お知らせ : ページ 410

日本のインテリアもペイントの時代に?

カナダの安全な水性塗料 PARA PAINTSで内装を塗装しようという啓蒙活動を、私たちはずっとやってきましたが、最近ケーヨーデイツーというホームセンターが、TVのCMで水性つやけしペイントの販売を宣伝し出した。

ビニールクロスの上から塗装して、部屋の模様替えをしようというストーリーなのだが、これを見て安価で簡単なペイント・リフォームをやってみようと考える人が増えるのは、大変いいことだと思います。ですから、大いに宣伝してもらいたいものです。

だって、こういうことって日本人は全然やれると思っていなかったのでしょうから、きっと新鮮で興味深いものになってくれるような気がしてなりません。

色のバリエーションはたった12色ですが、きっかけとしてはいいと思います。あとは、ドアや窓枠などを塗る際に使う8分ツヤのセミグロスがあるともっといいですね。

こういうリフォーム・リノベーションがブームとなって、2,400色があるパラペイントもどんどん問い合わせが増えるといいですが・・・(笑)だって、欧米では、こういうリフォームが一般的ですから。私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方は、ご相談下さい。

参考記事: パラペイントを使ったビニールクロスの部屋の模様替え

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軒裏の換気孔

屋根の軒には、こうした換気孔が設けられる。それは、屋根裏の部分や外壁の通気層に溜まった暖かくて湿気の多い空気を、屋根で一番高い棟部分から抜くために必要となる。出ていく空気だけだと、十分に抜けない。だから、空気がどこからか入る仕組みを作ってやる必要があるんだなぁ。

そういった意味で、雨が入りにくい軒裏に通気口があるのは、理に適っている。ただ、だからと言って、リスクがない訳ではない。台風のような暴風雨の場合、風が巻いて雨が下から上へと舞い上がってくることも考えられる。

これを回避するには、軒裏の換気孔を塞ぐしかない。万一起こるかもしれないことの為に、必ずやっておかなければいけない換気(通気)の仕掛けを設けないというのは、本末転倒。だって、屋根裏に湿気が溜まったら、そこにカビやダニが発生するばかりか、木材や金属も劣化します。自分たちの頭の上が、そんな状況になってしまったら嫌ですよね。そういう時は、仕方ないと思うしかないというのが、現状精一杯人間がやれることなんです。

所詮自然の摂理には人間の力は遠く及ばないということを、ちゃんと知っておいて下さいね。私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方は、ご相談下さい。

<関連記事>: 屋根裏及び屋根裏部屋の結露対策(1) (2007年9月1日)

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ゴールド色のシャンデリア #1708PB

PCの写真を整理していましたら、こんなのを見つけました。

名古屋市昭和区八事で施工したレンガのお城、F邸の階段を下から見上げたところです。

1.2mの幅で両側のハンドレールを付けたはずですから、階段室自体の幅は1.8mあったと思います。でないと、直径1.2mを超えるようなシャンデリアは付かないですもんね。

真っ白なハンドレールと整然と並ぶ白いバラスター。そして、薄いピンクのドライウォールの壁が織りなす幻想的な写真です。

シャンデリアは、キャンドル型の白熱電球を20個近く付けていますから、豪華ですよね。でも、この照明器具は、既に生産が中止されています。今、北米では金色デザインのものが少なくなってきているのです。(白熱球も、どんどん隅に追いやられて淋しいですぅ)

私は、このクラシックなデザインが結構好きだったんですけどねぇ・・・。但し、・・・うちの倉庫には、たった1セットだけこのシャンデリアの在庫があるのです。いや~、もの持ちですなぁ(笑)

多分、そのうちこれが付けたいというお客さんが表れるでしょうから、その時まで大切に取っておきま~す!こうしたデザインの輸入住宅をご希望の方は、ご相談下さい。

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#7400 Series, Wood Garage Door

ヨーロッパのお屋敷にある納屋が、3つ並んでいるようなデザインのWayne Dalton(ウェイン・ダルトン)社製木製ガレージ・ドア。

一見横に開く両開きのようですが、実際は上にオーバースライドするガレージ・シャッターなんですよ。非常に重い木製ですから、リフト・モーターやトーション・スプリングも強力なものを使っているはずです。だから、重厚感もあって、防犯性もいいのです。(外からガレージ・ドアを開けることは、不可能です)

ロートアイアンのフェイクのドア・ヒンジやハンマード・ノッカー(映画で玄関ドアを、鉄の輪でよくノックするのを見かけますよね)が付いていて、納屋のドアらしさを醸し出しています。

ドアのデザインをこうやってクラシックにしたり、北米のメーカーは遊び心がありますが、国産のシャッターは何故無機質なものが多いんでしょうね。ドアのガラスのデザインに合せて、建物の開口形状もアーチ状にするところも、手が込んでいます。

輸入資材の調達や輸入住宅の施工を希望される方は、ご相談下さい。

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高い技術があれば、レンガ積みに胴縁はいらない

住宅の構造体に外装材(外壁材)を張る場合、一般的に胴縁というものが用いられる。

レンガ積み外壁のように基礎から積み上げられるものと違って、サイディングやタイル張りは構造体に張り付くようにしか施工出来ないからだ。ただ、構造体にそのままサイディングなどを張ってしまうと、雨や湿気が外壁材の内側に侵入した場合、木材のカビや腐れが発生する。

だから、そういった外装材を木の薄板で出来た胴縁の上に釘で留めて、通気層を確保する訳だ。ただ、こういう場合の問題は、通常胴縁材は木材であり、胴縁にカビや腐れが発生する恐れがあるということだ。

そうなると、最悪の場合、外装材が脱落することとなる。まあ、20~30年で壊されることを前提にした住宅なら、そうなる前に家自体がなくなってしまうから問題ではないかも知れないが、100年住もうというなら気になるところだ。

また、サイディングやタイル張りといった外装材は、子泣きジジイのように非常に重く、構造体にとっては大きな負荷であり、地震の揺れに対しても不利という側面は否めない。

では、レンガ積みの外壁は、どうだろうか。先程も述べたように、積みレンガは基礎から積み上がってくる。

それも、通気層を確保するのに木で出来た胴縁は必要ない。カナダのレンガ職人の高い技術さえあれば、胴縁を入れなくても垂直・水平を確認しながら、1枚の面で出来たレンガ壁が出来上がるからだ。

レンガ積みの壁は、構造体から少し離れた位置に自立している訳だが、万一の腐食に強い亜鉛コーティングがされたブリックタイで構造体と緩やかに繋がれているから、地震の際でも構造体とレンガの外壁が同じ揺れ方をして崩壊を防ぐ。

カビや腐れ、構造体への負荷、脱落リスクの何れを取ってもレンガを積んだ外壁は、有利と言えるのではないだろうか。勿論、レンガ以外の外壁が悪いと言っている訳ではない。構造体を守るという点では、ちゃんと役目を果たしている。

だが、100年以上住むことを考えるなら、レンガ積みはリスクが最も少ない外装材であり、施工であることは間違いない。こうした私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方は、ご相談下さい。

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塗装の色は、微妙です

先日、パラペイントの注文を頂いた。

壁と内装枠やドアに塗るということで、壁用にはツヤなしの塗料、枠・ドア用には8分ツヤの塗料をそれぞれ調色して出荷した。その後、塗装を請け負った建築屋さんから連絡があって、枠・ドア用の塗料と見本サンプルの色とが違うとお客様から言われてどうしたものかという相談があった。

もしかしたらうちで調色の配合を間違えたのではないかと思い、塗料の出荷の際に記録で残してある塗料を確認した。それが、この写真なんだが、台紙の色の違いや均一に塗った状態のものとそうでないものとの違いこそあれ、ほぼ要求通りの色が出ている。

ただ、見本サンプルの色がツヤのない場合の色見本であり、実際に作ったツヤあり塗料とは光の反射で見え方が違って感じられる。

それは、絶対色の違いではなく、当たる光の加減や下地の状態の加減など、相対色としての違いなのだ。つまり、現場の状況や見る人の感じ方によって変化するという部類の色の違いと言える。こういう場合、塗料の製作側ではコントロールすることは不可能と言っても過言ではない。

特に、希望の色が極端に薄かったり、現場で隣り合う色が似た色合いだったりすると、希望の色が出ていないと思う可能性が高くなる。

そうかと言って、恣意的に調合を変えて調色しても、果たして好みの色となったかは分からない。やはり、私たち製作者側がやるべきは、絶対色の追究でしかないかも知れない。そういう色の不思議さが、ドライウォールの魅力でもあり塗装という難しさでもあるようだ。でも、一般の日本の皆さんは、塗装や塗料に慣れていないから大変です。

そこを理解することが、インテリアの豊かさなんでしょうね。私たちの考えや建築に共感され、Para Paintsの調達やドライウォールの施工を希望される方は、ご相談下さい。

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超低金利の昨今に、融資を受けない手はないだろうに?

Yahoo ニュースを見ていたら、現金で省エネ・耐震住宅へのリフォームをする場合に減税を拡充するという記事(朝日新聞デジタル)が掲載されていた。消費税増税によって冷え込むかも知れない消費を、何とか拡大させる為の手段だろうが、この低金利の時代に現金を出して住宅ローンを組まないなんて選択肢は、常識人ならないだろう。

確かに、円安で輸入する商品(食料品や石油製品)が値上がりし、インフレとなれば融資金利も上昇するかも知れないが、それでも以前の高金利の時と比べれば、超低金利と言わざるを得ない。パナソニックのような大企業でも、いつリストラや倒産の憂き目に遭うか分からない状況で、手持ちの資金をわざわざ使うという人はなかなかいない。

国民の眠っている預貯金を活性化させて、国内の経済活動に役立てようという気持ちは分かるが、預貯金がなくなるということは日本国債の信用の後ろ盾が減っていくということでもあるのだから、ギリシャのような将来の信用不安リスクが増大する。

国民に現金を使って欲しいということなら、融資の制度が活用できないようなものに減税をしてあげては如何だろうか。

カナダのように贈与税をゼロにして、親やおじいさんの財産を子供たちに渡すように誘導すれば、消費が比較的活発な若年層の不安を解消して、経済活動の活力となるのではないだろうか。

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住宅ローン減税5年程度延長で調整 -NHKニュース-

新年度・平成25年度の税制改正を検討している政府・自民党は、来年予定されている消費税率の引き上げで、住宅を購入する人の負担が増えることから、ことしの年末で期限が切れる住宅ローン減税を5年程度延長する方向で調整に入りました。

消費税率引き上げ法では、来年4月に予定されている8%への税率引き上げで重くなる住宅購入の負担を軽くするため、必要な措置を講じるよう求めており、これを受けて政府・自民党では、税制上の措置などの検討を続けています。

その結果、新年度・平成25年度の税制改正にあわせ、ことしの12月末で期限が切れる住宅ローン減税を、来年の1月以降、5年程度延長する方向で調整に入りました。
さらに、10年間で最大200万円となっている減税額の拡大や、所得が少ない人には住宅ローン減税だけでは負担軽減が十分ではないとして、新たに現金を給付する制度を設ける方針です。

政府・自民党は、住宅ローン減税の延長を決めたうえで、今後、具体的な減税額や給付制度を検討し、今月24日に取りまとめる予定の新年度の税制改正大綱に盛り込むことにしています。

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薬剤でのシロアリ予防はあり得ない。最高の予防は目視!

昨年(2012年)、NHKでアメリカ・カンザイ・シロアリの日本上陸を懸念するレポート番組が放送された。

日本で一般的なヤマト・シロアリの繁殖には、多くの水分を必要とするが、アメリカ・カンザイ・シロアリはある程度乾燥した環境でも生息できるというのが通説のようだ。(南方系のイエ・シロアリについては長くなりますので、またの機会に書かせて頂きます)

そういった点で、アメリカ・カンザイ・シロアリはどんな環境にも対応する怖い生物のように宣伝され、一般消費者に過剰に対処の必要性を呼び掛ける住宅ビルダーが多く存在する。

でも、その多くがシロアリの勉強もせずに、ただ消費者の恐怖心理を煽って仕事をしているという感じは否めない。

まずは、シロアリの予防・駆除剤についておさらいしておきたいと思う。現在防蟻・防虫処理で主流なのは、非有機リン系で蒸発値の低い「ネオニコチノイド系」であると思われる。(勿論、その他にもたくさんの薬剤が存在していますが・・・)

これらの薬剤は、自然の生態系に影響を与えるという観点からヨーロッパでは使用が禁止されている状況にある。この問題のトピックスとなったのが、ミツバチが激減した原因の一つとされていることだ。

ただ、これが原因の一つかも知れないということで禁止したからといって、ミツバチの問題が解決されていないことを考えると、全ての罪を被せてしまうのは危険でもある。天敵の増加や生殖機能の減衰、動植物の生態バランスの変化などを、薬剤一つの問題で片付けることは難しいと思う。

次に、最近よく使われるようになってきたのが、ホウ酸塩系の薬剤(ボロン)である。これは、腎臓を持つ生物が過剰に摂取しても自然に排出する。だから、人間やペットには安全であるというものだ。だが、これを主張する人々は、シロアリ以外の生物にとって安全かどうかを考えていないことも問題だ。

シロアリのような下等生物(高等、下等というのは、勝手に人間が言っているだけですが)は、ホウ酸塩を過剰摂取することで細胞レベルでエネルギー代謝できなくなって餓死することが分かっている。代謝という生命の基本プロセスに作用するので、進化しない限りシロアリが免疫を獲得することはまずない。

だから、シロアリにはホウ酸塩が有効であるというのだが、ネオニコチノイド系薬剤にしろ、ホウ酸塩系薬剤にしろ、殆どが木材の表面に塗るだけであって、木材の中まで薬剤を浸透させるという加圧処理を施してはいない。(土台のみ、薬剤が加圧注入されたCCA材が使われることが多い)

写真は、ネオニコチノイド系薬剤を塗布した1階の壁の柱材をヤマト・シロアリが食害した様子だが、表面処理だけではすぐに突破されて、木材の中に簡単に侵入できることがこの写真でよく分かる。シロアリは毒を食べて死ぬのだが、次から次に生まれてくるし、害があろうがなかろうが、かじられるものをどんどん食べ続けるのが、彼らのDNAに刷り込まれた本能なのだ。

ホウ酸塩系薬剤の効果は、シロアリが薬剤の付いた木材を一旦食べて、それを排出できずに死ぬことを前提にしているのだから、ホウ酸塩系薬剤を塗布すれば食べられないというのは、妄想だと誰でも理解できるはずである。(食べ物が周りにない場合、死ぬから食べないという知能も持ち合わせていない)

また、アメリカ・カンザイ・シロアリには、ホウ酸塩系薬剤が効いたというレポートがアメリカで報告されているが、実験自体が自然の状態で行われていないという点で疑問が残る。

シロアリは、コロニーと呼ばれる蟻道空間を含めて生物として生息していると言えるのだが、シロアリ単体をそこから取り出してしまったり、コロニーの一部となった木材を切り出したりして、実験が行われているのが実情だ。その状態では、シロアリは混乱した異常な環境にあり正常な行動が取れないという点で、自然に存在する安定的なシロアリと行動が異なると考えるのが、正しいと思われる。

あと、気になるのは、先にも述べたように安全と言われるホウ酸塩系薬剤を塗布した構造材が一般化した場合、その家屋が解体・廃棄された時にシロアリ以外の虫や下等生物の生息にも大きな影響を与えないかという点である。シロアリは、本来枯れた木を土に戻すという役割を自然界で担っている訳だが、防蟻処理された材木が大量に廃棄されることで、シロアリが自然界で絶滅に追い込まれること自体を危惧すべきである。

先にも述べたように、腎臓を持たないあらゆる昆虫も、体内にホウ酸が入ると、代謝に必要な物質(補酵素)と結合する事で代謝がストップし、結果細胞そのものが餓死してしまうことも忘れてはならない。また、その効果は消えず、水によっても自然界に溶け出すのである。(雨に濡れることを前提に建築する2x4工法等の木造住宅では、雨でホウ酸塩が土壌に流れ出してその効果が薄まる)

まさに、ミツバチの二の舞になりかねないのだ。自然界には、不必要な生物などいないのであるが、人間のエゴで害虫にされている昆虫が、如何に生態系で重要な役割を果たしているかを理解すべきである。

私たちも薄いホウ酸を塗布したセルロースの断熱材を使うが、それは予防を目的としているのではなく、万一食害に遭った場合の進行を緩和・抑制することを目的としている。また、ホウ酸の難燃性を利用して、万一の火災被害の抑制効果も期待している。だが、度を越した使用や間違った宣伝は、いいことではない。正しい知識と節度ある利用が必要なのだ。セルロースの断熱材は外装後に施工されるので、雨に濡れることはないし、家が解体されてもリユースが可能なのだ。だから、必要以上に自然界に流出・廃棄されることもないのである。

ホウ酸は、自然界に存在する。しかし、産出する地域は小さく限られており、ゴキブリ駆除のホウ酸団子程度の使用なら広く環境に影響を与えることはない。だが、自然に存在するものは、全て安全だというのは正しくない。建物に使われて広範囲に被害をもたらしたあのアスベスト(石綿)も、ローマ時代から使われている自然素材なのだ。

不勉強で中途半端な知識しか持たない住宅メーカーや工務店が、なんと日本には多いことか。彼らが盲信を世間に流布するのは、非常に危険としか言いようがない。何ら調査もしないで予言を信じたり、マヤ暦の終末説で世間を煽る人たちと、どこに違いがあるでしょうか。

シロアリは、非常に弱い生き物なのである。蟻道をちょっと壊されてしまうだけで、それ以上先には移動できない生物だということを覚えておいて欲しい。

だから、家の基礎まわりを1週間に1回見て回り、蟻道が基礎に上がってきていないか確認すればそれでOKなのだ。勿論、半年か1年に1度は床下も覗いてみると更に安心だ。奈良法隆寺の木造建造物が千年建っていることは、蟻道さえなければ、薬剤を使わなくてもシロアリの被害には遭わないという証拠である。

もし基礎や床下に土で出来た細い道が不自然に上に延びていたら、それが蟻道であり、それを指で壊してしまえば、建物には侵入しないのである。

建物の床下が心配であれば、ベタ基礎にして土の中のコロニーと床下とを隔絶しておけば、いくら基礎の下にコロニーがあっても問題とはならない。(床下を持たないようなスラブ床の建物は、シロアリに対してリスクが大きいということでもある)

また、基礎の表面に発泡性の断熱材パネルを張る工法があるが、基礎とこのパネルとの間にシロアリが蟻道を作る場合、人間が目視出来ない状況が生ずることとなるから、これもリスクが大きいと考えるべきだろう。明るさが苦手なシロアリは、断熱パネルの表面には決して出てこないのだ。だから、外断熱工法で外装材と建物構造との間に発泡断熱パネルを施工することもリスクがあることを覚えておくべきだ。

シロアリは、柔らかな発泡性断熱材を簡単に食べてしまう。勿論、食べても栄養にはならないのだが、進化的に下等なシロアリはそんなことは分からないし、食べやすいからその侵入速度は普段より早くなるのである。

彼らは、食物ではない断熱材をも食べることから、お読みの皆さんも薬剤の塗布された木材が食べられることを容易に想像し得るはずである。

そして、日本に輸入される北米産の構造材の多くは、チャンバー内で高温乾燥されたKD材であるということを知っておく必要があるだろう。生物的に弱いアメリカ・カンザイ・シロアリが材木内にいたとしても、長時間高温状態の中にいれば死滅してしまうのだ。こうすれば、薬剤を用いる必要もないし、安全に駆除できるのです。

よって、2x4工法の輸入住宅に使う構造材に紛れて、アメリカ・カンザイ・シロアリが侵入することは全くあり得ない。古い木製家具を購入した消費者や価格の安い無乾燥のグリーン材を使う工務店だけが、そのリスクを心配する必要があるのかも知れないが・・・。

また、アメリカ・カンザイ・シロアリが日本国内で生息拠点を確保し、それを広げているという話を私は聞かない。つまり、マスコミや住宅メーカーがその危険を消費者に訴えているだけで、実態性に乏しいということも付け加えておきたい。彼らの多くは、私同様実際に自然界で繁殖している様子すら見たことがないでしょう。もし私の話に疑問を感じるなら、そう言ったビルダーに詳しく質問してみて下さい。(将来、そうなる危険まで否定はしませんが・・・)

上記を納得頂いた賢明な皆さんには、シロアリの生態をちゃんと理解し、シロアリを正しく怖がることが、最大の予防であるとお分かり頂けるはずである。

自然にシロアリが嫌がるヒノキやヒバを土台に使ったり、シロアリが侵入しにくいベタ基礎を施工したり、素材や構造を工夫をすることでのシロアリ対策は可能です。安全な環境でシロアリとも共存していく寛容さが、私たちには必要ではないでしょうか。

こうした私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方は、ご相談下さい。

<関連記事>:やっぱり、薬は体に悪そうだよなぁ~ (2013年5月31日)
<関連記事>:防蟻処理をしなくても、日本の寺は建っている (2014年7月13日)
<関連記事>:木の細胞繊維であるセルロース断熱材 (2006年12月25日)
<関連記事>:ホームメイドが使う土台の木は? (2013年3月20日)
<関連記事>:広範囲な駆除は、シロアリを食べる黒アリまで殺します (2018年1月16日)

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人間の作ったものは、手入れが必要

会社を興してすぐですから、もう10年以上経ちますが、相変わらず美しいレンガ積みの外壁を見せる東海市 F邸。

外観だけでなく、内装も相当気合を入れて作りましたから、本当によく出来たおうちだと我ながらしみじみ思う年の瀬です。

さて、今回、毎年恒例の年末のご挨拶にお伺いした際に洗面の水栓金具の蛇口から、水道がポタポタ落ちるというお話を伺いました。

カナダの水栓金具は、ゴムパッキンでなく、セラミックバルブを使用していますので、半永久的に交換する必要はないと言われていますが、水道に異物が混入しているとバルブに挟まってセラミックを傷つけてしまうことがあるのです。また、レバーを強く締め過ぎても破損します。

そうなると、蛇口から洩れてしまうことがありますので、今回もそういった原因かも知れません。カナダの水栓金具は、デザインも美しく、耐久性もあると思いますが、一生メンテナンスが必要ないということはありません。

どうぞ大切にお使い頂いて、少しでも長くその美しさを楽しんで頂きたいものです。その為の努力こそが、メンテナンスだと思います。

因みに、この写真に写っている輸入洗面水栓は、Aquadis(アクアディス)社製。輸入洗面ボウルは、Kohler(コーラー)社製アーティスト・エディションのプレーリーフラワー・デザインです。家のメンテナンスでお困りの方やこうしたデザインの建築をご希望の方は、ご相談下さい。

<作品紹介>: レンガ積みの家 憧れの洋館 ~F邸~

<関連記事>: 微妙に違うセラミック・パッキン (2015年5月23日)

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