お知らせ : ページ 202

木製サッシの腐りは、メンテナンスで防止出来る?

ドアが腐ったマーヴィン社製掃出しサッシ

こちらの写真は、アルミクラッド・サッシで有名なマーヴィン(Marvin)社の掃出しサッシ(スライディング・パティオドア)です。

可動するドア側の下枠が、漏水の為か腐ってきているので、相談に乗って欲しいという連絡を頂きました。

マーヴィンの場合、その多くは外装がアルミで覆われた木製サッシですから、対候性に優れ雨にも強いという過信によって、随分悪くなるまで問題が放置されることが多いかも知れません。

多くの人は、家というものは何もしなくても一生持つものだという理由のない思い込みから、輸入サッシに何も注意をしていないのです。それは施主だけでなく、施工した住宅メーカーや工務店であっても乏しい知識しか持ち合わせず、お客様への注意喚起や説明すら行っていないというのが現状です。

そんな状況ですから、お客様も木製サッシはもうこりごりと思って、国産サッシへの交換を希望される方がいらっしゃるようです。

でも、新築時にどうして輸入サッシを選んだのでしょうか?木の温かみや高級感、断熱ガラスを使ったペアガラス、掃出しサッシなんかは強化ガラスが入っている、冬場の結露がまったくないということに惚れ込んで導入された方も多かったと思います。

また、国産サッシにはメリットばかりでデメリットは何もないということが本当にあるでしょうか。外壁から窓枠ごと外して交換すれば、窓の周囲の外壁から雨漏れするという新たなリスクも生まれます。

国産に交換すれば何もかも全て解決するというのは、やはり幻想に過ぎません。

確かに、輸入サッシの中には構造的に雨が侵入しやすく、木部が腐りやすいものも存在しました。ただ、そうした輸入サッシ・メーカーの多くは、既に淘汰されて残っていないのです。今、新築で使われている輸入サッシでは、そういうトラブルは殆どないと言っても過言ではありません。

また、リスクがある輸入サッシでも、外装のアルミのつなぎ目やガラスの周囲に防水コーキング等を定期的に施工して、雨がサッシの内部に侵入しないように手入れをしたり、ティンバーケアのような屋外用の木部専用塗料を塗ったりすれば、そのリスクは最小限に低減されるはずです。

人は一度嫌な目に遭うと、それが頭から離れませんが、悪くなったドアを新しいものに交換して、専門家に防水処理をしっかりやってもらってみて下さい。勿論、その後のメンテナンスは必要ですが、再生した美しさを見れば、輸入サッシにしていてよかったと感じると思いますよ。

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今回もきれいに納まりました

建具交換後のハードのダブルハング

旧ハード(Hurd、現シエラ・パシフィック)社の新しい交換用建具(障子)を施工した処です。

チルトラッチが建具の両サイドに付いていたり、クレセントのロックのデザインが新しくなっていたりしていますが、以前のダブルハングとどう違うのか、一見しても見分けが付かないと思います。

ガラスの破損を相談頂いた際にお送り頂いた写真を参考にしながら、木部に少し着色をした上で防水塗装のパラペイント、ティンバーケアを塗りました。

ご依頼頂いたお客様も、その納まりのよさにビックリされたことと思います。建具を交換する際に、窓枠の両サイドに付いているサイド・ジャムも一緒に交換していますが、こちらも既存の窓枠に馴染んでいますでしょ。

木製格子も古いものとは形状が変わっていますが、こちらも違和感はありません。そうそう、外側の網戸も新しいものに付け替えました。

ただ、この窓はトイレの便器の後ろ側にあった為、交換作業を行うのに相当苦労しました。事前にそういう情報を頂ければ、何らかの用意は出来たかも知れませんが、伺った後ではどうしようもないですね。

まあ、きれいに納まりましたから、いいですけどね・・・。でも、便器の上に載らなければ作業は出来ませんでしたから、プラスチックの便座のフタを壊さないかと少々心配でした。

<関連記事>: 形状が変わっても、ハードなら交換可能 (2018年9月8日)
<関連記事>: 交換前のマスキング (2018年9月9日)

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交換前のマスキング

ハード社ダブルハング交換建具の防水処理

昨日、旧ハード(Hurd、現シエラ・パシフィック)社の新しい交換用建具(障子)を塗装したという記事を書きましたが、今日はサッシの防水処理です。

ペアガラスの周囲に薄紫色のマスキング・テープを張りました。

マスキング・テープも用途や価格も様々ですが、塗装やコーキングを施工する際には、このテープが一番いい感じです。

ペアガラスの内部結露や木製建具の腐りの原因は、ガラスの周囲からの雨の侵入が一番多いように思います。勿論、ガラスの外枠(白い部分)となっているアルミからの雨漏れもあるので、そういった部分も防水処理します。

(製造時にメーカーでも防水処理を施していますが、結構大雑把な仕事をしているケースもあるので、私たちは念の為に施工前に防水作業を行います。多分、どこの建築屋もやらないですが・・・)

ただ、コーキングや塗装は、比較的早く表面が乾いて固くなってきますから、施工したら丁度いいタイミングでマスキング・テープを外さなければなりません。

あまり早すぎるとせっかくマスキングした部分にまで材料が流れてきますし、遅すぎるとテープと一緒に材料が剥がれてきてしまうので、絶妙のタイミングを見計らうには経験が必要です。

何でも早くやってしまえば、時間もコストも省略出来ますが、いい仕事をするのであれば、逆に手間を惜しんではいけません。(尚、防水処理や塗装も劣化しますから、定期的に再施工することを忘れないで下さい)早くて安いというのは、建築には不適かも知れませんね。

<関連記事>: 形状が変わっても、ハードなら交換可能 (2018年9月8日)
<関連記事>: 今回もきれいに納まりました (2018年9月10日)

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形状が変わっても、ハードなら交換可能

ハード社ダブルハングの交換建具

旧ハード(Hurd、現シエラ・パシフィック)社の新しい交換用建具(障子)です。

ダブルハングの建具ですから、上下2枚ありますが、木製格子まで付いています。

今回は、三重県四日市市の輸入住宅で誤って窓ガラスを割ってしまったとのことで、建具を交換することとなりました。

樹脂サッシの場合、多くはペアガラスだけを外して交換することが可能なのですが、アルミクラッドの木製サッシでは木枠の付いた建具ごとでしか交換は出来ません。

また、20年近く前のハードのダブルハングは、現在生産されているものと形状が違います。ただ、シエラ・パシフィック社は、既に古いタイプの交換用建具を製造してくれないのです。それじゃあ困るじゃないとお思いのあなた、実は古い窓枠に新しい形状の建具を入れ込む方法があるのです。

シエラ・パシフィックは、窓枠側に組み込まれている古いサイド・ジャムを新しい建具に適合するものに交換するという交換キットを開発しました。建具が変わったのなら、窓枠側も合うように修正するアイデアを思いついたのです。

それって、すごいことですよね。だって、基本窓枠は外壁から外すことなくそのまま使える訳ですから。ただ、そうは言っても、新しい建具類の木部は無塗装で入荷しますので、こうやって取付けする前に防水塗装をしてやる必要があるのです。

でも、こうやって会社でじっくり塗装をしますから、細かな部分まで丁寧に塗装が出来る処がホームメイドのいい処です。

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鍵を解除するのが大変でした

セキュリティの高い掃出しサッシのロック

名古屋市にある輸入住宅に住んでいる古いお客様から、掃出しサッシの鍵が掛かったまま外れなくなったので、何とか解除して欲しいという相談がありました。

20年程前に新築したお客様でしたから、そろそろメンテナンスをした方がいいと何度かご案内させて頂いているのですが、なかなかすぐには出来ない状態とのこと。

何れにしても、何とかしなきゃいけないということで、急遽お伺いしてきました。確かにロックが固くて、うんともすんとも動きません。

輸入の掃出しサッシは、空き巣や泥棒さんに狙われることを想定して、ペアガラスは強化ガラス、ロックは通常モーティシー・ロックを採用していますから、そう簡単には突破出来ません。

泥棒が突破しにくいということは、私たちが鍵を解除しようとしても同じように難しいということなんです。ドアの高さを調整して下げてみたり、ロックセットをいじってみたりいろいろなことをやりましたが、全然言うことを聞いてくれません。

恐らくドア枠側のストライクとドア側の鈎錠(ラッチ)が噛んでしまって動かないのではないかということで、出来るだけドアをドア枠側に寄せるようにやってみた処、瞬間的に鍵が外れました。いや~、大変な作業でした。

こちらの掃出しサッシは、確かインシュレート(Insulate)社のものだったように思いますが、写真のようにラッチではなくロック用のバーが2本飛び出している形状でした。

こんなに強固なロックケースが内蔵されている掃出しサッシは初めてみました。(取付けした私ですら、気が付きませんでした)ただ、このロック自体は破損していた訳ではなく、部品の位置がずれていたのが原因でしたから、調整してちゃんと動くようになりました。

もしロックが外れなかったら、バルコニーに洗濯ものが干せないばかりか、エアコンの室外機もメンテナンスが出来ません。勿論、窓を開けて換気をすることも出来ないですから、鍵が明いてよかったです。

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法律上は、責任外だが・・・

脱落したアスファルトシングル屋根材

台風21号が去り、関西、北陸、北海道の各地に大きな爪痕を残したと思ったら、今度はその北海道で震度7の地震が起きました。

私たちのお客様も屋根材が飛ばされたり、掃出しサッシのレールから水が溢れてきたりと、大変な状況だったとの連絡を頂きました。

写真は、先回の台風20号の風で剥がれたアスファルトシングルの屋根材です。

ご覧のように、屋根材を留めていた釘の頭から、スポッと抜けてしまったような状態で、屋根用防水コーキングがしっかり利いていたせいか、下側の屋根材に張ってあった飾り部分が上の屋根材にくっついています。テープを剥がすように風が一気に屋根材を吹き飛ばしたと言ってもいいかも知れませんね。

さて、こうした屋根材が家から吹き飛ばされて、隣の家のアルミの雨戸を凹ませたり、車のボディーを傷つけたりした場合、その責任はどこにあると思いますか。

実は、台風の風に責任があるので、屋根が剥がれたおうちの人には責任が及びません。つまり、飛んできて当たった側の人が自分で直すというのが、正しい民法なのです。

ただ、こういう場合、自分の処の屋根だと分かっていますから、お隣などから文句を言われたりすると、道義的には自分たちの責任を感じて、修理代を持つなんてことはよくあるようです。

こういう場合に備えて、今では火災保険の特約で近隣への被害を賠償するといったことも出来るようです。保険屋さん曰く、こうした特約は田舎の人は絶対付けて欲しいという要望が多く、都会の人は責任外なんだからと付けないで加入する方が多いそうです。

仲のいい近隣とのトラブルを避けたい地方の厚い人情と、隣の顔も知らないというドライな都会の人とでは、考え方も大きく違うということでしょう。

そうそう、ちょっと前に新潟で大火がありましたが、これも他の家屋への類焼については責任を問われませんでした。ただ道義的には相当なプレッシャーがあったでしょうから、そこに住み続けることは難しかったと思われます。

さて、自宅の屋根の補修については、10年前なら20万円以下では保険金が下りないという火災保険契約が多いようですが、6~7年前からは免責も数万円からという保険内容になっているようですから、一度見直しをしてみるのもいいでしょう。

(尚、廃材等の処分費は保険適用外ですから、補修の見積が全額下りる訳ではないので、要注意です)

あと、火災保険は屋根の補修ばかりか、塀や門扉、フェンスやカーポートの屋根などの補修も保険金で賄えるものが多くなってきているようです。

台風だけでなく、火災や地震、津波や洪水、火山の噴火など日本列島では災害が起きない場所はない状況になってきました。保険の加入も必要ですが、家を補修メンテナンスしてくれる経験のある建築屋を確保しておくことも、長く家を維持する秘訣かも知れません。

勿論、こうした災害から命を守ることが最優先ですが・・・。

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鋳物は、固いから割れるんですよねぇ

ミルガードのハンドル・ロック

ミルガード(Milgard)製の古い輸入サッシに取り付けられたロックレバー。

ケースメントやオーニングといったタイプのサッシに鍵を掛ける為の部品ですが、経年劣化や無理な操作で壊れることもしばしばです。

この部品は、固い鋳物で造られているのですが、部品の厚みも場所場所で違っていますから、比較的薄い部分は他の場所に比べて弱いというのは致し方ありません。

写真をご覧頂くと分かりますが、薄くなった部分に割れが入っているのがよく分かります。こうなってしまうと、ハンドルは脱落してしまい、ロックを掛けることが難しくなります。

20年も前に製造された部品ですが、まだ入手は可能ですから今後のメンテナンスも視野に入れて、少し多めに調達されるといいかも知れませんね。

<関連記事>: こんな小さなビスも調達出来ます (2019年8月13日)

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JODENの洗面水栓の漏水

ジョーデン社洗面水栓

名古屋では現在台風21号が接近中で、徐々に風が強くなってきています。さてさて、台風が過ぎる夕方までの数時間、風雨はどうなることでしょうか?

さて、こちらは、秋田の住宅メーカーのお客様からご相談を頂いた洗面用水栓金具です。

ジョーデン(JODEN)という輸入水栓メーカーのものなんですが、止水パッキンのセラミックバルブが不具合を起こしたらしく、水側の方を閉めてもポタポタ蛇口から水が漏れるとのこと。

写真は、セラミックバルブを外した様子ですが、金色に見える部分がセラミックバルブが取り付けられていた場所になります。

通常でしたら簡単にセラミックバルブを外すことが可能なのですが、長年使っているとねじ切りしてある部分が錆びてきて、レンチで回そうとしてもなかなか外れてくれないということがあります。

そこを無理に回そうとすると、バルブ側のナット部分が舐めてしまって、レンチが引っ掛からなくなることもありますから、注意が必要です。

そういった場合は、パイプレンチのような専用工具も必要となりますので、ご自身では難しいと感じたら私たちのような専門家か、水道屋さんにお願いして、バルブの交換をしてもらうのが賢明です。

ただ、水栓メーカーや製品の特定が出来ていないと、適合する止水バルブを入手することが難しいですから、交換メンテナンスは慎重に行うようにしたいものです。いや~、風がもっと強くなってきました。そろそろ私も退散しなきゃ。

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名古屋直撃はないようですが・・・

台風21号

こちらは、3日午前11時現在での台風21号の進路予想です。

名古屋からは少し離れた位置を通過するようですが、それでも台風の東側に当たりますから、強い雨風が心配な状況に変わりはありません。

先日大雨被害のあった岡山辺りは、直撃に近い感じですからこちらは気の毒な思いです。

こういう台風が襲ってくる場合、どうしてもサッシやドアの周囲からの雨漏れは発生します。特に気密性のいい輸入サッシは、その分弱点となっている場所をめがけて雨水が侵入しようとします。

気密パッキンであるウェザーストリップに劣化が見られるようなサッシだと、その劣化した部分に隙間が生じますから、注射器の先のように水の勢いが増す感じになります。

外壁の割れや屋根の隙間も非常に細いヘアー・クラックだったりしますから、小さい分逆に風や雨水が勢いよく入り込むと思います。

家というものは、雨が上から降ることを前提に造られています。ですから、強い風で雨が吹き上げられるような状況には、あまり強くありません。(というか、そうなったら本来水や湿気が出ていく処が、逆に入ってくる処になってしまうのです)

こういう場合、人間の無力さを感じざるを得ませんが、どうぞ出来る範囲で台風に備えて下さい。被害を最小限にして、可能な限り補修を簡単に出来るようにすることが、私たちに出来る最大限の仕事だと思います。

やっぱり、スーパー台風対応の高耐久サッシは、今後導入していくべきものかも知れません。

<関連記事>: 台風・竜巻、空き巣に屈しない高耐久サッシ (2018年7月29日)

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早く対処をした方がいいですよ

マーヴィンのウェザーストリップ及び木部劣化

こちらは、昨日ウェザーストリップを交換しに行った輸入住宅のアルミクラッド・サッシ、マーヴィン(Marvin)です。

グライダーという片引きタイプの窓ですが、ご覧のようにウェザーストリップのフィンが千切れて殆どありません。

また、その内側になる窓枠の木部が、雨染みで真っ黒に変色してきています。触ると少し湿気った感じで柔らかかった印象です。

お客様は、ウェザーストリップが劣化した為に、建具と窓枠との間に隙間が生じて、雨水が入り込んだと思っていらっしゃるかも知れませんが、私はそれだけではないように思います。

今回は、ウェザーストリップの交換作業がメインでしたから、詳しく状況を把握するまでには至りませんでしたが、恐らく構造部分から雨が入り込んで裏側から木を劣化させているのではないでしょうか。

もしそうなら、このサッシの上側又は側面の外壁に何らかの隙間が空いていて、そこから雨が侵入し防水シートを越えてサッシ枠まで到達したと考えられます。

まずは、外壁やサッシ自体に亀裂などが入っていないかをチェックして、その上でサーモカメラなどで非破壊検査を実施するというのがいいかも知れません。

それである程度原因が特定出来れば、簡易に仮の防水処理を行って雨の道を塞ぎ、時期を見て本格的な補修を実施すれば何とかなりそうです。

確かに木部の劣化は相当進んでいますが、表面的にはまだ何とか使えそうな気もしますから、今のうちに早めの処置をして頂きたいと思います。これ以上になると、窓枠ごとの交換をするしか手はなくなります。

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