドが施工する時のやり方ですから、全ての住宅メーカーや工務店が同じように行っているとは限りません。ですから、施工手順に間違いがあったり、手順の一部を省略したりしていれば、雨漏れのリスクが発生します。

また、サッシ周りの防水処理は、雨の侵入を防ぐ最後の砦ですので、窓上の外壁材の割れや屋根や小屋裏から水が下に伝ってくるなどの構造的な問題がある可能性も大きいと言えます。

あと、特殊なケースですが、サッシの周囲に取り付けられているネイルフィンが何らかの原因で外れてしまい、そこから水が入ってきたという不具合も見てきました。

(ですから、ネイルフィンとサッシ本体とのつなぎ目までブチルテープ等で覆ってやることが必要ですが、ネイルフィンを本体の一部と思っている施工業者だとネイルフィンの上だけしかテーピングしていないように思います)

こうした雨漏れは、サッシそのものが雨漏れしたというよりは、その周囲の問題によって引き起こされたと考えるべきです。

つまり、輸入サッシだから雨漏れしたというのではなく、国産を含めたどんなサッシでも、施工の不具合によって雨漏れは発生するのだということを心しておかなければなりません。

もしサッシの周囲から雨漏れしたというトラブルが起きたら、どこから水が侵入したのか、外壁を含めて周囲の状況はどうか、上の階の部屋に雨漏れはないか、などをチェックした上で、サッシや外壁を非破壊検査することをして下さい。

調査の為に拙速に外壁やサッシを壊してしまうと、必要のない復旧工事までやらなければならなくなりますから・・・。そういった意味では、専門知識のあるプロのビルダーに相談すべきかも知れませんよ。

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マーヴィン社製掃出しサッシ用戸当りゴム

マーヴィンの戸当りゴム

今日もマニアックな商品をご紹介しましょう。

まあ、世の中の殆どの人には、何にも関係がないものだと思います。

この写真は、マーヴィン(Marvin)社のスライディング・パティオドア、いわゆる掃出しサッシに付いている木製の戸当りの先に付いているゴムなんです。

輸入の掃出しサッシは、通常片引きと呼ばれる片方のドアしか開閉出来ない窓になっています。

ですから、ドアを全開する度に、いつもこの戸当りのゴムに負担が掛かります。木で出来た戸当りの先に、針を差してこのゴムを装着しているのですが、そのうちこのゴムが劣化してボロボロになってきます。

昨日、セーフティ・プラス・スライディング・パティオドアの修理をしてきた際に、この戸当りのゴムが欲しいと伺い、調達することになりました。たかが直径2cm程度の小さな部品ですが、これがあることで開閉時にドアが傷まず、長くお使い頂けるようになるのです。

恐らく多くの輸入住宅でも、こうした戸当りの劣化が放置されたままになっているでしょうから、是非チェックして交換するようにして下さいね。

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これこそちょっとお手上げです

ピーチツリー玄関ドアのフランス落し

今は亡き、ピーチツリー(Peach Tree)社の玄関ドアの写真です。

ピーチツリーと言えば、勝手口のスチールドアが有名でしたが、玄関のスチールドアを採用された輸入住宅も多かったですよね。

これは、玄関のダブルドアの副開閉側のドアに付いているフランス落しと呼ばれる固定用ロックの開閉レバー。

ドアの木口の上と下に取り付けられている部品ですが、プラスチックで出来ている為、劣化によって破損してしまうのです。

今回のお客様も、フランス落しの部材が欲しいというご相談だったのですが、アメリカ本国でもピーチツリー社の部材は殆ど見当たりません。私もたまにお客様のお宅で見かけるのですが、この部品はどこにもないと言っても過言ではありません。

当然、代替の似たような部材もありませんから、壊れないように大切にお使い頂くか、思い切って他の輸入ドアに交換するしか方法はありません。でも、このスチールドアって、ちょっと安っぽさはあるのですが、それが如何にもフレンチ・アメリカンな感じがあってよいのです。

壊れたら壊れたで仕方ないと諦めて、潔く上手に暮らしていくことが、本当の輸入住宅暮らしなのかも知れません。どうぞこれからも大切にお使い下さいね。

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マーヴィンさん、何とかしてよぉ~

マーヴィン社セーフティ・パティオドアのロック

最近、立て続けにマーヴィン(Marvin)の掃出しサッシの不具合についてお問合せを頂きました。

と言っても、普通のスライディング・パティオドアではなく、防犯性が高く値段も少々高価だったセーフティ・プラス・スライディング・パティオドア(Safe-T-Plus Sliding Patio Door)と呼ばれる片引きの掃出しサッシです。

こちらに付いているハンドルロックがうまく機能せず、鍵が掛からなくなってしまったというトラブルなんですが、これに対処する方法があまりなくなっているという現状があります。

それは、何年か前にマーヴィン自体が、このシリーズの生産を打ち切って、メンテナンス用のパーツや交換用の建具(障子)も製作しないという方針を打ち出したからです。

この掃出しサッシは、日本国内の輸入住宅でも多く出回り、少し高級志向を狙ったデザインのおうちでよく見かけます。今回のお客様もハンドルにあるロックのサムターンは動くものの、鍵が掛からないという状態になっているそうです。

お客様にはそういった事情を説明し、ダメ元になるかも知れないが現場調査及び調整作業にトライするかどうかをお伺いしました。部品自体の不具合ではなく、単なる部品の位置のずれの修正で直るようであればいいのですが、万一部品の交換が必要となると直らない可能性が高くなります。

そういった時どうすればいいのかをマーヴィンにも尋ねたのですが、サッシ全体の交換以外方法はないとのこと。いや~、それはちょっときついでしょ~。だって、ロック部分を修理すれば、全然そのまま使えるサッシですもんね。

これを外壁から外して交換するとなると、内装側もきれいに元通りにしなきゃいけないし、サッシの周囲からの雨漏れのリスクも一定程度発生します。(そういうことがないように施工するのがプロですが、リスクは絶対ゼロにはなりません)

勿論、国産サッシなら部品が手に入らなくなることはよくあることではありますが、長くお使い頂けるだけのクオリティやアフターサービスがあってこその輸入サッシでもありますから、補修部品だけでもマーヴィンには何とかしてもらいたいものです。

最悪、調達可能な部品メーカーや品番くらいは、教えてもらえないものでしょうかねぇ。何れにしても、直せるかどうか一度やってみます。

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追伸(2018年10月8日):
今日、鍵を直しに伺ってきました。鍵の部品は調整が必要でしたが、何とか使うことが出来ました。ただ、上下に飛び出すデッドロック・バーが、下枠のストライク金物にうまく入らない状態でした。

当初は、ストライクの位置の調整で直せるかと思っていましたが、うまくいきません。そこで、何十キロもある重いドアをサッシ枠から外して、ドアの上下にある金物類を調整したら、スムースに鍵が動くようになりました。お客様にもお手伝いを頂きましたが、無事修理・調整完了です。

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よくこんな風に考えましたよねぇ

露出しているネイルフィン

今日は、アンダーセン(Andersen)社製ダブルハングのメンテナンスの調査の為に、お客様の輸入住宅に伺いました。

長年メンテナンスをお願いする先がなかったということで、窓もいろいろ修理や交換すべき箇所がいくつもありました。

上下の建具の交換や網戸の張替え、全てのダブルハングのバランサーの交換と盛りだくさんの内容でした。

それでも、何とかしたいという思いがいつもあって、掃除をしたりガラスを拭いたりはして頂いたそうで、まだ何とか直せるレベルに納まっていましたから、よかったです。家を何とか維持していきたいという気持ちが、やはり一番大切です。

家の調査が一段落して、奥様と少し談笑させて頂いた折に、サッシの下側に何か付いているんだけど、あれは何ですか?という質問を頂きました。窓の外側のそれも下の方に何か付いていたかなと不思議に思い、家の外へ出てみました。

その時撮った写真がこちらです。皆さん、何だか分かりますか?多分、普通の人では分からないと思いますが、これはサッシを構造体に打ち付けておく為のネイルフィンと呼ばれるものです。

これがサッシの四方に付けられていて、この樹脂製のフィンを釘やビスで構造に固定する為に使われます。つまり、このサッシは、下側が構造体に固定されていないということです。ただ、その他のフィンが留めてあるでしょうから、サッシが家から外れることはありません。

恐らく、このフィンを外壁の外側に持ってくることで、水返しの役割を持たせようとしたのではないかと思います。

しかし、こうした施工をした場合、フィンと外壁材とのつなぎ目やフィンの両端の防水処理をしっかりやっていないと雨漏れのリスクが発生します。

幸い防水コーキングなどは、少し汚く感じられるくらいベットリと塗り付けてありましたから、今の処は大丈夫です。それにしても、施工方法を熟知しない大工(職人?)さんは、想像力を駆使して思いもつかぬ納め方をするもんです。

それに気付いたお客様も、大したものだと思います。

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