お知らせ : ページ 343

カナダの洗面水栓金具

こちらは、カナダ製の洗面用水栓金具です。

デザインが、クラシックで美しいでしょ。こういう感じが、輸入住宅にはピッタリです。

今回、愛知県日進市の輸入住宅 T邸のリフォームを行うに当たり、洗面カウンターもやり直すことになりました。

現在洗面に付いている蛇口は、ちゃんと機能していますが、20年近く使ってきたものですから、新しいカウンターにはちょっとどうかなと感じていました。

そこで、会社に在庫があったのを思い出して探してみた処、この水栓金具を見つけました。何かの為のバックアップ用として輸入したものが、役に立つ機会を得たことは素晴らしいことです。勿論、お客様が気に入ってくれたらのお話ですが・・・。

こうしたデザインの資材や建築をご希望の方は、ご相談下さい。

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雨樋・軒裏の汚れ

昨日、築19年目の輸入住宅についての記事を書かせて頂きましたが、そのおうちの樋や軒裏の様子がこちら。

こちらは、陽が当たらない北側ですから、特に条件が悪いのですが、湿気が多いせいか、カビやコケのようなものが生えて黒く汚れています。

軒に塗る国産の塗料には、防カビ剤の成分が含まれているのですが、そういった効果が見込めるのもほんの数年かも知れません。それだけ自然に対して人間は無力だということです。

お客様から今回のメンテナンス施工にOKを頂けましたら、この軒には新しい材料を使ってみたいと考えています。それは、一般的な塗料が10年程度で塗り直しが必要なところを、20年近く耐久性があるのではないかという外装の塗り壁材です。

新しい素材ですから、挑戦してみないと分からないのですが、やるだけの価値はありそうです。詳細についは、また施工の際にお知らせしたいと思います。

雨樋も汚れてきましたから、しっかり洗浄をして、塩ビ用の塗装を行います。屋根だけでなく、その周辺部材についてもちゃんと補修をすることが大切です。

よく塗装が劣化したくらい平気だと考えている人がいますが、塗装はその部材の表面を保護する材料です。ですから、表面劣化が起れば、次に部材そのものが悪くなることをお忘れなく。

家のメンテナンスでお困りの方は、お問い合わせ下さい。

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築19年目の輸入住宅

以前から細かなメンテナンスや小屋作りなどをお手伝いさせて頂いてきた日進市の輸入住宅 T邸。

このおうちも新築した時の工務店は既になく、維持・補修については、私たち ホームメイドを信頼してお付き合いして頂いております。ほんと、有り難い限りです。

お付き合いをさせて頂いていた当初から気になっていたのが、屋根のカラーベスト・コロニアルの褪色・劣化。北側面の屋根などは、茶色く苔むしたような感じでしたから、早めにメンテナンスをして頂くようにお願いしておりました。

お客様にもいろいろご事情があって、それから随分月日が経ちましたが、ようやく外装のメンテナンスをやって頂けるというお話になりました。いや~、ほんとよく決断して頂きました!

この機会を逃してあと何年も後にやるとなると、塗り替えでなく、もしかしたら屋根材ごと葺き替えになるやも知れません。本当なら、2回目の塗り替えのタイミングと言ってもいいくらい時間が経っていますからね。

そう、このおうちの外装のメンテナンスは、新築以来初めてなんです。

外壁が、カナダの特殊なスライス・ブリック(レンガ・タイル)張りで、窓周り以外ほとんど劣化が見られないということが、反って補修のタイミングを遅らせてしまったのかも知れません。

ですから、今回補修メンテナンスをする箇所は、屋根だけでなく樋や軒の修理・塗り替え、バルコニーの防水やウッドデッキの作り替え、洗面水栓やカウンターの改装と多岐に亘ります。でも、ここでちゃんと直しておいたら、きっとこれからも素敵な輸入住宅を長くお使い頂けるはずです。

少しお金は掛かりますが、しっかり丁寧に直して次の世代につなげられるおうちにしていきましょうね。これから輸入住宅を建てられる方、今後メンテナンスを必要とされる方、仕事に気遣いの出来るビルダーとのご縁をどうぞ大切にしていって下さい。

新築をご計画の方や輸入住宅のメンテナンスでお困りの方は、お問い合わせ下さい。窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。

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ミルガードのオーニング窓用ロック・レバー

以前、Milgard社の輸入サッシでアルミ製のものがあるというお話を書かせて頂きました。(現在の標準は、樹脂サッシです)

その際、オーニング・サッシと呼ばれる下側が開閉する窓のロック・ハンドルが破損したので、お客様から部品の調達をお願いされたという内容も書かせて頂いたのですが、ようやくその部品が北米から到着しました。

写真は、その新しい部品です。固い鋳物で作られているようで、逆に金属の柔軟性に欠ける分、変に無理な力を掛けると破損する危険性を感じます。

通常使う分には問題ないのですが、窓が歪んだりしてきっちり閉まらないような場合に、無理やりロックを掛けようとすると欠ける可能性があります。固いものは強そうでいて、実は弱いんです。

まあ、今回新しいレバー部品に交換すれば、長く使って頂けると思いますが、金属疲労や劣化がまた起こるかも知れません。そうなると、セキュリティ上も問題です。なかなか手に入らないものですから、どうぞ大切に使って下さいね。

輸入住宅のメンテナンスでお困りの方は、お問い合わせ下さい。窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。

<関連記事>: 同じトラブルの人がいるんですねぇ(2014年11月26日)
<関連記事>: こんなものでも大切なんです (2015年2月24日)

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天窓ガラスの結露って、結構あります

家が隣接した住宅街では、壁に付けたサッシからの光より、屋根のトップライトからの光を活用することがよくあります。勿論、天窓を開けて室内の空気の入れ替えをすることも出来ますから、便利ですよね。

ただ、温かく湿った空気は、上へ上へと昇っていきますから、屋根付近で滞留することとなります。また、冬場の外気は冷えていますので、それが天窓のガラスへと伝わって、室内の空気がガラスで結露を起すこともよくあります。

そして、天窓の外側も屋根という厳しい環境に曝されていますから、天窓の枠や防水材が劣化を起し、ペガラスの内部に湿気や雨水が侵入してしまうなんてこともあるんです。そうなると、写真のようにガラスの周囲に入れられた金属のスペーサーを錆びさせて、そのうちガラス自体を窓から脱落させるなんてことにもなりかねません。

この天窓は、ミルガードという輸入サッシ・メーカーのものということですが、北米製では滅多にみられない網入りガラスですから、もしかしたら他のメーカーのものかも知れません。

何れにしても、早めにメンテナンスが必要であることは、確かのようですね。天窓のメンテナンスでお困りの方は、お問い合わせ下さい。窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。

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レンガの窓上を支えるアングル鋼

築14年目を迎えた名古屋市天白区にあるレンガ積み輸入住宅 H邸の窓周り。

輸入サッシの上にも重いレンガを積んでいますから、窓がその重さで潰れてしまわないように、分厚いL型鉄筋(アングル鋼)を窓上に入れて支えます。

新築当初は、アングル鋼に塗装をして錆びないようにしてあったのですが、14年も経つと錆が出始めてきています。今のうちなら錆も表面的なので、錆落しをしてから再塗装をすれば、元のきれいなアングル鋼に戻ってくれます。

少し見にくいかも知れませんが、アングル鋼と窓との間に隙間が空いていますよね。ここには、その隙間を埋める為に細長いサイディングが入れてあるんですが、その周囲に入れてある防水コーキングもそろそろ打ち直すタイミングに来ているように思います。

素敵な輸入住宅を長く愛していく為には、いろいろとメンテナンスをしていく必要があるんですねぇ。勿論、こういうメンテナンスをお客様ご自身でやって頂けるのであれば、維持費も削減出来ると思います。

自分で作業をするのが大変だと考える方は、メンテナンスに備えて是非貯金をしておいて下さいね。輸入住宅の修理・補修でお困りの方は、お問い合わせ下さい。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。

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トーション・スプリングは、定期交換

巻き上げ式の北米製ガレージ・シャッター。リモコン1つでオーバースライドしていくガレージ・ドアは、ほんと格好いいですよね。

ただ、頻繁に上げ下げするシャッターですから、部品の消耗や劣化も徐々に起こってくるものです。

また、このシステムが絶妙のバランスによって成り立っているので、それが崩れると弱点となる部分に大きな負担が掛かってしまい、破損する原因ともなります。

写真は、岐阜のとあるお客様から相談を頂いたガレージ・シャッターですが、車が2台並べて止められる16フィート(4.8m)幅の大きなタイプ。これだけ大きなドアですから、巻き上げる為のスプリング(バネ)も大きなものを2つ使います。(8フィート(2.4m)幅なら、通常1本です)

この写真をご覧頂くと分かりますが、向かって左側のスプリングの左端付近の黒いバネが途中で切れています。こうなると、右側のスプリングだけが効いている状況ですから、左右のバランスが取れず、ドアの開閉が出来ません。

こういう場合、バネを交換しなければいけないのですが、切れた片側だけを交換すればいい訳ではありません。それは、切れていない方も長年のストレスでバネの力が衰えていたり、何らかの劣化を起こしていたりするからです。

また、ガレージ・シャッターは、メーカーによって重さも様々。木製のものやスチールのもの、ファイバーグラスのものなど、素材の違いでも重さは変化します。ですから、適合するスプリングも、実際のドアの重さを計測しなければ判断出来ないのです。

勿論、ご自身でドアを持ち上げて体重計などを利用して計測出来ればいいのですが、大きな力が掛かっているドアですし、慣れない作業ですから素人には危険です。

計測と取り付け・調整の2回の出張費は掛かってしまいますが、これをいい加減にすることは、ガレージ・シャッターの寿命にも関係しますので出来ません。

ガレージ・シャッターは、10年くらいで定期点検をして、バランス調整やトーション・スプリングの交換、電動モーターのチェックをするようにして下さい。それが、憧れのガレージを安全・快適に保つ秘訣です。もしドアが開いたままで壊れてしまったら、防犯上も問題になりますよ。

こうした私たちの考えに共感され、施工を希望される方は、お問い合わせ下さい。

<関連記事>: オーバースライド・ガレージドアの基本構造 (2012年10月15日)

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アスファルトシングル屋根材の剥がれ

愛知県名古屋市にある輸入住宅 H邸は、築14年目。

屋根の軒や窓周りの防水コーキング、ウッドデッキの劣化など、メンテナンスをした方がいい部分もボチボチ出てきています。そんな中、輸入のアスファルト・シングル屋根材が、1枚ちぎれて落ちてきたというご連絡を頂きました。

そこで状況を確認しに伺ったのですが、幸いなことに屋根材が重なっている部分まで剥がれてきているということはなく、防水上の問題は見受けられませんでした。

下に落ちていた屋根材の状態を確認しましたが、表面の色落ち・劣化や材料自体の硬化もなく、特段の異常は見られませんでした。でも、一直線状に引きちぎられているところから考えると、突風のような局所的な強い風に煽られ、薄い板状の屋根材が巻き上げられて折れたと想像されます。

私たちが使うアスファルト・シングルは、通常30~40年の色落ち保証を有するものですから、それ程早く劣化することはありませんが、こうした自然の風災(風害)はどうしようもありません。

わざわざここだけを張り直すには、クレーン車などを使う必要がありますから、外装の他のメンテナンスと一緒に補修した方が費用的にも効率的ですね。尚、風災については、家の火災保険である程度補償される場合がありますから、一度保険屋さんに相談してみて下さい。

輸入のアスファルト・シングル葺きは耐久性があるからといって、過信は禁物であることを心しなければいけないですね。(国産のアスファルト・シングルは、10年も持たない寿命のものもありますから、注意が必要です) 輸入住宅の屋根の修理でお困りの方は、お問い合わせ下さい。

<関連記事>: 台風・突風対応型高強度輸入サッシ (2015年8月25日)

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やっぱり、ドイツ製ですよね

先日、知り合いの輸入建材屋さんが、私共の会社に営業をしにいらした。

いろいろと新しい取扱いを始めていらっしゃるようですが、その中で紹介頂いたのが、ドイツの高性能木製サッシ、クネアズード フェンスター。どうでしょう、この分厚い木製のフレームと建具。パインの無垢材の寄せ木で出来ていますが、この重厚感は素敵です。

下地に防腐処理が施してあるらしいので、耐久性もある程度見込めますが、湿気や台風の多い日本では、防水塗装や窓の上に庇を付けてあげるという気遣いが必要かも知れません。

また、ダブルでLow-Eをコーティングしたトリプルガラスを使用。ガラスは4mm厚で、間の空気層は16mm。ですから、一番外のガラスから一番内側のガラスまでは、合せて44mmもあるんです。普通のペアガラスなら、17mm程度しかありませんからガラスもすごいですね。

さて、この窓の断熱性能を熱貫流率(U値)で表すことが出来ますが、何と「0.90w/m2・k」。更にパッシブハウス仕様にすると「0.70w/m2・k」。レベルが低い普通の国産アルミサッシでは、到底太刀打ち出来ないくらいの性能です。因みに、私たちが北米から調達しているトリプルガラスの高性能な輸入樹脂サッシですら、最高で「1.07w/m2・k」なんです。

さすがに、ベンツやポルシェを作る国、ドイツです。ただ、その分お値段もポルシェ級。性能にこだわりたいという方は、是非ご相談下さい。尚、このサッシは、写真のように内側に開きます。面白いですねぇ。

<関連記事>: これからのサッシは、ダブル断熱・トリプルガラスが主流か? (2012年12月9日)

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燃料電池車「MIRAI」の衝撃

発売1カ月で1500台の注文を受けたというニュースが流れ、2年後には3000台への生産増強を図る予定らしい。

水素で電気を起して、モーターで動かす自動車ですが、環境的には懐疑的な意見が多い。それは、水素を生産するのに、石油などの化石燃料が使われるからということに原因がある。

確かに結局化石燃料に頼らなければ車は動かないのですから、何も環境を改善する訳ではないという意見は正しいし、水素ステーションを建設するコストが非常に高いということも手放しでは喜べない話です。

ただ、何でも最初から順風満帆、問題やトラブルもなく物事が進むなんてことはあり得ない。遠い目標が間違っていない限り、そこに挑戦していくことは素晴らしいことであると私は思います。そういった点では、核廃棄物の処理において何ら方法が見出せない原発開発とは、大きく状況が異なるのではないでしょうか。

水素自体は、空気中にも海にも山にも存在しています。H2O(水)を分解すれば、H(水素)が発生するのです。自然界から水素を効率的に取り出す技術が今後開発されれば、世界のどこの国も資源国になり得る可能性を秘めています。

そうなったら、本当に化石燃料は必要なくなるかも知れません。ガスを使っていた暖房・給湯機器も水素を燃料とするものが登場するでしょう。電気も水素発電所なんてものが出来るかも知れません。

そんなに遠くない将来、全てのエネルギーが水素に置き換わるかも知れないのです。へたをしたら、水道の水だって水素で作るという国や企業が現れるかも知れません。有機物となると大変難しいと思いますが、もしかしたら水素で炭水化物のような食べ物を作り出せるなんて世の中も、夢ではないと思います。

そういう技術に先鞭を付けたという点で、トヨタの燃料電池車「MIRAI」は社会に大きなインパクトを与え得る製品であると感じます。

私たちは、輸入住宅の建築という文化を今後も提案していくつもりですが、そこに使われる住宅設備やインフラは、こうしたものに置き換わっていくかも知れません。

それにしても、産油国で石油が売れなくなったり、ガス機器の製造が自動車メーカーで行われたり、なんてことになったら国や産業の構造変化、技術のないものの淘汰が進んで、国際間の格差地図も大きく塗り替えられるんでしょうね。これが、新たな戦争の火種にならないことを祈ります。

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