ここまで来たら建具交換

ここまで来たら建具交換

ガラスの隙間からの雨漏れと思われるハード社ダブルハングサッシ

静岡県のお客様からハード(Hurd)のダブルハングサッシについて、メンテナンスのご相談を頂きました。

新築されたのが平成4年ということですから、今年築28年を迎える輸入住宅になります。

随分いろいろな傷みがあるようで、特に建物の東面と南面のアルミクラッドサッシに木の腐りが多く発生しています。

そのうちの一つが、写真の窓。アッパーサッシュの木部に黒ずみがあって、下窓との召し合わせの木枠の上に水が乾いて付着したような汚れが見受けられます。

こういう場合、国産サッシであれば、冬場室内で加湿した暖かい空気が、外気で冷たくなった窓に接して結露を起すのが原因と考えますが、断熱性が高く調湿効果のある木製の輸入サッシでは冬場の結露はまずありません。

輸入サッシで一番リスクが高いのは、やはり屋外側のガラスと建具枠との接点から雨が建具の内部に侵入することだと思います。

たまに、アルミ枠同士のつなぎ目からの侵入もありますが、それはガラスとの接点からの雨漏れが拡大して派生的に発生したトラブルであることが多いかも知れません。

何れにしても、この状態になると、黒くなった木部を指で押すと柔らかくなっているのが分かりますし、召し合わせの部分などは建具の木枠の脱落が始まっている場合もあります。(黒ずみ程度なら、ガラスの防水だけで修理完了というケースもあります)

幸いハードのアフターメンテナンスは、会社を吸収合併したシエラ・パシフィック(Sierra Pacific)社が引き継いでくれています。ですから、サッシの製造時期や大きさ、品番などの特定が出来れば、交換用の建具の入手は比較的容易です。

但し、現在製造可能なダブルハングの建具は、古いものと若干形状が異なっていますから、上窓だけの不具合だとしても上下両方の建具と両袖のサイドジャムの交換が必要です。

ただ、今回のサッシの問題は、建具のトラブルだけで起きている訳ではないかも知れないので、家自体の根本的なメンテナンスをしないと単なる対処療法で終わってしまうかも知れません。

お金はを掛けて直すなら、ちゃんとその原因部分まで手を入れないといけませんね。その詳細は、またの機会にお話しします。

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