気密スペーサーが飛び出してきた

気密スペーサーが飛び出してきた

玄関ドアのエッチングガラス

こちらは、シンプソン(Simpson)社製玄関ドア エンプレス(Empress)のエッチングガラスです。

今はこのデザインのガラスは廃番になってしまいましたが、輸入住宅ブームの際にはよく使われた玄関ドアでした。

今回お客様からお送り頂いたこの写真ですが、ガラスの枠から何か黒いゴムのようなものが飛び出てきているのが分かりますか。

ペア又はトリプルガラスの気密を確保する為のスペーサーと呼ばれるゴム状の材料ですが、何故か伸びてガラスの方にまではみ出してきました。

あまりこうした状況は見受けられませんが、温度の変化や材料の劣化、接着の不具合などの原因でこうしたトラブルが発生したと思われます。ガラスには特に問題はないのですが、こういう場合はサッシのペアガラスと同様に、ガラスごと交換しなければ直すことは出来ません。

ただ、廃番になっているような商品だと、修理用の在庫部材がなくなってしまう可能性もありますから、同じエッチングガラスやステンドグラスが手に入らなくなることがあるかも知れません。今回は、ドア・メーカーにはガラスの在庫はなかったのですが、米国の流通業者が在庫を持っていたのが幸運でした。

こういう状況がいつもある訳ではありませんから、交換が必要な不具合がありましたら、私たちのような専門業者に早めに相談することが大切かも知れませんね。

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