お知らせ : ページ 174

吹き抜けの高い位置では開けないですよね

吹き抜けで一度も開けることがなかったケースメント

こちらの写真は、クレストライン(Crestline)社製のアルミクラッド・ケースメントサッシを開けた処です。

建具(障子)の下端の右角辺りが黒ずんで損傷しているのが分かります。

この窓は、吹き抜けのあるリビングの2階の高さに取り付けられたケースメントなんですが、高さが5m程度になるような場所ですから、素人のお客様が開け閉め出来る感じではありません。

こんな場所であれば、ハメ殺しのFIX窓にすべきかも知れませんが、時には空気の入れ替えなどをするだろうと考えたのでしょうか、開閉可能な窓が施工されていました。(尚、ハメ殺しでもサッシの雨漏れはしますから、注意が必要です)

でも、そういう考えは、実際には現実的ではありません。お客様が新築してから一度も開けたことがない「開かずの窓」と化してしまったという訳です。

ただ、そんな窓でも触っていないのですから、問題が起こる可能性は低いように思うのですが、実はサッシのロックがされていない状況で僅かに建具が開いていた状況でした。

それも南側の風当たりの強い場所でしたから、台風の強い雨風の際はそこから雨が侵入していたことは十分に考えられます。

勿論、それだけではこうはなりませんから、ペアガラスの周囲から雨が内部に侵入して、徐々に木部を腐らせてしまったのが原因です。そこに窓が開いた状態が重なった為に、木の腐れの進行を早めたということが言えるでしょう。

現状としては、あまり状態がよくないとは思いますが、このままあまり触らないということであれば、劣化した木部や塗装を少し落としてやって、そこに防水塗料のティンバーケアを塗ってやれば、ある程度このままの状態を維持出来るかも知れません。

更に、足場を使って外側からガラスの周囲などに防水処理をしてやれば、ベストでなくともベターな状況は作れるように思います。

ただ、これで安心するのは禁物です。常にこの窓を気にして、状況が変だなと感じたらすぐに対処する必要があると思います。

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屋根のメンテナンスをするなら、天窓も

メンテナンス中のベルックス・トップライト

こちらの写真は、ハメ殺しのベルックス(Velux)・トップライトをメンテナンスしている作業風景です。

台風で損傷したアスファルト・シングルの屋根材を葺き替えるという工事に合わせて、一度も触ったことがない天窓についても点検・補修を行おうということになりました。

古い屋根材を剥がして、しっかりした下地になるようにゴム製のアスファルト・ルーフィングを敷き詰めた段階で、この作業を行いました。

ですから、トップライトの周囲の鈑金も露出した状態になっていますから、鈑金材の状況も確認しながら補修が出来るので最適な時期に作業が可能となるのです。

それに、屋根材を載せてしまってからではそれを踏んで作業することになりますから、屋根材を傷めないという点でも最適なんです。

この写真では、職人さんが天窓の周囲を覆っていたカバーを外して、FIX(ハメ殺し)になったガラスの周囲の古いシーリング材をきれいに除去している処です。

丁度手が見える辺りに天窓の上カバーの鈑金が見えますが、何故か5cmくらい不自然に立ち上がった状態で浮いているのが分かりますか。

実は、このカバーの高さまで天窓本体を持ち上げて据え付けなければいけなかったのですが、新築時に天窓の高さを十分に取らずに施工した結果、ヒサシのような鈑金カバーになってしまったのです。

こうなると、本体を雨から守るというカバーの役目を果たしませんから、カバーと本体とが接する部分に防水剤を入れて天窓が雨漏れしないように補修します。

天窓の立ち上がりが少ないと、本体の周囲に回してあるゴム製の防水シートが変に丸まってしまい、隙間を多く作ってしまいます。

本来なら天窓を外して位置を上げてやるということをしたいのですが、そうなると内装側をも触ることになりますから、結構大ごとになってしまいます。

今回は、お客様とも相談をして、このままの状態でトップライトを納めてガラスや鈑金カバーの防水処理を十分行うということで対処することになりました。

ただ、コーキングなどは一生持つものではありませんから、10年ごとに外壁や屋根を補修する際に天窓のメンテナンスも一緒にやることが大切です。

私たちもベストな施工をしたいのは山々ですが、現状を理解してお客様にとってベターな方法を模索するのも必要なことだと考えています。

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シングルハングのアクセサリー・パーツ

シングルハングサッシのパーツ

こちらの写真は、メーカー不明のシングルハング・サッシで不具合を起していたバランサーを交換した際に窓枠辺りを撮影したものです。

窓枠のレール部分にある長細いパーツが、バランサーを外す時だけに使う金属製のテイクアウト・クリップ。

そして、ハメ殺し(FIX)になっているアッパー・サッシュの枠に付けられているのは、ベント・ラッチ。

テイクアウト・クリップは、先日紹介した樹脂製のものもありますが、どちらか言えばこの金属製のものの方が一般的かも知れません。

ただ、湯気が充満する浴室の窓にこれが付いていると、10年もすると錆びて使えなくなりますから、注意が必要です。(とは言っても、バランサーを交換する時以外の普段では全く使わない部品ですから、その存在すら見過ごされていると思います)

次に、ベント・ラッチですが、これは可動する下窓の建具をこれ以上 上の方に開かないようにする為の換気用ストッパーです。

つまり、ほんの少し風が入るくらい窓を開けてどこか別の場所へ行ってしまっても、空き巣などが外から窓を開けられないように防御するといった機能を果たすのです。

なかなか便利な部品ですが、新築時に住宅メーカーから何ら説明を受けていなかったということで、使い方を全く知らずにいたというお客様も多いかも知れません。

確かにこんな細かいことまで、いちいち説明するということはなかなか出来ないかも知れませんが、建築屋ならお客様から質問された時くらいは、ちゃんと受け応えが出来るようにしておいて欲しいものです。

<関連記事>: インシュレート・サッシのバランサー交換 (2019年9月11日)

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マーヴィン社ケースメントの気密パッキン材

ボウウィンドウのウェザーストリップ

こちらの写真は、マーヴィン(Marvin)社製ボウウィンドウに付いているケースメント・サッシの一つを下から見上げた様子です。

建具の右半分の白い方が屋外側のアルミ部分。左半分が室内側の木製部分。

アルミの部分には、細いスリットが入っていて、そこに気密パッキン材のウェザーストリップが差し込まれています。

随分家を建ててから時間が経っていますから、ウェザーストリップも汚れが付着して素材自体も固くなってきています。また、劣化のせいか少し縮んでしまったようで、ウェザーストリップで隠れていたコーナー部分の錆びたビスが見えていますね。

建具の木部については、雨漏れ等による損傷もないようで、定期的に防水塗装をしてやればまだまだお使い頂けそうです。(現状は、外部用の防水塗装といったことはしていない感じです)

ただ、これで安心してしまってはいけません。いつガラスの周囲から建具内に雨が侵入するか分かりませんから、ガラスやアルミ部分の防水処理もしておくべきです。

今回、このお客様にはパラペイントの木部専用防水塗料、ティンバーケアをご購入頂きましたので、ご自身で塗装をして下さるようです。

防水塗装は、遅いということはありません。気付いたら適正な塗料でケアして頂くようにお願いします。勿論、ウェザーストリップの交換もお忘れなく。

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家族が増えたら、合鍵を!

クイックセットやタイタンの合鍵作成用キー

子供が大きくなったからと、カギをいくつか作っておきたいと思っても、輸入の玄関ドアのカギは鍵屋さんで取り扱っていないことが多いかも知れません。

古い輸入住宅に取り付けられているドアハンドルで多いのは、タイタン(Titan)というロゴのあるロックです。

今はタイタンという製品はなくなってしまったのですが、今でもちゃんと合鍵を作ることは可能です。

実は、タイタンというブランドは、クイックセット(Kwikset)社の昔のシリーズであり、合鍵を作る為のブランクキー(鍵の山が加工されていないベース・キー)の在庫を私たちは持っています。

現在のクイックセットは、数字の「5」が刻印された5ピン対応のカギが使われていますが、古いクイックセットやタイタンでは「6」が刻印された6ピン対応のものとなります。

デッドロックに内蔵されているキー・シリンダーには、鍵山を読み取る為の小さなピストンが仕込まれているのですが、そのピストンが6つあるということで「6」の刻印がされているのです。

国産のカギのキー・シリンダーは、一般的に4つ。タイタンが6つですから、空き巣が鍵山を読み取ってロックを解除するのは、国産のものより難しくなります。

今のクイックセットが5つですので、防犯上は少し劣っているようにも思いますが、スマート・キーという新たな仕掛けを設けていますから、それはそれでいいのかも知れません。(スマート・キーの詳細については、以前書かせて頂いた記事をご覧下さい)

6ピン用と5ピン用のブランクキーは、シリンダー内のピストンの数に応じて長さが若干違います。ですから、似たように見えて互換性はありませんから、タイタンのロック用に今のクイックセットのブランクキーを使うことは出来ません。

合鍵を作りたいという皆さんは、自分のキーがどういったものかをしっかり確認して、それに適合するブランクキーを手に入れるようにして下さいね。

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日本人よ、これからどうする?

ハリケーン「ドリアン」が直撃したバハマ

こちらの写真は、先日ハリケーン「ドリアン」が直撃したバハマの様子を伝えるものです。

貧乏な住まいもあったと思いますが、バハマと言えば北米の人々のリゾート地。

日本でも地震に強いということで採用されている2x4工法の木造住宅もたくさん建っていたと思われます。

勿論、鉄筋コンクリート造りの建物だってあったでしょう。でも、写真を見ると一面がれきだらけで、建物の姿を残した建造物は見当たりません。

停電が4日目に入っても復旧の目処が立たない千葉県を襲った台風15号は、最大勢力の時風速60m前後を記録しました。でも、ハリケーン「ドリアン」は、風速100mという記録だったとニュースでやっていましたよね。

で、バハマはこの有り様なんですよ。私が想像するに、地球温暖化の進み方は尋常ではなくなってきています。恐らく私が死ぬまでに、台風はこの「ドリアン」をも上回るくらいの800ヘクトパスカル台の勢力のものが登場すると思います。

多くの日本の住宅メーカーは、地震に強いということしか考えてきませんでした。ですから、台風や竜巻・突風などについては、全くと言っていい程無防備な材料でしか造られていません。

台風15号ですら、屋根が吹っ飛び窓ガラスが割れるという被害を出していますから、猛烈を超える最強のスーパー台風では、なす術はないと言ってもいいでしょう。

やはり日本でも地震に備えるだけでなく、フロリダの高級住宅に採用されるようなスーパー台風に対抗し得る強固なサッシを施工したり、屋根の軒をあまり出さないで、屋根垂木をハリケーン・タイで強く固定するといった工夫をすべきだと思います。

(パッシブ・ソーラーの考え方で、屋根の軒を長くして太陽の光を遮るというデザインもありますが、それでは自然災害に対応出来ません)

地震は何百年に一度ですが、台風や竜巻は毎年1回は必ずやってきます。

尚、屋根材については、現状どんな素材でも安心出来るというものは存在しませんから、表面が剥がれても命だけは守れるということだけに専念すべきだと思います。

また、重い瓦や屋根のソーラーパネルは、猛烈な風では凶器となって飛んできます。地震の際の電力確保として太陽光発電を付けたとしても、猛烈な風で破損すれば危険なだけで意味はなくなります。

そういった点でも、一方的な見方を止めて、あらゆる場面を想像することが日本の家づくりには求められているのかも知れません。

<関連記事>: 台風・竜巻、空き巣に屈しない高耐久サッシ (2018年7月29日)
<関連記事>: 文明の転換点 (2019年10月13日)

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インシュレート・サッシのバランサー交換

バランサー交換中のインシュレート社シングルハング

こちらの写真は、不具合のあったインシュレート(Insulate)社のシングルハングに新しいバランサーを装着している様子です。

白い樹脂製のテイクアウト・クリップにバランサーを固定して、建具(障子)の両サイドの溝の中にバランサーを滑り込ませます。

比較的簡単な作業ではありますが、バランサーが建具に引っ掛かったりテイクアウト・クリップの劣化でバランサーが固定出来なかったりとイレギュラーな問題が出てきたりすると面倒な作業になることもしばしばです。

サッシ枠に仕込まれた樹脂製のテイクアウト・クリップは、常に太陽の紫外線に曝されていますから、10~15年程度で経年劣化します。そうなると、いざバランサー交換の為に使おうとする時、クリップの一部が欠損してしまうことがあるのです。

テイクアウト・クリップは、バランサーを交換する時以外は出番がないのですが、交換時には大切な役目を果たす部材ですから、なしでもいいという訳にはいきません。

上げ下げ窓のメンテナンスでは、適切なバランサーを手に入れることが重要ですが、こうした付属品にも注意が必要です。

テイクアウト・クリップは、樹脂製と金属製の2種類がありますが、それぞれの大きさが違う為、金属製を代替にすることは出来ません。

私たちは、樹脂製と金属製の両方を調達することが可能ですから、バランサーを購入頂く際にはテイクアウト・クリップを一緒に注文して下さいね。

<関連記事>: バランサー交換用テイクアウト・クリップ (2018年11月23日)
<関連記事>: シングルハングのアクセサリー・パーツ (2019年9月15日)

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ミルガードの新しい掃出し用ハンドル

ミルガードの新しいロックハンドル

こちらの写真は、ミルガード(Milgard)のスライディング・パティオドアに装着した新しいハンドルとロックレバーです。

掃出しサッシ用のハンドルは、長い間使っていると結構グラグラしてきたり、ハンドルの根元が折れてしまったりしますし、ロックレバーがポキンと欠損することもしばしばです。

今回取り付けたハンドルセットは、鋳物で丈夫に作られていますし、ロックレバーは以前のものより厚みがあって折れにくくなっています。

既存のデザインのハンドルも手に入らないことはないのですが、このデザインのものの方が丈夫に出来ているような気がします。

掃出しサッシのハンドルは、消耗品ではありませんから、然程交換を意識する必要はありませんが、固定するネジ等が緩んだ状態で使い続けるのは、破損の原因となりますから危険です。

ロックレバーも、鍵が掛かりづらくなった状態で無理にレバーを下げようとすると折れてしまいますから、鍵やドアの調整を定期的に行わなければなりません。

ただ、そういった調整・メンテナンスが出来るサッシ屋さんやリフォーム屋さんは、殆ど国内にいないのが実情です。

ご自身で努力してやってみるのは一番ですが、どうしてもやれない場合はそれを放置しないで私たちのような専門家に相談してみて下さい。きっと、見違えるようにうまく作動するようになりますよ。

<関連記事>: ミルガード製掃出しサッシのハンドル (2018年5月27日)

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施工は丸一日ですが、防水処理や木部塗装もやってます

交換したマーヴィン社製掃出しサッシ

こちらの写真は、ベランダに設置されたマーヴィン(Marvin)社の掃出しサッシ(スライディング・パティオドア)を交換し終えた処です。

以前記事に書きましたが、ハメ殺し(FIX)側のドアの木部が腐って、脱落寸前という状態でした。

外部のガラス周囲からの雨漏れが原因で、アルミに覆われてあったはずの木製建具が徐々に中から腐っていきました。

お客様が室内から不具合が分かるくらい酷くなるまで、長い年月を掛けて腐っていきますから、その時は既に補修は不可能な状態になっています。

そこで、今回腐った側のドアを新しいものと交換した様子が、この写真。古いドアと並べて見ると、その美しさが歴然と違います。

でも、これを交換するのは、一般のお客様自身はもとより普通のサッシ屋さんでも絶対に不可能なんです。それは、防犯対策や断熱・気密対策が至る処に施してある為、それらを1つずつ外していかないと、ドアが外れる処まで進みません。

また、この輸入の掃出しだけでなく、北米の掃出しサッシの多くは、FIX側のドアを人為的に外せないようにサッシ枠の外側からドアに向かって太くて長いビスが打ち込まれているのです。

サッシ枠は、新築時に構造体(外壁)に釘やビスで固定されていますから、FIXのドアを固定しているビス(隠し釘)を外すには、外壁や構造を触らなければ外せないということになります。

勿論、そんなことをしたら大ごとになりますから、あらゆる工具や体力を駆使して、ドアの固定を解除します。

また、古いおうちは、建物の重量がサッシの上に圧し掛かってきていますから、ドアの開口高が数ミリ下がってきています。つまり、新しいドアをそのまま入れようとしても、ドアの高さが大きくてサッシ枠の中に納まらないということになります。

これも現場で工具を使って、ドアの高さを調整しなければなりません。ドアを何とかサッシ枠に納めたら、サッシ枠とドアとのつなぎ目にコーキング等で防水処理をしたり、劣化したウェザーストリップを一緒に交換したりしていきます。

複雑な工程を順番にクリアしながら、イレギュラーな状況をその場で解決していくだけでなく、ドア調整などのその他のメンテナンスも同時に行うなんて、住宅メーカーでもやれない仕事だと思います。

こうしてマーヴィンの掃出しサッシの交換メンテナンスを一日がかりで終えましたが、その前段階で無塗装の白木にティンバーケアで防水塗装をしたり、屋外側の防水処理を事前に行っていますから、この修理には数日を要していると思います。

ここまでやってまた雨漏れするようなら、どんな輸入サッシだろうと雨漏れすると思いますが、如何でしょうか。

<関連記事>: 相当放置してましたね (2019年2月4日)

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珍しいですが、今でも購入出来ます

ゴールドの鶴首型キッチン水栓

こちらの製品は、今では殆ど見掛けなくなったゴールドの鶴首型キッチン水栓。

北米の水栓のトレンドは、ダーク・ブロンズやいぶし銀のニッケル色。

ポリッシュド・ブラスと呼ばれる金色の水栓は、クラシック過ぎて今のトレンドから外れていました。

今回、20年程前に輸入住宅を建てさせて頂いたお客様のキッチン水栓が水漏れして、新しいものを調達したいとのことで、この水栓金具をアメリカから輸入することになりました。

非常に数が少なくなったゴールドの水栓金具ですが、こうした製品はまだ調達が可能です。最近、北米でも金色の水栓金具が見直される感じがありますから、メジャーなメーカーでも金色のものがそのうちラインナップされるかも知れません。

何れにしても、ゴールドのキッチン・洗面水栓は、輸入住宅好きの日本人にはど真ん中ですから、末長く作り続けてもらいたいものです。輸入水栓のリフォームをお考えの方、輸入住宅を新築される方は、是非ご相談下さいね。

<関連記事>: ゴールドのキッチン水栓、入荷! (2019年9月23日)

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