お知らせ : ページ 106

建物と土間ポーチとの境い目が危ない

昨日、一宮のお客様の処へ伺って、玄関ドアのドア枠の交換を行ってきました。

ドア枠は、シロアリに喰われて何ヶ所か穴が明いた状態にまでなっていましたから、どこまで中が喰われているか心配でした。

状況によっては、壁なども剥がさなければならないということもありますから、お客様としても心配だったと思います。

写真は、玄関ドアの吊元のドア枠を外した様子です。ドア枠の下地となっていた構造材の2x4が見事に喰われてボロボロになっています。この様子を見ると、中の方までずっと喰われているような気になりますが、実際はこの2x4材が1本喰われていただけで、その奥は全く無傷でした。

その点では不幸中の幸いでしたが、このトラブルの原因は、玄関ポーチのタイル土間と建物内のタイル土間との間にあるのが一般的です。両方の土間は、それぞれ別々に土などを入れた上で、モルタルを流し込んで表面を固めた状態でタイルが張られています。

つまりタイルの下は土がある為、シロアリたちが通路(蟻道)を作りやすい構造になっていますし、土間同士の境い目には何らかの隙間が生じていることから、そこを伝ってシロアリが上がってきてしまうという問題が生じます。

玄関ポーチを建物から少し離して作るとか、ポーチの高さを建物の土台よりも低い位置にするとか、建物内は土間にせず床を組んだ上にタイルを張るとかいった工夫をすれば、敷地内のシロアリが建物に侵入するリスクは少なくなります。

シロアリの習性をしっかり把握した上で、どういった構造にするかをちゃんと考えてくれる住宅会社に依頼をしないと、何十年か後にこうしたトラブルが発生するかも知れないのでご注意下さい。

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少し遅れ気味です

静岡県のお客様から修理の注文を頂き、先日入荷してきた窓の建具の防水処理を行っています。

サッシは、旧ハード(Hurd、現シエラパシフィック)社のダブルハングなんですが、数がいくつもありますし、上下建具以外に両サイドのジャムライナーも防水塗装等を行わなければならず、結構時間が掛かっています。

勿論、この作業以外にもお問い合わせに対する返信や電話をしたり、修理メンテナンスに出掛けたり、部材の調達調査や収まりの検討などいろいろな業務をこなしていますから、思うようになりません。

とは言え、仕事の手を抜いたり、手の掛からない材料を使ったりすることは出来ませんから、時間や手間が掛かっても地道に作業を続けるしかありません。

パラペイントのティンバーケアで2回防水塗装をする前に、木の毛羽立ちを抑える為に細かなサンドペーパーで表面を滑らかにしたり、出荷時の汚れを落としたりして、それから、ガラスやウェザーストリップに塗装が付かないように養生用のマスキングテープを張らなければなりません。

塗装は塗ればいいというものではなく、その前段階での準備や作業が最も大切で時間が掛かる仕事なんです。普通の輸入サッシ修理業者であれば、窓に建具等を装着してから塗装を行いますから、これだけ丁寧で手間の掛かる作業は出来ません。

倉庫や作業スペースを持っているホームメイドくらいしか、こんなことはやらないと思いますが、その分お金は儲かりませんね(笑)お客様には作業が遅くなっていて申し訳ありませんが、今暫くお待ち下さいませ。

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直るかどうかはやってみないと分かりません

名古屋市にお住まいのお客様から、キッチンの水栓の調子がおかしいということで、同じもので交換したいという相談を頂きました。

水栓自体は気に入っていらっしゃるようですし、他の水栓金具がうまくこのキッチンに納まるかどうか心配だということで、全く同じ製品を取り付けて欲しいということでした。

このキッチン水栓は、デルタ(Delta)社のワンタッチ水栓で、水栓に触れると水が出たり止まったりするというスグレモノです。

ただ、こちらの水栓は、キッチンカウンターなどに触った時にも作動してしまい、頻繁に誤作動を起こしてしまうといった問題を抱えています。(現在は、正常に作動しているようですが、突然不具合が起きる感じです)

メーカーでは相当慎重にテストをした上で製品化しているでしょうから、電磁波(静電気)の影響や電子基板へのゴミ等の付着、配線の仕方といった施工環境の問題であることが推測されます。

同じ製品であっても、長い間メーカーは改善・改良を続けているでしょうから、現在販売されているものの方が、誤作動を起こす可能性は低くなっているかも知れません。

ですから、新しいものに交換するということは、問題解決の可能性があるかも知れませんが、こればかりはやってみないと分かりません。

取付けした水道業者さんは、あまり慣れた人ではなかったようですから、配線が配管にも絡んでいる感じがして、こうした問題点も交換時に解消していきたいとも思っています。

お客様にもそういった事情やリスクをお話しして、それでも施工をお願いしたいと言って頂けるのであれば、ご協力させて頂こうと考えています。

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金曜の準備です

以前からご相談を頂いていた玄関のドア枠の交換作業が、ようやく今週の金曜から始まります。

材料のアメリカからの入手に時間が掛かってしまったのと、直前に大工さんが手を怪我してしまった為にスケジュールが延期となっていました。

こちらは一宮にお住まいのお客様で、玄関ポーチや土間の中から這い上がってきたシロアリにドア枠を喰われてしまいました。ドア枠以外がどのくらい喰われているのかは、開けてみないと分かりませんが、状況を見ながら修理をしていくつもりです。

施工を行う前に、今日は新しいドア枠にパラペイントで塗装を行いました。今回用意した枠材は、木製ではなく木を粉にして樹脂と一緒に成型した腐らないドア枠と飾りのブリックモールディング。

プライマーで下塗りを施した状態で、上塗りを2回行って仕上げとなります。パラペイントは水性塗料ですから、油性と比べて乾くのも早く、1日あれば塗装も完成してしまいます。

また塗料がポタポタ下に落ちたり、飛び散ったりしませんから、それ程養生をしておかなくても、周囲をあまり汚すこともありません。パラペイントは塗装の載りも抜群ですし、仕上がりも本職のペンキ屋さんと見分けは付かないくらいです。

ドア枠を交換するということですから、古いドアヒンジや気密材のウェザーストリップも交換して、ドアの開け閉めの具合も調整します。勿論、玄関ドアは丁度いいアンティークさ加減ですから、既存のものをそのまま使う予定です。

時には困ったことが起きるのがおうちですが、それをメンテナンスのチャンスと捉えて、きちんとした状態に戻すことが家づくりだと思います。

因みに、シロアリの駆除剤をお客様が十分撒いて頂いているようですから、虫は既に退散していなくなっているはずです。原因となる施工は直すことは出来ませんが、工夫出来る範囲内で対処を行うつもりですからご安心を。そうは言っても人間は自然に敵いませんから、どんな家でも注意は必要です。

<関連記事>: 建物と土間ポーチとの境い目が危ない (2021年11月13日)

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ミルガード製アルミサッシのロックレバー部品の破損

兵庫県のお客様から古いミルガード(Milgard)製のアルミサッシに付いているロックレバー(ハンドル)が欲しいという相談を頂きました。

このレバーは、横に開くケースメントや下が開くオーニングと呼ばれるサッシのロックに使われています。

本体はアルミの鋳物のようですが、ロックを掛ける際にレバーと窓枠との間に入る台座部分が樹脂で出来ている為、経年劣化で割れたりします。

写真は、まだ割れていないもののようですが、既に黒く変色してきていますから、そろそろ危ないかも知れませんね。この台座部分は、ロックレバーを窓枠に固定する為に必要な部品である為、なくなったり欠損したりすると鍵を掛けられなくなります。

そういった点で大切な部品なんですが、寿命は20年くらいかも知れません。古いミルガードの窓以外、このロック部品を使用している窓メーカーはあまり見たことがありませんから、なかなか手に入れるのも大変です。

それにしても、このロックレバーを今日清須市のおうちに取り付けてきたばかりです。続く時は、やっぱり続くもんですね。あと、このロックレバーを取り付けるビスも非常に特殊ですが、これの調達もホームメイドなら大丈夫です。(錆びないステンレス製)

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今日は一日修理三昧

愛知県常滑市で朝9時半から日が暮れるまでサッシの修理をしてきました。

輸入サッシは、カナダ キャラドン(Caradon)社製のケースメントとスライダー(引き違い窓)。

ケースメントは、装着されているオペレーター、ウィンドウヒンジ、ハンドル、ロック金物とほぼ全ての金物類を交換しました。

錆が酷く、オペレーターアームも曲がっており、相当無理して使っていたという感じですが、その原因は砂埃かも知れません。

砂ボコリがすごい場所で、サッシの枠には砂ボコリが溜まった状態になっていましたから、それが金物の動きを邪魔して窓の開閉が相当重くなっていました。

また、砂ボコリは雨が降ると水を含む為、金物類を錆びさせてしまいます。小まめな掃除を定期的にすれば、ある程度こうした状況を防いだり、劣化を遅らせたり出来るのですが、建てた工務店も掃除のことなどお客様に案内しておりません。

実は、砂ボコリは溜まって水を含むばかりか、窓枠に明けられた排水穴を塞いでしまいます。そうなると、外に雨が排出されませんから、室内側に溢れてきます。

台風などで強い雨風によって窓枠から室内に雨漏れしてきるというトラブルは、ほぼ掃除不足が原因と考えられます。

写真は、引き違いサッシの可動建具側に装着されているプラスチック製の固定ラッチ。20年もすると紫外線によって、粉を吹くくらい劣化してきます。

こうした部品は、建具の両サイドの上端辺りに付いているのですが、これが機能しなくなると建具が窓枠から外れてきて危険です。

今回こうした部品や戸車も全て交換しましたが、新築時のようにスムースに動くようになって、あまりの違いに奥様もビックリでした。

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コテージのようなウッドデッキ

三重県四日市市のお客様の北欧系輸入住宅について、メンテナンス及びリノベーション工事がようやく完成に近づいてきました。

雨が多かった夏の天候の問題によって、職人さんたちの段取りがなかなかうまく回らなかった為に、この時期にまでずれ込んでしまいました。

ただ、期日に間に合わせる為に、仕事を疎かにしたり、突貫工事ではしょったりすることはやりたくなかったですから、お客様にはご迷惑をお掛けしましたが、じっくり施工をさせて頂きました。

そのお陰で、お客様と施工中も職人さんたちとあれこれ納まりやデザインを相談しながら、このウッドデッキも作り上げました。腐らない木のエコアコールウッドをふんだんに使い、乳白色のポリカーボネートの屋根を載せたウッドデッキです。

腐らない木ですから、基本防水塗装をする必要もないのですが、敢えて柱材はティンバーケアの白い塗料で塗り、床材はナチュラルクリアのティンバーケアと着色剤の水性ステインを使ってブラウンに仕上げてみました。北欧の湖のほとりに建つ爽やかな輸入住宅って感じがしませんか?

屋根は直射日光や紫外線もカットしますから、この季節はご夫婦で外で朝食を召し上がって頂くというのもありですし、風を感じながら本を読んだりパソコンで仕事をしてもいいですよね。勿論、道路側からは見えないように目隠しの壁も付けましたから、洗濯物を干してもらっても大丈夫です。

素材のいいものを使い、気遣いの出来る大工さんや職人さんに施工をして頂きましたから、少し費用は掛かりましたが、一生腐る恐れがなさそうなオシャレな屋根付きウッドデッキなら、費用対効果は相当高いと思います。やっぱり、樹脂製のデッキ材では、これだけの質感は出せないですよね。

<関連記事>: パラペイントできれいになりました (2021年10月2日)

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ギュッっと締めちゃダメですよ

先日、京都のお客様の洗面水栓を修理した際の様子です。

水道工事用のプライヤーやインチ対応のレンチを駆使して、カートリッジバルブを交換していきます。

こちらの水栓金具は、ヤスダプロモーションという会社が販売している輸入水栓なんですが、クラシックなデザインの為か輸入住宅がお好きなお客様の洗面でよく見掛けます。

カートリッジバルブは、国産水栓の止水パッキンと同じ役目を果たしますが、小指程度の力でレバーを動かすだけで、ピタッと水が止まります。

ただ、そうした水栓金具に慣れていない日本人は、レバーを強く回して水を止めようとしてしまい、セラミックのバルブを破損させてしまうことがよくあります。軽く動かすだけで水が止まるように作られていますから、無理な力で回す必要はありません。

輸入水栓の水漏れの多くは、使い方を誤ったことによって起こります。でも、そういうことを住宅メーカーも工務店も引渡しの際に教えてくれませんから、お客様が破損させてしまうのは止むを得ないですね。

今回は、カートリッジバルブの交換のみをご依頼頂いたのですが、排水フタのポップアップもうまく作動していなかったので、それも調整してあげました。

長く使い続けるのであれば、ちゃんとした状態にして使わないと将来壊れてしまう可能性もありますから、そういったメンテナンスはやっておいて越したことはありません。

まあ、このポップアップの問題は、当初施工した水道屋さんが輸入水栓の知識がなく、変な取付けをしてしまったことが原因ですけどね。建てた住宅メーカーも、施工では半分素人みたいな業者さんだったのかも知れませんが、お客様はお気の毒です。

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これも国内では既に販売されていないようです

札幌のお客様からスウェーデン トラリッドフォンスター(Traryd Fonster、トラリッドフェンスターと呼ぶ場合もある)社製の回転窓(オーニングタイプ)の鍵の部品が破損したのか、サッシが開閉出来ないという相談を頂きました。

最近、スウェーデン製のサッシの問い合わせが続いていますが、やはりそういった案件が連続するタイミングがあるのでしょうか。

2004年に新築されたおうちのようですが、この窓を輸入していた販売代理店も撤退してしまったらしく、日本では取り扱いをしている会社がないとのことでした。

ご案内頂いた状況からすると、金物に内蔵されていると思われるギアが欠損していて、それが引っ掛かってロックハンドルが動かなくなったのではないかと思います。(写真は、開閉出来る他の窓を参考として撮影頂いたのだと思います)

実際には遠い現地を見に行って調査を行った訳ではありませんから、確実なことは外してみないと分かりませんが、おおよそそれに近いトラブルが原因ではないかと思います。

ただ、私の予想も外れることがありますから、ロックに関係する全ての金物を調達して、それを全て交換するというやり方の方がベターな気がします。だって、適当に予想したものだけを輸入して、取付けてみたら違ってたではお客様に迷惑が掛かりますからね。

もう少しお客様から詳しい情報を頂いて、これならスウェーデンの現地の人でも分かるだろうという状態にしてから、調達の問い合わせをしてみたいと思います。

それにしても、こういうトラブルの方が他にも何人かいらっしゃるということらしいので、やはり不具合が発生する原因があるはずです。

北米の輸入サッシでも、ロックの破損は金物にゴミやホコリが付着して動きが悪いまま使い続けたり、建具が歪んだ状態で窓を閉めたりすることで正常な位置でロックがされなかったということが多いです。

これを修正する為にロック以外の部分もチェックして、それをメンテナンスしてやることをしなければ、将来また同じ問題が発生するかも知れませんよ。

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こんなのそのうち千切れちゃうよね

昨日長野県のお客様の別荘にお邪魔して、SP Snickerier社のスウェーデン製輸入サッシのメンテナンス調査をしてきました。

30年近く前にノルディスカヒュースによって建てられた建物ですが、然程傷んでもおらず、いい状態が保たれていました。

三角に開く窓が印象的で可愛らしい雰囲気を醸し出しますが、やはりサッシの建具枠とガラスとの境目に施工されている防水パテの劣化が今回のメンテナンスの最も大きな課題です。

まあ、それでも時間と手間を掛ければ何とかやり直すことが可能ですから、問題はないと思います。

ただ、別荘地ですから外部足場を立てるとなると結構大変ですし地の利もないですから、地元の業者さんにご協力を頂きながら作業を進めるしか方法はありません。それでも、この冬を越した来春に修理を行う予定ですから、いろいろ検討する時間は山ほど残されています。

そんなおうちですが、サッシの調査の際にこれは予備部品を取っておいた方がいいだろうという部分を見付けました。それは、三角に開いた窓を畳む際に、2つの建具が開かないように固定する為のカンヌキ部品です。

丁度、ヒンジ(蝶番)の心棒のようなプラスチックの部品なんですが、プラスチックであるが故にそのうち割れたり千切れたりしてくることが予想されます。

この機会にこうした消耗部品も一緒にスウェーデンから取り寄せて、今後何十年か心配なくお使い頂けるようにしておくのも、私たち ホームメイドの役割です。

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