輸入サッシのチェックポイント

輸入サッシのチェックポイント

輸入サッシのチェックポイント

今夜から明日朝の未明に掛けて、大型で非常に強い台風21号が名古屋付近にやってきます。

皆さん、外で飛ばされそうなものの片付けや避難時の持ち出し袋の用意など、事前の準備はお進みでしょうか。

さて、今回は古いサッシのチェックポイントの一端をご紹介したいと思います。

こちらは、ミルガード(Milgard)社のシングルハング樹脂サッシですが、まず樹脂の窓フレームの下に明いた穴を注目して下さい。これは、サッシのフレームや建具(サッシュ)の隙間から雨水が侵入してきた時に、雨水を外に逃がす役目を果たしています。

ですから、この穴から雨が入らないかと心配して、防水コーキング等で穴を塞いでしまったり、ゴミが中で詰まっていたりしたら、その機能が失われてしまいます。

こうした穴は、樹脂サッシだけでなく、アルミクラッドの輸入サッシでも設けられていたりしますから、台風が来る前にチェックしておいて下さいね。

次に窓の周囲に張られたスライス・ブリック(レンガ・タイル)ですが、レンガを壁に接着する為のモルタルが施工されています。よく見ると、窓とモルタルとの間の処理が不十分で、隙間が空いているのが分かりますね。

こうなっていると、窓の周囲から雨が侵入して、家の構造体に影響が出たり、最悪室内にも水が侵入することがあります。勿論、サッシの周囲には防水シートや防水テープが張られているはずなんですが、剥がれてきていたり張り方が悪かったりすれば、雨漏れやシロアリ侵入のリスクが生じます。

最後は、雨漏れには関係ない部分ですが、網戸のスクリーンが白く劣化してきています。こうなると、いくらグラスファイバーの網であっても破れてきてしまいます。10~15年経った輸入サッシの網は、逐次交換するようにして下さい。

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