お知らせ : ページ 154

ただ交換すればいいというもんじゃない

塗装前のマーヴィン製ケースメントの交換用建具

新型コロナの影響で、北米でもメーカーの工場が休止したり、運送会社の発送が滞ったりしています。

輸入資材も例外ではなく、窓やドア等の納期がはっきり出ない状況です。

そんな昨今ですが、アメリカのマーヴィン(Marvin)から、交換用のサッシ部品がまとめて届きました。

写真は、そのうちの一つで、ケースメントサッシ用の建具(障子)です。雨漏れが原因で建具の木枠が腐ってしまった為、交換用として新しい建具を作ってもらいました。

普通の住宅メーカーだったら、これをそのまま現場に持ち込んでサッシ枠の中に装着した後に木部塗装を行うといった段取りですが、私たち ホームメイドでは、木部を防水塗装しペアガラスには周囲に防水処理を施してから、現場で取付け作業を行います。

他社とは作業手順が異なるのは、作業台の上で塗装や防水処理を行った方が、細かな部分にも気を遣って施工が出来るからなんです。現場でそういうことをする場合、ウェザーストリップや金物を外して塗装や防水処理を行うことはありません。

外した状態で作業を行えば、ウェザーストリップや金物で隠れている部分にも塗装を行うことが可能です。また、時間を掛けてじっくり作業が出来ますので、施工精度が上がります。

メーカーから送られてきたそのままでは、金物を留めるビスが緩かったりしていることもありますから、そういったことも予め対処を行えます。順番や場所を変えただけのことですが、その完成度は全く違います。

勿論、木部の防水塗装はパラペイントのティンバーケアを使いますから、他社の塗装とは耐久性も防水性も違いますよ。

安いから他社でリフォームするというお客様もいらっしゃいますが、こうしたことって、見積項目を見ただけで皆さんは分かりますか?

将来また同じトラブルが発生したら、お金や精神的な不安は倍程度では利かないかも知れませんが、お金優先の人っているんです。(それで失敗したのに、何故か今回は大丈夫だと思っているんでしょうね)

<関連記事>: 四日市で輸入サッシの修理 (2020年5月8日)
<関連記事>: 新品でもつなぎ目は気になります (2020年4月28日)

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擦り減ったピーチツリー社製玄関ドアの特殊ヒンジ

擦り減ったピーチツリー社製玄関ドアの特殊ヒンジ

今週末、千葉県にある輸入住宅にお住まいのお客様の処へ伺って、玄関ドアのメンテナンスをしに行きます。

もうドアの開け閉めが難しくなっている状態で、ドアが下がり傾いている状況だと思います。

その原因は、このドア・ヒンジ。随分、擦り減っているようで、ドア側の蝶番板がドア枠側の蝶番より5mm程度下がっています。

また、取付けビスも一部抜けてきているようで、この状態ではドアが敷居に当たってきているでしょうし、ドアがドア枠に干渉していても不思議ではありません。

当然、これだけ古いドアですから、ドア枠に装着されている気密パッキンのウェザーストリップもヘタってきていますから、交換が必要です。

地元の建築会社にも相談されたようですが、不十分な調整しか出来ず、ドアの交換しかないといった状況だったようです。

こちらの輸入ドアは、ピーチツリー(PeachTree)社のもので、分厚いドアヒンジが途中で折れ曲がった形状になっています。(同社のヒンジには、左右で蝶番の大きさや形状が違うというものも存在します)

他のドアでは見られない特殊な形状のヒンジですが、ピーチツリーは何年も前になくなってしまっていますから、どこにも部品の在庫はありません。

ただ、先日運よくこの特殊ヒンジを調達することが出来ましたので、今回それをお客様のおうちに使わせて頂くこととなりました。この在庫も数は何枚かしかありませんから、このお客様はラッキーだったかも知れません。

私たちも何とか手に入る部材は、その時調達しておこうと考えていますが、それ程大量に購入も出来ませんから、そのうちなくなってしまったらそれで終了となります。ですから、不具合に気付いたら、すぐにメンテナンスをしておいた方が、安全かも知れませんよ。

<関連記事>: ピーチツリー製玄関ドアのヒンジ交換 (2020年4月29日)

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昔は、国産サッシ・メーカーでも売っていました

トステムが輸入していたリッチモンド社製ボウ・ウィンドウ

静岡県熱海市のお客様から、メーカー不明の輸入アルミクラッド・サッシの修理についてご相談を頂きました。

ご相談の内容は、建具(障子)に入っているペアガラスが曇ってきているので、交換したいというものでしたが、ボウウィンドウの5枚とダブルハング(上げ下げ窓)の4枚(2ヶ所のサッシの上窓と下窓)で合計9枚のガラスを換えなければなりません。

輸入窓メーカーが分からないとのことでしたので、木製サッシは一般的に建具そのものから交換しなければガラスを入れ替えることは出来ないと申し上げましたが、中にはガラスを外せる製品もあるので、一度調べてみることになりました。

調べているうちに、この輸入サッシはトステム(Tostem、現リクシル)がアメリカから輸入して販売していたリッチモンド(Richmond)というサッシであることが判明しました。

また、このサッシはガラスを交換するのが非常に大変ではありますが、ガラスのみの交換が可能で、建具の木枠や外装のアルミ板はそのまま使えることも分かりました。

ただ、修理する為には、ほぼ建具そのものを分解してガラスを交換後に元の状態まで組み直すことをしなければなりませんから、部材が破損する危険性もあって、ちょっとやそっとのサッシ屋さんでは直せない代物です。

当然、将来雨が構造内に入って曇らないように、建具に防水処理を行うことも忘れてはいけません。

取り敢えず、外し方等は理解が出来ましたので、実際に現地へ行って建具を引き取ってきて、それから修理作業に掛かります。

修理の間、窓は窓枠だけになりますから、建具と同じ大きさの板を窓の外側に張って、雨が入らないように養生しなければなりません。これも、現場で合わせて作らなければなりませんから、結構な手間と時間が掛かります。

それにしても、ガラスを交換出来る輸入サッシで本当によかったです。尚、北米で同名の窓メーカーを探しても、サッシ修理の会社しかないようですから、元々の会社は既にないのかも知れません。

建築したビルダーも施工された窓やドアのメーカーもない状況で、どうやって直したらいいのか途方に暮れるお客様がどのくらいいらっしゃるんでしょうね。

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国産サッシも直せます

取付け位置がおかしい掃出しサッシのクレセント

昨日、近くのお客様から掃出しサッシの鍵が掛からなくなったので、直して欲しいという連絡がありました。

私が工務店に勤めていた、25年近く前に建てた2x4工法の国産住宅。

構造はアメリカ式でも、それ以外は国産製品を使って建てましたから、サッシも国産の不二サッシを使っています。

不二サッシ自体は、他のサッシ・メーカーに吸収されて今は存在しないメーカーですから、20年以上前のサッシの部品などほぼ手に入らないという状況かも知れません。取り敢えず、状況確認をして、近い部材を探した上で何とか修理を試みようと考えておりました。

その不具合のある鍵が、この写真。回転してロックが掛かるクレセントの位置が、本来の位置より15mm程上になっていて、ロックを外すと外側(写真左側)のドアがずれて、下へ落ちて(下がって)しまうとのこと。

そうなると鍵が掛けられなくなるので、ロックを外せず、ドアの開閉も出来ないので困っているとのことでした。つまり、一旦鍵を解除すると、鍵が明いたままになってしまうという状況でした。

ただ、掃出しサッシの状況を細かく見ると、サッシの建具(障子)自体が傾いているし、ドアの高さのバランスも非常に悪い感じです。そこで、クレセントの位置を新築時の元の位置に下げて、ロック受けの金具の位置やビスの固定も正しい位置に戻しました。

勿論、そんなことをしても、ドアの建て起こしが悪い訳ですから、このままでは鍵が掛かられるようにはなりません。そこでドアの左右のバランスを調整しながら、ドア自体の高さも変えてやりました。

そうすると、見事ドアの状態は正常となり、スムースに開閉が出来るようになりました。

掃出しサッシのような大きな開口部は、サッシの両サイドに柱材が入っている為、建物の重量がサッシの両サイドを下方向に押してしまいます。でも、サッシの中央付近は、窓上部にマグサと呼ばれる横木で支えている為、建物の重量は掛かりません。

ですから、サッシ付近の床が弓なりに湾曲してきて、ドアの水平・垂直が取れなくなってきます。長く掃出しサッシを使ってきたことによるサッシ自体のアンバランスと、構造的な宿命とが相まってこうしたトラブルが発生します。

これは、国産でも輸入でも住宅であれば同様に起り得る不具合ですから、自然の摂理や製品の調整方法を熟知していないと、正しくメンテナンスすることは出来ません。

今の建築屋さんで、どれだけこういったことが出来る人間がいるのでしょうねぇ。きっと、無理くり鍵を交換して終わり、みたいな作業をするんでしょうね。ついでに、大きな網戸が引っ掛かって開閉出来ないというトラブルも直してあげました。

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空回りは、ハンドルの問題じゃない

ハード製ケースメントのオペレーター空回り

静岡県浜松市のお客様からハード(Hurd)社のケースメント・サッシについて修理の相談を頂きました。

ケースメントは、ハンドルを回すことで建具(障子)を開閉させるというサッシなんですが、ハンドルを回しても空回りをするだけで窓が開かなくなったとのこと。

お客様はハンドルを交換すれば直るのではないかということで、ハンドルを交換したいというご希望でした。

勿論、ハンドルをオペレーターに取り付ける為のネジ切りが舐めてしまって、ハンドルの回転がオペレーターに伝わらないということがたまにはあるかも知れませんが、通常はそうなる前にオペレーター自体に不具合が出ていることが殆どです。

それは、ハンドルを接続する為の回転軸がオペレーターに付いているのですが、無理にハンドルを回すことでその軸が折れて、オペレーターがうまく作動しなくなるというものです。

で、それならオペレーターを交換すれば、問題が解決するかというとそうではありません。どうしてハンドルを無理に回さなければ窓が開けられなくなったのか、という問題を解決しなければなりません。

それは往々にして、建具又は窓枠自体の歪みや建具の水平・垂直が正しく取れておらず、斜めになったまま建具が窓枠に納まっているというのが原因かも知れません。

これを解決するには、建具の上下に付いているウィンドウヒンジを調整したり、交換したりすることが必要かも知れませんし、それ以上にサッシの掃除やメンテナンスをすることが重要だったりします。

壊れた場所を直してやれば元通りと思う浅はかな考えを持つ人が多くいますが、物事はそう単純ではありません。対処療法ではなく、原因究明をして根本治療をすることをしなければ、病気は完治しないということを忘れてはいけません。

そういうことが出来る人は、たくさんの経験と知恵や道具を備えていますから、武器を持たない丸腰の素人が修理することは傷を深くするだけかも知れません。

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無事に水が使えるようになりました

交換した輸入洗面水栓

昨日、静岡県浜松市のお客様の処にお邪魔して、洗面の水栓金具を交換してきました。

写真は、先日アメリカから取り寄せたキングストン・ブラスの水栓を取り付けた様子です。

新型コロナの問題で、随分苦労して取り寄せた製品でしたが、こうやって取付け出来たことは何よりでした。

お客様は、壊れて数か月間洗面の水やお湯が使えなかったという状態だったということでしたから、手も洗えなかったので嬉しいと言って頂けました。

それも今では貴重になりつつある、ご希望だったゴールドの水栓金具ですので、お客様にとって満足度は100%なのだと思います。名古屋からは少々遠い場所ではありましたが、高速に乗れば1時間半程度ですから、まあこのくらいの距離でしたら全然平気です。

<関連記事>: 別ルートで手に入れました (2020年4月8日)

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テイモア社製玄関デッドロック

テイモア社製玄関デッドロック

お客様からテイモア(Taymor)社製の玄関ドア用デッドロックを交換したいとの相談を頂きました。

随分古いもののようで、何度か塗装された玄関ドアに取り付けられています。

デッドロックも恐らく新品の時は、金色だったのではないかと思いますが、ステインのようなもので塗装されているかも知れません。

現在も使用は可能とのことですから、何故交換が必要なのかは定かではありませんが、古い鍵やシリンダーは破損するリスクもありますから、操作や動きに不安を感じたら交換すべきかも知れません。

テイモアのキーシリンダーは、アメリカでも単体で販売されていることはあまり見たことはないんですが、このデザインのデッドロック本体はハンドルセットと一緒であれば入手することは可能です。

ただ、アメリカもカナダもこの新型コロナの影響で製造も出荷も出来ない状況になっていますから、テイモアの製品も注文不可になっています。

それでも、このデザインのデッドロックやハンドルセットは、他のドアノブ・メーカーでも製造しているようですから、まだシャットダウンしていない処を見付けて注文することは出来ると思います。

こんな大変な時代ですが、いろいろ探してみれば資材調達も何とかなるかも知れませんから、急ぎのトラブルで困っている方は相談して下さいね。

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きれいに装着して頂きました

無事装着されたペラ社ダブルハングのアッパーサッシュ

昨日、東京のお客様宛にペラ(Pella)社製ダブルハングの交換用建具(障子)を出荷させて頂いた処、本日無事窓に装着出来たという案内を頂きました。

写真はその様子ですが、お送りしたアッパーサッシュ(上窓)が、窓枠に違和感なく入っています。

防水塗装した木部の色がほんの少し薄い気もしますが、そのうち日焼けをしてくれば、窓枠の色に近くなって馴染んでくると思います。

今回は、窓の建具に入っていたガラスが割れて困っていたとのことでしたので、新しい建具を調達した上で、木部の防水塗装と屋外側のガラスの防水処理を行ってお客様へ出荷しました。

ペラのダブルハングは、建具を交換するのが結構面倒なんですが、お客様自身が慣れていらっしゃるとのことでしたので、材料の供給だけで済みました。でも、そういうお客様はなかなかいらっしゃらないので、DIYでやれるということは本当に驚きです。

こういうお客様が日本でも増えてくれれば、もっと輸入住宅に対する考え方も変わるかも知れませんが、住宅メーカーや工務店自体が輸入住宅の修理やメンテナンスが出来ない状況ですから、道のりは長いです。

輸入サッシの修理メンテナンスは、出来れば梅雨が来る前にやっておきたいものですね。

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たまにある不具合ですが、原因は様々

クイックセットの玄関ハンドルの不具合

昨日、愛知県大府市で建てさせて頂いたレンガ積みのおうちへメンテナンスにお伺いしました。

午前中、桑名市のお客様のおうちの調査をした帰り、ちょっとだけ大回りをして現場に到着。

事前にお客様からハンドル内部のビスが1本外れているようだとのご案内を頂いておりましたので、在庫の新品から1本ビスを外して持っていきました。

その玄関ハンドルは、クイックセット(Kwikset)社のシェルバーンというシリーズのもので、まだ然程年月が経っている訳ではありません。

屋外側の開閉レバーが下がった状態で、作動はするものの十分にラッチを動かすことが難しくなってきたということでした。そこで、ハンドルを外して中を開けてみた処、ハンドルの裏側に取付けられていた2本のビスが外れて取付け穴の中に落ちていました。

ハンドルをドアに施工する際にはあまり触らない場所のビスでしたから、何故外れてしまったのかはよく分かりませんが、普段の開け閉めによって徐々にビスが緩んでしまったのでしょうね。

何れにしても、一旦ハンドルの内外をドアから外して、金物を組み直した上でビスを元の位置に戻してやりました。

潤滑剤もサービスで塗布しておきましたから、動きはスムースになったと思いますが、あまり起きた記憶がないトラブルです。勿論、製品が古くなってきた時には、中の軸が折れてしまいレバーが利かなくなったとか、バネが欠損して戻らなくなったとかいった不具合はありました。

劣化以外に単純にビスが外れていたというトラブルは、本当に珍しいことです。まあ、ちゃんと正常な状態となってくれましたので、いいんですが・・・。

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サッシ・メーカーがなくなっても直せます

キャラドン社製輸入サッシ用網戸の修理

本日、三重県桑名市にある築21年の輸入住宅にお邪魔して、サッシ等の出張調査を行いました。

サッシ・メーカーは、10年以上前になくなってしまったカナダのキャラドン(Caradon)社。

このメーカーは、外側がアルミで室内側が木で作られたアルミクラッドという輸入サッシの他に、全て樹脂の素材のPVCサッシも手掛けていました。

今回は、その樹脂製サッシに付いている網戸の様々な部材が劣化して、網戸が破損してきているので全てきれいに直したいというご相談でした。

網戸のフレームの周囲には、フィンのようなものが付いていて、それによって窓枠部分に網戸が挿入出来るような構造になっています。

ですから、網戸のコーナー材にもフィンが付けられているのですが、薄い樹脂で出来たフィンの為、劣化すると割れて破損してしまうようです。

写真がその様子ですが、左側のコーナー材にはフィンの部分がなくなっていますし、右の正常なコーナー材にはフレームと連続するデザインのフィンが付いているのが分かりますね。

そのうち、このコーナー材がもっと劣化してくると、フレームのコーナーが外れてきますから、網戸の形状が保持出来なくなります。そうなると、もう網戸としては使えません。

調査後会社へ戻ってきていろいろ調べてみましたら、これと同じコーナー材や網戸の取っ手、網戸を固定する為のバネ部品など、全て見付けることが出来ました。

その他にも、掃出しサッシのモーティス・ロック(ロック金物)やドアのラッチなどにも不具合が見受けられましたので、そちらについても同様にメンテナンスを行う予定です。やはり、長くメンテナンスが出来なかったおうちには、サッシ以外にもいろいろ補修すべき場所があるものですね。

さあ、あとはお客様からオーダーを頂けるかどうかですが、その後新型コロナの影響で商品の出荷がスムースに行くかどうかも問題です。

でも、お客様曰く、どこに相談しても誰もやれないという返事ばかりだったそうですから、私たちがすぐに材料の特定をして修理金額の提示をさせて頂いたことには、ビックリされているかも知れませんね。

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