色落ちしたブルースのフローリング

色落ちしたブルースのフローリング

色落ちしたブルース社フローリング

最近のフローリングの殆ど全ては、ウレタン塗装と呼ばれる樹脂コーティングを表面に施したものとなっています。

ウレタン塗装は、水にも強く色の変化もしないという長所を持っていますが、反面湿気を吸ったり吐いたりするといった木の呼吸作用を阻害するというデメリットも存在します。

国産の合板フローリングのように、既に木としての特性を失ってしまった床材にはウレタン塗装は有効ですが、私たちが使う無垢の木製フローリングにはやはりオイル系の塗装の方が向いているかも知れません。

ただ、最近は無垢のフローリングでもウレタン塗装のものが主流になりつつあり、オイル仕上げの床材は少なくなってきているというのが現実です。

輸入住宅ブームの際に流行ったブルース(Bruce)やロビンス(Robbins)社のオーク・無垢フローリングは、鉱物オイル系WAX仕上げでしたから、梅雨時のように湿気のある時期でも床がベトベトすることもなく、快適な室内環境を守ってくれました。

ただ、WAXを塗っただけの床材ですから、水が付くと写真のようにWAXが浮いて白くなってしまいます。勿論、すぐに水を拭き取ればこうなることは防げるのですが、家事をしながらだったり、小さな子供さんだったりすると、そのままになってしまうこともしばしばですね。

ただ、こうなったからと言って心配することはありません。

汚れやごみを丁寧に除去した上で、私たちが取り扱っている「Dura Seal」というクリーナー・ワックスを塗れば、徐々にその美しさは戻ってきます。

着色されていないナチュラルな床材には、ナチュラル(ニュートラル)を。そして、茶色に着色された床材にはダーク(コーヒーブラウン)をお勧めしています。手に入らなくなったブルース専用のワックスに代わる無垢の床材専用のオイル系ワックス塗料をお求めの方は、是非お使い下さい。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。

<関連記事>:ブルース・フローリング用ワックス、入荷! (2015年2月26日)

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