お風呂場の木製サッシ

お風呂場の木製サッシ

お風呂場のアンダーセン社ダブルハング

こちらの輸入住宅では、アンダーセン(Andersen)社のダブルハングを浴室の窓として長年使っていらっしゃいました。

お風呂を使った後、ちゃんと換気をして頂いていたのか、建具(障子)の木枠が腐ってしまうというトラブルはありませんが、ご覧のように塗装は剥げてカビや染みが全体的に見受けられます。

温かく湿気った空気や水分が多い浴室に木製サッシを使うということがよくないことは、誰の目からしても明らかなはずですが、古い輸入住宅ではこうした施工はよくあったようです。

木部の塗装も内装用のニスを塗ったり、シッケンズのような防腐塗料を塗ったりしたようですが、基本的にどれも防水性が長く持つものではありませんから、すぐに悪くなってしまいます。

今回は、劣化したバランサーを交換すると共に、建具の木枠の表面をサンドペーパーである程度きれいにしてから、パラペイントの白いティンバーケアで防水塗装をしてあげようと考えています。

ティンバーケアは、ナチュラルクリアのものもありますが、ここまで黒くなった木を元通りにするということは出来ませんから、敢えて白く塗装することで、清潔で爽やかな雰囲気を出そうと思います。

網戸も新しいものに交換する予定ですから、メンテナンス後は相当気持ちよくなるはずですよ。家づくりは、新築時の計画や施工も大切ですが、その後のケアはもっと大切です。

それを担うのはお客様自身であり、それをサポートしてくれる専門業者との二人三脚がなければ、長く快適に暮らしていくことが難しいですから、その覚悟と将来計画が必要とされます。

<関連記事>: 浴室の木製サッシを防水塗装 (2019年10月4日)

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。

※ 「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。古い日付の記事は、内容や価格が更新されている場合があります。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。

| カテゴリー: メンテナンス   タグ: , , , , , ,   この投稿のパーマリンク

コメントは受け付けていません。