各社で違う輸入ドア・ラッチ

各社で違う輸入ドア・ラッチ

昨日、ドアノブ・メーカーが違うと、使われているラッチの形状が違うという記事を書きましたが、実際にラッチを見てみましょう。

並べてみたのは、Kwikset(クイックセット)、Weiser(ワイザー)、そしてTaymor(テイモア)のドア・ラッチ。どれもフェース・プレートが頭の部分に付いたタイプを比べてみましたが、フェース・プレートがないドライブ・イン・ラッチも各社用意をしています。

全体的な形状としては、どれも同じ大きさではありますから、輸入のドアに開けられたノブ穴にはどのラッチでも挿入出来るようになっています。ただ、ドアノブとラッチとでメーカーが違う場合、部品の互換性はあまりないと考えた方がいいでしょう。

それは、ドアノブ(ドアレバー)を回すと回転するトルク・プレート(回転軸)の形状が各社で異なっている為、トルク・プレートが差し込まれるラッチの穴もそれに合致したものでなければならないのです。

つまりドアノブとラッチは、同じメーカーのものを使うのが、輸入のドアノブでは基本となります。こういうことを知らないと、消耗品のラッチを交換する時に全然ドアノブに入らないなんてことも起こります。

輸入住宅にお住まいの皆さん、どうぞ気を付けて下さいね。ラッチが壊れたら、すぐに交換出来ないかも知れません。そういう場合は、セキュリティで不安を抱えることになりますから、ドアの開閉がおかしいと感じたら、私たちのようなビルダーに相談して部品の準備をしてもらって下さい。

殆どのビルダーさんは、自社で部品の在庫を持っていませんから、すぐに取り付けしてもらうという訳にはいきません。北米から取り寄せる場合、輸入費用が比較的少ない船便なら2ヶ月、費用が掛かっても早く欲しいというなら航空便で2週間必要です(あくまで、メーカーに在庫があればの話ですが・・・)

因みに、これら以外にも北米の輸入ドアノブ・メーカーは、Schlage (Dexter)やEmtek、Baldwin、EZ Setなんて会社もあります。

<関連記事>: 古い輸入住宅のドア・ラッチ (2019年2月23日)

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