いいものは、古くなっても味が出る

いいものは、古くなっても味が出る

リフォーム及びメンテナンスの相談を頂いてお邪魔した春日井市にある輸入住宅 H邸。

こちらの輸入住宅を建てた住宅メーカーは、まだある会社なんですが、輸入住宅の事業そのものは今はやっていないといった状況だそうな。そこで、お客さんは、輸入住宅の専門知識や経験があるビルダーを探していたという。

また、この家を建てたのは別の方で、築年数が浅い状況でその方から譲り受けたそうな。そのおうちも10年以上が経過し、至るところ補修等が必要になってきたのだが、まともに輸入資材のメンテナンスが出来る住宅メーカーがいないというので、NETでうちを見つけて相談に来られた。

見ず知らずの小さな輸入住宅ビルダーですから、最初は半信半疑といったところだったでしょうが、私の輸入住宅に掛ける思いやメンテナンスの手法などをお話させて頂き、最後には心を許して頂けたのではないかと思います。

そうした中、実際のおうちの状態を見せて頂く機会を頂き、お邪魔しました。きれいにお使い頂いているし、自分たちでも出来るメンテナンスはしてきて頂いている状況で、全体的にいい状態です。

でも、アルミクラッドの窓だけは、ガラスと窓枠との防水処理が悪かったのか、交換や手直しを含めて対処する必要を感じました。ただ、北米の窓メーカーは、既に他社に吸収されたのか存在していないので、ちょっとだけ大変です。

さて、お邪魔した際に撮らせて頂いた写真のドアについて、少し解説してみましょう。

赤身が多い部分に少し白太が入った部分が見受けられますね。このドアの木は、何だか分かりますか? これは、日本では通称「米松」と呼ばれるダグラスファーという木で作られています。(でも、本当は松ではないんですよ)

10年以上経っているのにこの美しさがあるのは、やはり無垢材だからでしょうか。

私たちは、こうしたダグラス・ファーの室内ドアも使いますが、最近はヘム・ファー(ベイツガ)で作られたドアを使うことが多くなっています。ダグラスファーのような赤身はあまりありませんが、木目が優しく価格も比較的お値打ちになるということから、ヘムファーを標準的に採用しています。

でも、ダグラスファーも味がありますよね。このアメ色に変化してくるのがたまらないです。何れにしても、無垢の木製ドアは何年か経った時に本領を発揮します。

塩化ビニールのシートに木目を印刷した仕上げの国産ドア(フラッシュ・ドア)でも5万円以上はする時代です。もう数万円出して、本物の木製ドアを選んでもいいんじゃないでしょうかねぇ。こうした私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方は、ご相談下さい。

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追伸:輸入ドアは、無垢の木製ばかりではありません。国産ドアのように中身が空洞のものは、数多く存在します。こういったドアをハローコア・ドア(Hollow Core Door)と呼び、北米のホームセンターで1万円程度で売られています。ただ、どのメーカーのものでも規格サイズで作られている為、いつでも誰でも簡単に新しいものに交換出来るので、いつもきれいなインテリアを保てるのです。但し、使い捨ての感は、否めませんね。

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