お知らせ : ページ 25

ヒンジが減ると、こうなります

岐阜県のお客様の玄関ドアを直しに行ったということで、何回かドアヒンジの記事を書かせて頂きました。

蝶番同士が擦れ合って、金属が酷く減ってしまったヒンジの様子は、ちょっと衝撃的でしたよね。

でも、ヒンジが減っただけであれば、恐らくお客様は何も気にされなかったと思います。それは、ヒンジの摩耗が直接的に暮らしに影響しないからです。

お客様にとって問題なのは、ドアヒンジが摩耗することによって玄関ドアが下がり、敷居(ボトムシル)や土間にドアが当たってくるようになって、ドアの開閉に支障が出る状況になることです。

また、ドアの下がりは、ドアのロック(鍵)の位置にも影響しますから、鍵が掛からなくなったり、掛けづらくなったことで無理な操作をして鍵自体をも破損させてしまう状況もあり得ます。

写真は、そうなったドアがアルミの敷居材を深く傷つけた様子です。軽く擦っただけであればいいのですが、ドアがゆっくり下がってきた状況で何度もドアを開け閉めしようと動かした結果、えぐれたような傷が付いてしまいました。

今はドアヒンジを交換すると共に、ドアの高さを上に戻すという調整作業を行いましたから、見事にドアが軽く動くようになりましたが、それまでは相当玄関から出入りするのに苦痛だったと思います。

皆さんももし玄関ドアの敷居に傷が付くようになったとしたら、まずはドアヒンジの状態を確認して、出来るだけ早くヒンジ交換とドアの調整をするようにして頂きたいと思います。因みに、重い輸入ドアを支えるドアヒンジの寿命は、15~20年です。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。

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輸入ドアヒンジ、あれこれ

昨日、玄関ドアの摩耗したヒンジについて記事を書かせて頂きましたが、ドアヒンジの種類について更にご紹介をしたいと思います。

輸入ドアに使うヒンジは様々な種類のものがあるのですが、一般的なものをいくつかピックアップして、写真に撮ってみました。

写真の中には2つ程摩耗して取り外した輸入ヒンジも入っていますが、そのどちらも20年近く交換しないで使い続けたものになります。

幅・高さ共102mmのものは、昨日記事で紹介した玄関ドア用の輸入ヒンジ。幅・高さ共89mmのものは、室内ドア用の輸入ヒンジです。

ここまで金属が摩耗していると、ドアが下に擦って開閉しづらくなるという現象が発生します。

ドアヒンジには、様々な幅や高さのものがありますが、102mm(4インチ)のものがスタンダードで、室内用は89mm(3.5インチ)が標準的です。

一部127mm(5インチ)という大きなものが存在しますが、これらは日本の輸入住宅向けに特別に作られたものと考えていいでしょう。

また、ヒンジの角もいくつかあって、四角い直角のものや僅かに角が丸くなったもの、大きく丸くなったものの3種類がありますが、ここの写真にはないタイプで、左右の蝶番の角が四角と丸という形で違っている非対称のものも存在します。

どうして角の形状が違うのかについては、私たちでもはっきりしませんが、ヒンジを取り付ける際はドアにヒンジの形で浅い彫り込みを入れてヒンジがずれないように固定します。

輸入のドアは、中が空洞になった日本製のドアよりも重いですから、そういう意味でもドアヒンジの固定は大切なのだと思います。

それから、ヒンジによっては上下が決まっているものがあったりもしますから、それも間違えないようにしたいものです。(上下があるものは、防犯対策として心棒が外れない構造のものだったりしますから、そういったものを選ぶことも安心に繋がります)

何れにしても、ドアヒンジは15~20年で交換すべき消耗部材です。交換する際は、形状や穴の位置が同じものを調達して、出来るだけドアの位置が新築時と変わらないようにしてやることが大切です。

ただ、新築時に取付け方法を間違ったり、失敗したりしているケースもありますから、専門家に相談しながら適切な施工をするようにして下さい。

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20年でここまで減ります

岐阜県のお客様の輸入住宅で、ドアヒンジの交換作業を行ってきました。

ヒンジ交換は、玄関ドアだけでなく、室内ドアのヒンジも交換してきたのですが、どれも5mm以上擦り減っていて、ドアが土間や床に激しく擦っている状態でした。

勿論、ドアが下に擦った状態では開け閉めが出来ませんから、ドアノブを持ち上げながらドアを上げた状態で開閉をしていたそうです。それでももう限界ということで、私たちにお呼びが掛かったという次第です。

写真は、玄関ドアの新旧ドアヒンジです。古いドアヒンジは、蝶番同士が擦れて酷く金属が減っていますので、黒い鉄粉が付いてヒンジが変色しています。ここまでよく我慢して使ってこられたなぁと、感心する程です。

交換用に持っていった新しいヒンジは、蝶番の間に金属のベアリングを装着してありますから、蝶番同士が当たることを軽減してくれます。

確かにこういうことをしてあると、ヒンジの摩耗は少なくなるはずですが、それでも毎日何度も開け閉めする場所ですので、15年くらいしたら、また交換して欲しいと思います。

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閉まりが悪いのも直しました

千葉県の輸入住宅に住んでいらっしゃるお客様の処にお伺いして、シングルハングサッシのバランサーを交換してきました。

輸入窓は、樹脂製のサーティンティード(CertainTeed)。

写真は、そのサッシに付いていたロック金物です。

バランサーを新しいものに交換して、交換時に必要な樹脂製のテイクアウト・クリップも経年劣化していましたので、一緒に交換してきました。

通常であれば、建具(障子)の開閉がスムースになったのを確認してメンテナンスを終了する処ですが、サッシに付いていたロック金物の調子が悪く、鍵がちゃんと掛からない状況でした。

このロックは、建具を下へ降ろすとカチッという音がして自然に鍵が掛かってくれるようになっているはずなんですが、カチッという音がしてくれません。

ですから、建具を上に持ち上げると簡単に窓が開いてしまう状態です。そこで、金物の掃除をしたり、潤滑剤をスプレーしたりしてメンテナンスを行った処、ちゃんと鍵が閉まるようになりました。

こちらのロック金物は、非常に珍しいタイプのものになりますので、交換部品を調達するのも結構大変ですが、壊れることが少ないような感じがしますので、こうしてメンテナンスをしてやれば長くお使い頂けるように思います。

ご依頼頂いたのはバランサー等の交換だけでしたが、ロックの調整まで余分にやってしまうのが私の性分なんでしょうね。

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古いマーヴィンのバランサー入荷

愛知県と岐阜県のお客様からご依頼を頂いたダブルハングサッシ用のバランサーが、入荷してきました。

輸入窓は、木製アルミクラッドサッシのマーヴィン(Marvin)です。

写真が今回入荷したバランサーですが、長さやバネ強度が違うものが2種類あります。

建具(障子)を載せるバランサー・ブリックが青いものは、長さが長くて強いバネ強度があり、白い方はバランサーの長さが短く軽いものを持ち上げるものになります。

マーヴィンのバランサーは、建具の大きさによって長さが異なりますし、建具の重さによってバネ強度が変わります。

最近まで日本向けに製造されていたダブルハング用のバランサーは、このタイプのバランサーとは違うものになっていますが、仕組みそのものは同じです。

ただ、圧倒的にこちらの古いタイプのバランサーが、国内では多く使われているでしょうから、マーヴィンの上げ下げ窓のメンテナンスをする際にはこのバランサーを調達する必要があります。

勿論、私たち ホームメイドは、お客様から頂いた情報を基に適切なバランサーをアメリカから調達することが出来ますから、マーヴィンのサポートがない現状でも大丈夫です。

ただ、取付けには経験や適切な工具が必要になりますので、やったことがないというお客様は、まずは私共のような専門家に施工をご依頼頂きたいと思います。

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大雨が降ると水が溢れてくる

静岡県のお客様から、雨が降るとベランダの輸入サッシから水が部屋に溢れてくるというご相談を頂きました。

輸入窓は、形状からするとミルガード(Milgard)の樹脂製スライディング・パティオドア(掃出しサッシ)のようですが、別の写真ではサッシに張ってある製造シールがサミット(Summit)になっていますので、ちょっと不思議です。

写真は、そのサッシの下枠レールに雨水が溜まっている状況です。ペアガラス内に付いている飾り格子が、水面に反射して映っていますから、水が下枠に相当溜まっているのが分かりますね。

もう少し詳しい情報がないとはっきりしたことは言えませんが、恐らく原因は排水穴にゴミや砂が詰まったことだろうと思います。

もしそうなら、それを除去して丁寧に掃除をしてやれば、問題は随分解決すると思いますが、中に詰まったゴミはある程度穴から出せても完全に出せるものではありませんので、常にゴミが入らないようにこまめに掃除をすることと、将来またゴミが溜り排水出来なくなるような場合は、再度穴の詰まりを解消する作業が必要です。

ただ、一連のメンテナンス作業は、ペアの強化ガラスが入った重いドアを外さないと出来ませんので、特殊な道具や専門知識がない皆さんでは難しいかも知れません。

これからの時代は、極端に雨風が強い台風や爆弾低気圧・線状降水帯といった気象が頻繁に発生すると思いますから、ちゃんとした窓のメンテナンスは欠かせません。

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位置調整が必修です

東京のお客様から、輸入サッシのロック・クレセントが欲しいというご相談を頂きました。

輸入窓は、樹脂で出来たアルパイン(Alpine)製のスライダーと呼ばれる引き違い(片引き)サッシです。

写真が、そのサッシに付いている破損したロック金物です。上に付いているはずのロックレバーが、根元からもげてしまっていますが、この部品は鋳物で出来ていますので、長い間相当な力が加わらないとこんなことにはなりません。

また、受け金物の方にもクレセントが回転した時に出来る黒い傷のようなものがありますので、回転部分が受け金物まで十分届いていなかったように思います。

引き違いの両方の建具の位置関係が悪いのか、ロック金物の位置が悪いのか、その両方なのかも知れませんが、それらを細かくチェックして、正しい位置に来るようにしてやらなければ、また近いうちに同じような不具合が起こります。

確かに壊れた部品を交換すれば直るように思われるかも知れませんが、これが破損した根本原因を直してやらなければ、結果だけを直しても何ら意味はありません。

お客様自身でそういうことが出来ないのであれば、私共のような専門知識がある人にお願いして、ちゃんと直してもらうことをお勧めします。急がば回れで、適当に直すよりも費用や手間を掛けて直した方が長く安心して使えますから、反って得だということをご理解下さい。

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輸入サッシのガラス交換

愛知県のお客様の処で、輸入サッシのペアガラスを交換してきました。

輸入窓は、木製アルミクラッドサッシのサミット(Summit)製。

豪華な半円窓が付いた2連のケースメントサッシですが、雨水がペアガラスの中に入り込んで、水滴や結露でガラスが曇ってしまいました。

通常アルミクラッドの木製サッシは、ガラスのみを交換することが出来ず、ガラスが入った建具(障子)ごと交換するケースが多いですが、サミットは既に会社そのものがなく、交換部材をメーカーから調達することも出来ません。

そこで私たち ホームメイドは、サッシの構造を調査しインチで出来たガラスの寸法等を採寸した上で、分解可能と判断し修理を引き受けることとしました。

勿論、分解時に破損させては分解する意味がないですから、慎重に作業を行って格子が入った新しいペアガラスを装着しました。

如何でしょうか、修理を完了した窓の様子は?雨漏りした建具は、一部木枠が腐っているものもありましたので、そういう部分は木を忠実に加工して作り直しました。

そうした部分への木部防水塗装も見事に仕上げていますし、屋外側のガラスも雨が入らないように防水処理を行っています。ですから、仕上がりはほぼ新品同様かそれ以上の防水仕様となっていますので、もう雨漏れで心配する必要はありません。

尚、ペアガラスは、遮熱タイプのLOW-E断熱仕様になっていますから、以前に増して室内は快適だと思います。

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きれいはきれいですが・・・

輸入の玄関ドアの塗装を行ったというお客様から、ご相談を頂きました。

玄関ドアは、塗装で木目デザインが表現出来るファイバーグラス製の輸入ドアです。

ドアの表面に線状の浅い彫りが入っていて、そこに木目を再現出来る専用の塗料を塗ってやると、素人の方では木製のドアと思ってしまうくらいに木目の感じが浮き出てきます。

今回の塗装の際には専用の塗料を使ったようですが、油性のベタ塗りの塗料を塗った感じに仕上がってしまいました。

鉄に塗るような油性塗料であれば、きれいに塗れたという感じなのでしょうが、本来木目を再現出来るという特殊な塗料だとすると、その性能や目的を達成していませんので、塗装は失敗と言えるかも知れません。

これを塗ったペンキ屋さんは、この塗料を塗るのは初めてと言われたそうで、如何に塗料を均等に塗るかということに専念した結果だと思います。

本物の木は、場所場所で色やツヤが違います。ですから、均一にきれいに仕上げてしまうと、人工的な作り物という感じが出てしまいます。

木目調のドアに専用塗料を塗る場合は、美術センスが必要です。色ムラを如何に作るか、彫りのある凹みに塗料を入れ過ぎないで影を如何に表現出来るかという仕事は、技術やセンスがないと難しいです。

木目を塗装で表現するなら、やはり経験のある私たちのような専門家に依頼するか、専門家が立ち会いの下でペンキ職人に指導して塗ってもらうかして欲しいですね。

これから塗り過ぎた塗装をある程度取って、再度木目に仕上げるのは結構大変だと思います。

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ロックレバーが簡単に回ってしまう

愛知県のお客様から、上げ下げ窓のロック金物がしっくりこないというご相談を頂きました。

輸入窓は、木製アルミクラッドのマーヴィン(Marvin)製ダブルハングサッシ。

写真は、そのロック金物をひっくり返して裏返しにしたものです。

装着されたバネがあることで、ロックレバーで鍵を掛けた時や鍵を解除した時にレバーが勝手に回っていかない状態を作ることが出来ますが、そのバネをレバーと連動させる為のピンの部分が折れてなくなっています。

この小さなピンがロックレバーの裏側に付いていることで、レバーの回転がバネで制御されるのですが、制御不能となったレバーは知らぬうちに動いてしまうような感じになります。

ここが壊れても鍵が掛けられないということでもないし、鍵を開けられないということでもありませんが、鍵を掛けたつもりでも何かの衝撃や振動で外れてしまうなんてことも起こり得る状態です。

輸入の上げ下げ窓のクレセント・ロックにはこうしたバネが仕込まれており、ロックレバーを「開」又は「閉」の位置から自然に動かないように制御しています。

もしバネが利いていない状態になっていたら、それはロック金物が正常に働いていない状態ですので、早めに交換頂くことが望ましいと思います。

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