壁を作らないなら、補強しよう!

壁を作らないなら、補強しよう!

天井の梁

こちらの写真は、吹抜け玄関に設けられた2階の手摺。

美しいパインの無垢材で出来たバラスター(子柱)が、リズミカルに並んでいますね。

その上に設けられた天井の梁(ハリ)型は、およそ長さ3.6m。吹抜けに面した2階の廊下を開放的に見せる為に、開口部を大きく明けたデザインにした為、高さ30cm程度の梁が必要となりました。

この部分は、丁度2階の屋根の軒ラインに当たる処で、2階の部屋の構造区画を成す重要な場所なんですね。2x4工法の場合、四角い構造区画をいくつも組み合わせて1つの家としての耐震強度を高めます。

四角で仕切られたラインの壁を構造壁(耐力壁線)と呼びますが、そのライン上に大きな開口を設ける場合は、天井に梁型補強を入れることで、上からの重量を受けたり、四方の壁の強度バランスを保ったり出来るようになります。

目線よりも上に来る梁型ですから、それ程気にならないとは思いますが、天井もつながっているように見せたいと考えている人は、何でこんなところに梁が出っ張っているの?と文句を言うかも知れません。

梁型を出さない方法もあるにはありますが、梁型は建物の耐震性や耐久性にとってはなくてはならないものですから、家のプランをする際は安易になくさないで下さいね。

勿論、耐力壁の必要量というものがありますから、梁型ばかりでもダメですよ。家は、自然の摂理で造られています。何でもバランスが大切ですね。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。

※ この「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。古い日付の記事は、内容が更新されている場合がありますので、出来るだけ新しい記事を参照下さい。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。

| カテゴリー: プランニング   タグ: , , ,   この投稿のパーマリンク

コメントは受け付けていません。