お知らせ : ページ 311

輸入の掃出しサッシの腐り

こちらは、キャラドン(カラドン、Caradon、CWD)社製アルミクラッド・サッシの片引き掃出し窓なんですが、ご覧の通り可動する方のドアのアルミ・フレームが完全に脱落してしまっています。

何らかの原因で、ドア・フレームの芯材である木部に雨水が入り込んで、木部が水分で膨張した結果、カバーしていたアルミの板材が押されて外れてしまったのでしょう。

ドアのフレーム全体に水が染みているような感じですから、アルミカバーとペアガラスとの間に隙間が生じて、防水が利かなくなったのではないかと思います。

アルミカバーがそのまま残っていることから、この木部だけを新しく作り直して、その上から元のカバーを付け直すことも可能な気がしますが、防水だけの問題なのか、それとも窓の構造自体の問題なのかで、将来の再発の可能性が違ってきます。

勿論、作り直す為には、意外と加工費用が掛かりますから、全く新しい掃出しサッシを付け直すという選択肢も排除出来ません。費用と効果の両方をにらみながら、どう対処するかを考えることが必要です。

それにしても、こうなる前に何らかの対応が出来なかったものか、この輸入住宅を建てた住宅メーカーは反省しなきゃダメですね。

輸入住宅の修理・メンテナンスをお考えの方は、ご相談下さい。窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。

尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。

<関連記事>: ドアの下部が腐ったアルミクラッド掃出しサッシ (2015年11月12日)

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GE製 電気オーブン一体型レンジ

先日、山梨県在住のアメリカ人の方から、家を計画しているのだけれどお願いしている輸入住宅メーカーでは、輸入家電の注文を受け付けてもらえないので、ホームメイドで調達出来ないかという問い合わせを頂きました。

何でもフリースタンディング・タイプ(一体据え置き型)の電気式オーブンレンジとキャビネット組み込み型の電子レンジが欲しいらしい。

どちらも数百~1,000ドル程度の値段から購入出来るものなんですが、重量物である上に大きさも結構なものになりますから、メーカー~現地代理店~出荷港~入荷港~現場という経路でそれぞれ運賃(送料)が発生します。

また、現地の手数料や梱包料、通関費、関税、消費税といった諸掛りも必要です。そういった意味で、現地価格よりもそういう費用の方が大きいと言えますから、その点の理解がなくては調達が出来ません。

あと、名古屋を含めた西日本では問題ないのですが、電気の周波数が山梨(東日本)では50Hzなので、北米の周波数とは異なります。日本の家電だと、両方の周波数に対応するものが多いのですが、アメリカやカナダのものはそうではありません。

その点についてお客様に英語で確認した処、知り合いのアメリカ人の大工さんは、時計が狂うくらいで問題なく使えると言っているから大丈夫という返事がありました。

いや~、ほんとに大丈夫なんだろうか?と思いつつも、取り敢えず見積をお出しするようにしました。それにしても、欧米の人たちは大雑把というか、大胆というか、チャレンジャーですねぇ(笑)まあ、それだけ北米の家電は魅力的ということでしょうね。

こうしたデザインの輸入住宅をご希望の方は、ご相談下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。

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1ヶ所だけで、ガッチリ戸締り

弧を描きながら横に開いていく輸入のケースメント・サッシ(ケースマスター)。日本では、縦すべり出し窓と呼ばれています。

こうした輸入ケースメント窓では、窓枠の横に付いているロックレバーを下げることで、鍵が掛かるのが一般的です。

通常は、ロックレバー1ヶ所に対して1つのロック・ポイントで鍵が掛かるという仕組みですが、写真のものはマルチ・ポイント・ロック・システムと言って、ロックレバー1ヶ所に対して複数(2~3)のロック・ポイントで鍵が掛かるという仕組みになっています。

こうした複数箇所のロックは、窓の気密性・防水性を高めるばかりか、建具(サッシュ)を均一に引き込んで閉じることから、開閉によるサッシの歪みなどの緩和や防犯性能のアップに寄与するように思います。

どの輸入サッシでも採用されているシステムという訳ではありませんが、皆さんがお住まいの輸入住宅に使われているサッシが、少しグレードの高いシリーズだったりするとマルチ・ポイント・ロックが付いているかも知れませんよ。

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古い日本家屋をリノベーション

以前、名古屋市緑区にある古い和風な家をリフォーム・リノベーションするという記事を書きましたが、おおよそ完成してきましたので、順次写真でご紹介していこうと思います。

この写真は、ダイニング側からリビングの空間を撮影したもの。アメリカから輸入したアカシアで出来た木製ダイニング・セットがリビングに仮置きしてありますが、如何でしょうか。

クリーム色で塗られたドライウォールの壁・天井が、ティファニー・タイプの輸入照明に照らされて、どこかのリゾート・ホテルにでも来たような感じでしょ。この写真だけを見たら、ここが在来工法の日本家屋だなんて誰も思いませんよね。

デザインさえしっかりしていれば、どんな古い家でもその価値を蘇らせたり、上昇させたりすることは可能なのです。それは、輸入住宅だけでなく、国産住宅でも同じです。

愛着が薄れてしまったあなたの家も、こんなインテリアにしてもう一度新築時の感動を味わってみませんか。私たちならそれが可能です。

こうしたデザインの新築・リノベーションをご希望の方は、ご相談下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。

<関連記事>: さて、お洒落な日本家屋になるでしょうか? (2015年2月22日)
<関連ページ>: リフォーム(Re-Home)

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カーポートの屋根が、割れていませんか?

18年くらい前に輸入住宅を施工した際に一緒に設置させて頂いたサイクルポート。

大きめのサイクルポートでしたから、車の駐車スペースにも少し掛かっているので、車の乗り降りにも重宝していらしたと思います。

先日お客様がこのサイクルポートの横にある樹木の枝を払っていた処、大きな枝がサイクルポートの屋根に落ちて、部分的に割れが入ってしまいました。

そのままでは見た目も悪いし、運気にもよくないとのことで一部を交換することとなりました。

施工当初は透明だった屋根も、劣化の為か少しスモークが掛かった状態になっています。今回交換したパネル材は、ポリカーボネート製。従来のアクリルの屋根材に比べて耐候性や耐紫外線性も高く、長持ちすると思います。

台風や突風、竜巻などでカーポートの屋根が欠損してしまったら、板が飛んでいかないように、信頼のおけるビルダーさんにお願いしてカーポート等のメンテナンスを心掛けて下さいね。輸入住宅の新築やメンテナンスをお考えの方は、ご相談下さい。

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有名メーカーだって壊れます

輸入住宅ブームの時、日本の住宅会社は個性的なデザインやよりお値打ちな価格のものを求めて、いろいろな資材メーカーのものに挑戦しました。

ですから、その当時に建てられた家の多くには、こだわりや楽しさが感じられるデザインが溢れていたように思います。

でも、そうした輸入住宅も20年近い時間が経って部材の破損や劣化が目立つようになりました。

ただ、建てた住宅メーカーがなくなったり、詳細仕様書を施主に渡していなかったりして、部材がどこのメーカーかも分からないというトラブルが発生するようになりました。

そこで、今生き残っている輸入住宅ビルダーは、輸入商社が代理店をしている有名メーカーの窓やドア、キッチンや水栓金具しか使わなくなってしまっています。

これって、輸入住宅のデザインの固定化につながることですし、無個性になる危険があるとも言えるのではないでしょうか。

確かに有名メーカーのものは、比較的簡単に手に入りやすいとは言えますが、不具合や破損からは無縁ということはありません。また、国内在庫のない部品は、壊れれば北米のメーカーから輸入しなければなりませんから、納期に数ヶ月必要ということもあるのです。

人間が作るものは、遅かれ早かれ必ずメンテナンスが必要です。肝心なのは、不具合の起らない製品を探すことではなく、万一に対処できるビルダーとの連携であることをお忘れなく。

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上に載せるか、上に張るか、で全然違う

私たちが外壁として施工するレンガ積みと他社で施工されるレンガ張り。実際の納まりでは、どのように違うのでしょうか?

一番端的に分かるのは、窓の周囲と基礎まわり。

窓の周囲については、以前記事に書いた通り、レンガ積みはレンガの厚み分窓が奥まって見え、レンガ張りは窓とレンガとがほぼ平面的に見えるのです。(詳細は、他の記事を参照下さい)

今回は建物の下の方にある基礎付近がどのように見えるかご覧に入れましょう。

まず、レンガ・タイル(カルチャード・ブリック)ですが、建物の壁に張り付ける形になりますから、基礎から浮いた状態になります。また、その厚み分だけ、基礎の表面よりもレンガが出っ張っているのがお分かりになりますでしょうか。

ブリック・タイルが宙に浮いた状態で尚且つ外側にはみ出した感じですから、何とも不安定な状況だと思いませんか。だから、モルタルなどの接着剤が劣化すれば、カルチャード・ブリックは将来壁から脱落する危険性が生じます。

また、タイルのような重量物が宙に浮いた状態で壁に張り付いている訳ですから、構造体への負担は非常に大きくなるんです。

さて、次に本物のレンガ積みの外壁ですが、写真にあるようにベースとなるベタ基礎の上に載せていきます。当然、ベタ基礎はレンガの厚みよりも幅がありますから、レンガの壁の外側に基礎が出っ張って見えます。

また、下から積んでいきますから、浮いた感じは全くないですし、レンガ自体が構造体から少し離して積んでいますから、構造体に何ら負担を掛けていないというのも分かりますよね。

つまり、レンガ・タイル張りとレンガ積みとでは、納まりや見え方も違えば、構造体への負担も全く違うのです。だから、レンガ積み外壁は施工にお金や手間を掛けるだけのことがあるんですねぇ。

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<関連記事>: レンガの厚みが分かりますか? (2015年4月12日)
<関連記事>: レンガ・タイルは、将来メンテナンスが必要になる (2012年9月17日)

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普通の輸入住宅じゃ、つまらない

輸入住宅のドアノブと言えば、ピカピカのゴールドが定番ですよね。

真っ白なドアにもよく合いますし、ダーク・オークの木製ドアなんかでもクラシック感が演出できていいんですね。

デザインは、開け閉めしやすいレバー・タイプのものや真ん丸の球形のもの、おまんじゅうをひしゃげたような形のものなど、ドアノブ・メーカーによっていろいろあります。

まあ、私たち 輸入住宅ビルダーからすれば、こうしたものは想定の範囲内。少し変わり種はないかという皆さんには、こんなドアノブは如何でしょうか。

少し色が剥げたようなアンティークなブロンズ色。ブリキを曲げて成型したような手づくり感満載の握り玉。なかなかいい感じだと思いませんか?

通常のドアノブに比べて少しお値段は張りますが、奥様の家事室(書斎)の入口ドアなど、ここぞという場所のドアノブとして使うなら、少々の贅沢もいいような気がします。

勿論、統一感を出す為に家全体でこのドアノブを使いたいというのもOKです。北米製のドアノブは、この他にもクリスタルのものや陶器のものまでいろいろありますから、どうぞご相談下さいね。

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開閉レバーが壊れたら、ハンドルセットごと交換

輸入の玄関ドアに取り付けられた北米製のドア・ハンドル。

クイックセット(タイタン)やワイザー、シュラーゲ(デクスター)、ボールドウィンなどいろいろなメーカーが製品を出していますが、基本的な形状や動作は殆ど同じと考えていいでしょう。

ハンドルの上に小さなレバーが付いていて、これを親指で下げることによってドア・ラッチが引っ込んでドアが開きます。この小さなレバーには小さなバネが仕込んであって、自動でレバーが元の位置に戻る仕組みになっています。

ただ、長年使っていると、重い木製ドアが徐々に重力で下がってきてドア・ラッチがストライクの穴に引っ掛かってきたりします。そうなると、レバーを強く押さないとドアが開かないなんてことになって、レバーのバネにもあまりいい影響を与えません。

そう、バネの劣化が早くなってしまうんですねぇ。バネは非常に小さなものですから、そのうち傷んで飛んでしまい、ドアの開閉に支障をきたすなんてことになるんです。

そんな時バネやレバーだけ交換出来るといいのですが、ドアノブ・メーカーは個々の部品では販売してくれません。ですから、デッドロックを含めたハンドルセットごと購入しなきゃいけなくなるんです。

おそらくこういう不具合の時は、デッドロックの方は問題なく使えるでしょうから、新しいデッドロックは使わずに予備として取っておくのがいいでしょう。その他のものは劣化が進んでいるでしょうから、ハンドルを取付ける際に全て交換しておくのがいいと思います。

但し、その際にドア自体の下がりを調整しておくことも忘れないで下さいね。(ドア・ヒンジが擦り減っているかも知れませんから、一緒に交換をしておきましょう。また、こうしたメンテナンスを常にしておくと、レバーの寿命も延びると思います)

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リビングと一体化したサンルーム

カナダにあるサラ・リチャードソンの貸しコテージのリビング風景。

サラは、以前にも紹介した北米でも高名なインテリア・デザイナー。

薄いブルー・グリーンのフロアに白い内装が爽やかさを演出していますよね。ここでも水性塗料で塗装した内装をうまく使っています。

海や湖に面したところにこうしたガラス張りのスペースをもってくると、外の自然との一体感がすごいです。吹抜け屋根にしているのも、狭いスペースを広く感じさせる役目を果たしています。

これ程のガラス張りや大開口の梁(ハリ)を用いると、日本の耐震基準からするとちょっと不安な部分もありますが、少し耐震性のある壁(耐力壁)を加えることによって、この解放感をそれ程犠牲にすることなく実現出来る気がします。

マリーン・コテージ的な雰囲気がお好きな方は、こんなインテリアは如何でしょうか。私たち ホームメイドがお手伝いしますよ。こうしたデザインの建築をご希望の方は、ご相談下さい。

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