最近は、これを付けなくなりました

最近は、これを付けなくなりました

玄関ドアのボトム・ウェザーストリップ

玄関ドアは常に人が出入りする処ですし、すきま風が入りやすい点では気密性を上げたい場所でもあります。

そういった観点から、輸入ドアの四方のドア枠にはウェザーストリップと呼ばれる気密パッキンが装着されているのです。

そして、雨が吹き込みやすいドア下の隙間に対処する為に、輸入住宅ブームの際に建てられたおうちにはボトム・ウェザーストリップと呼ばれる雨返し材(防風材)が取り付けられるのが普通でした。

ただ、この材料には長めのフィンがいくつも付いていて、これがボトム・シル(敷居材)に当たってドアの開閉に支障をきたすという問題がありました。

そうした状況から、今ではこのボトム・ウェザーストリップ自体をドアには取り付けしないで、ボトム・シルに付けられたウェザーストリップだけで防水・防風・気密の性能を確保しようという方向になっています。

ただ、ドアの建て付け施工が悪かったり、長い間の使用でドアの位置が正常な状況でなくなったりしてしまうと、これらの性能が発揮されないことにもなってしまいます。

当然、ウェザーストリップは緩衝材の目的もあり、ウレタン樹脂が採用されていますので、そのうち縮んだり小さくなったりしてきます。ですから、10年程度で新しいものに交換する必要もありますよ。

今でもボトム・ウェザーストリップは供給可能ですが、そういった状況ですから、メンテナンスの際にはこちらは交換しない方向でいった方がいいかも知れません。

<関連記事>: 玄関ドアのウェザーストリップの交換 (2017年4月27日)

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